ジューンベリー収穫できず

6月になり、そろそろジューンベリーの実の収穫時期なので様子を見に行ったところ、殆どの実が破裂したような姿になって食べられる状態ではなくなっていました。(下の写真参照)


最初は鳥に食べられたのかと思いましたが、鳥に食べられたにしては実が残りすぎています。また、熟していない実も破裂している事から、何故だろう？と実を観察していたところ、犯人が判りました。カメムシです。1匹のカメムシがジューンベリーの実にくっついて果汁を吸っているのを現行犯でみつけました。1匹だけじゃないだろうと思って木を揺すってみると、次々と飛び立っていくカメムシの姿が・・・
それで、破裂した実の推測がつきました。キーポイントはカメムシが開けた穴と、ここ数日の雨です。
大抵の果肉が柔らかい果実がそうですが、果実は水を吸うと中の果肉が膨張し、果皮が裂けて中の実が出てきてしまうという性質があります。しかし、穴が開いていなければ水を吸って破裂することはありません。そこでカメムシが開けた穴が問題になるわけです。つまり、カメムシが開けた穴から雨水が入り込んで、果実が破裂してしまったものと考えられます。

破裂した実の推測がついたとはいえ、今年はどうしようもないので、来年からはネットをかぶせてカメムシ避けをしたいと思います。


▼過去の関連記事
2011/06/16 → ジューンベリーと、ハスカップの収穫

家庭菜園で育てた、とちおとめの実を初収穫

今年から育て始めた、栃乙女（とちおとめ）の実が熟したので収穫しました。

栃乙女は栃木県の登録品種だった為、一般販売されておらず、栃木県以外では栽培できない品種でしたが、去年2011年11月21日に1996年から続いていた品種登録期間が切れて苗が全国で販売されるようになり、一般人でも購入できるようになりました。


かなりデカイです。この前収穫した、昔ながらの苺(たぶん幸の香？)より、2～3倍増しの大きさでした。
写真の右上に穴が開いていますが、これは、もっと熟させようと収穫を2日程遅らせた結果、痛んでしまい、ダンゴムシに捕食された痕です。この裏側は4分の1程傷んでいます。
捨てるには勿体無いので傷んだ部分を取って食べたところ、バランスの良い酸味と甘みが口に広がり幸せな気持ちになりました。流石我が県が誇った元登録品種といった食味です。

ちなみに、イチゴで日本一の生産量を維持する栃木県は、栃乙女を超える新しい品種、「栃木i27号」を開発。2011年11月23日に発表しています。
→ asahi.com（朝日新聞社）：【栃木】ポスト「とちおとめ」　新品種を開発 - 食と料理
→ ポスト「とちおとめ」誕生――栃木県、新品種「栃木i…‐全国農業新聞

ビックリグミが豊作、そしてジャム化失敗

昨日、土曜日昼間の話ですが、ビックリグミが熟したので収穫しました。


このビックリグミは、確か15年以上昔から我が家にある古株ですが、毎年沢山花がついても実が生るのは数個だけで、ここまで実が生った姿を見たことはありません。それ程今年は大豊作でした。
過去3年間ジベリン処理をしても効果無かったので、豊作は諦めていたのですが、まさか豊作を諦めた翌年に豊作になるとは思いもしませんでした。うーん、何が豊作の要因なのか判らないな・・・。


これで収穫量の半分です。大きいもので1個約5.4gの重さがありました。
尚、凹んでいるのは、ゾウムシによる食害痕・産卵痕です。豊作だったのにも関わらず、ほぼ全ての実に痕がついているのには参りました。産卵痕とも書きましたが、幼虫が入っているのを見たことが無いので、おそらく殆どが食害痕だと思われます。どちらにしても見た目が悪いだけで食べるのには問題ありません。

ボナンザピーチ(ドワーフピーチ)について詳しく調べてみた

今年4月に購入してから鉢植えで育てている、矮性の桃、ボナンザピーチ（ドワーフピーチ）ですが、実を収穫したら地植えにする事を考えています。
今回、このボナンザピーチを地植えにしたら実際にどれくらい大きくなるか？など、詳しく調べてみたので、記事にしてみたいと思います。

ボナンザピーチについて詳しいサイトは無いものかと調べていると、ボナンザピーチの栽培の本場である海外で、ボナンザピーチを販売している下記の販売サイトを発見しました。
→ Bonanza Dwarf Peach Tree - Peach Trees | Peach Trees - Flowering - Willis Orchard Company
海外では『Bonanza Dwarf Peach Tree (ボナンザ ドワーフ ピーチ ツリー)』か、『Bonanza Peach Tree (ボナンザ ピーチ ツリー)』の名前で呼ばれているようです。
Dwarf (ドワーフ)が、『矮性』という意味ですね。

説明を読むと、木の大きさについて書いてあり、「(木の)成熟時に高さ5-6'に達する真の遺伝的矮性の桃」と書いてある事が判ります。
アメリカはフィート表記なので、5-6'というのは、1ft＝30.48cm×5～6ft＝152.4cm～182.88cmの事でしょう。
他のサイトでもボナンザピーチは最大約5feetになると書いてあり、この大きさは日本国内で出回っている情報の、「1.5m～2m程度にしかならない」という情報とも合っています。
　
このサイトには、地植えで沢山の実をつけているボナンザピーチの木の写真も掲載されており、一緒に写っている男性の身長が170cm～200cmの範囲だとしても、同程度の高さに収まっている事から、木が成熟しても桃の木としてはかなり低い木になるという事がよく判りました。

他に、品種特性についても書かれており、「収穫期は6月下旬、熟すと甘くジューシーな黄色の果肉を持っていて多量生産できる」と書いてありました。この情報を信じるならば、今育てているボナンザピーチの実の味に期待が持てそうです。
(※追記：何年か育ててみた結果ですが、完熟させても甘みは薄く、美味しくも不味くもないという微妙な結果が続いています。ジューシーな黄色の果肉を持っていて多量生産できるという点では情報と同じで、甘い実が出来たという日本の方の記事もあるので、まだ希望は捨てていません。)

栽培可能地域は、アメリカ南部や、太平洋湾岸の暖かい地域で、冬の寒さが厳しいニューヨークもギリギリOKの様です。緯度で言うと、およそ北緯37°(N37°)より南が栽培可能範囲になり、日本だと南から栃木県の北の県境辺りまでが栽培可能地域になります。(下図参照)



植え付け土壌は、下記サイトによるとpH4.5～7.5の水はけの良い酸性～中性土壌が適しているそうです。
→ How to Care for a Bonanza Dwarf Peach Tree | eHow.com

リンゴ、アルプス乙女の地植え栽培開始と、鉢植え栽培のその後

鉢植え管理中のアルプス乙女に加えて、地植えでもアルプス乙女を育ててみることにしました。
地植え用に購入したのは、M9矮性台木接木アルプス乙女です。


樹高約1ｍの立派な苗なのですが、接木部分が気になりました。カルスらしき塊がかなり肥大しています。これは、大丈夫なのか？と心配になりましたが、上に接がれたアルプス乙女の部分が異常無く成長しているので、問題ないと判断。庭に植えつけることにしました。
今年の実の収穫は無理なので、来年に期待です。


こちらは、鉢植え管理中のアルプス乙女接木苗ですが、結局、受粉木無しで実が付きました。付いた実は7個と少量ですが、生育は順調です。


→ 姫りんご（ヒメリンゴ） “YDアルプス乙女” 1年生 接ぎ木 苗 果樹苗木 果樹苗

▼過去の関連記事
2012/04/30 → アルプス乙女(鉢植え管理)の花が満開
2011/11/12 → 果樹の追加と、挿し木の成功