するめを食べながら覚え書き
河川敷を探すこと数十分、枯れたヨシが地面を覆っている場所が多くて中々みつかりませんでしたが、枯れたヨシが無い開けた場所にセリが群生しているのを見つけました。
細長い葉はヨシで、その間に生えているギザギザした葉っぱがセリです。
天ぷらで食べましたが、セリの良い香りがして美味しかったです。
虫が殆ど居なくて、ヨシなどの他の草も伸び始める前だったので、セリ採りとしては丁度良い時期でした。
2020/04/22追記:2019年の大雨による土砂を伴った増水と、その後の増水対策工事により、この採取スポットは完全消滅しました。。残念。
■ ドクゼリの見分け方について
セリを採る時に心配なのは、時折、中毒者を出してニュースになる『ドクゼリ』を間違って採取していないかどうかという事です。
特徴は分かっているので間違えるハズが無いとは思っているのですが、慢心すると危険なので、改めて復習しておきたいと思います。
▼ドクゼリと、その他の情報
まず、ドクゼリについて大変参考になるサイトさんの情報を紹介します。
→ 自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ドクゼリ|厚生労働省
厚生労働省によるドクゼリの毒成分の詳細な情報です。
症状は、「嘔吐、下痢、腹痛、目眩、動悸、耳鳴、意識障害,痙攣、呼吸困難など」とあります。
→ 東邦大学薬学部|薬用植物園|中毒事例|
生え始めのドクゼリの写真が見れます。
生え始めだと葉が丸っぽい様で、確かにセリと間違える人は居そうです。
→ 北海道 植物(草花)- ドクゼリ (毒芹)
→ 農研機構- ドクゼリ
ある程度育ったドクゼリの写真が見れます。
ここまで育つと間違える事は無いでしょう。
個人的には、タラの芽の葉っぱに似ているなと思いました。
→ 毒草による食中毒
→ seri-to-dokuzeri.jpg (JPEG 画像, 1024x768 px)
根茎と根の伸び方の一例です。
但し、ここまで根茎が育っていないドクゼリもある様なので、根茎だけで判断しないほうが良さそうです。
→ シーバス電脳日誌 ロードバイクでサイクリングも : サイクリング ミズバショウ群生地とドクゼリ - livedoor Blog(ブログ)
若いドクゼリの根茎写真の一例です。
これは結構分かりやすい根茎ですが、もっと真っ直ぐで太っていない根茎もある様なので気を付けて下さい。
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ここからは、セリの仲間とセリの情報です。
→ 水生植物図譜- セリ科
細長い葉を持つ準絶滅危惧種のエキサイゼリの写真が見れます。
他にもサワゼリという絶滅危惧種のセリがあるようです。
→ ハーブ1 パセリ・セリ/ぱせり・せり/和蘭芹・芹 | やさい*くだもの図鑑
スーパーなどで買える栽培された芹(セリ)と、野生で育った地芹(ジゼリ)の比較写真が見れます。
栽培されたセリは茎が長いですが、確か・・・料理に使いやすい様に栽培方法で長さを調整しているという様な話を昔、TVで観た様な気がします。
→ セリ採り(千葉) - 美味いもん処@東京下町
私が撮影した写真と同じく、群生しているセリの写真が見れます。
→ 山菜に詳しい方、教えて下さい! - Yahoo!知恵袋
→ カルクウ.blog 春の七草を集めて粥に
ドクゼリの根茎を切ると現れるタケの様な節は、セリとの見分け方の1つとして有名ですが、ある程度成長したセリの幹を切っても似たような特徴が見られるので、戸惑う要素になっている様です。
▼セリの特徴のまとめ
この日採取した、食べられるセリの写真を紹介します。
サイズは約25cmで、割と成長したセリです。
続いて、前項の情報と私の経験から、食べられるセリの特徴をまとめてみました。
- 指で潰すとセリの香りがする。
- 背丈が小さい。
- 葉っぱが丸みを帯びている。
- 葉茎が短い。
- 茎を切っても中がほぼ詰まっているか、僅かに中空がある程度。
- 根は、細い根があるだけ。
- 根の近くの茎を割ると、タケ状の節がある事がある。
迷いそうな特徴について写真にコメントを入れてみました。
特に節の部分については、ドクゼリの特徴として知られている為、セリ取りに慣れていないと迷いそうです。
ドクゼリの節は茶色や緑色でゴツゴツしており、よく「芋っぽい」外見と比喩されます。
※2017/05/25追記
節を確かめる為、庭でバケツ栽培中のセリを半分に切断してみました。
切断したのは約35cm程に成長した2本です。
切るとセリの良い香りが漂いました。
そして、どちらにも節と空洞があるのが分かります。
拡大。
更に拡大。
ドクゼリほど空洞は広くないですが、節だけで見極めるのは難しそうです。
斜め横から。
成長が不十分だと、地上部だけで見分けがつかない場合もありそうなので、セリは根ごと採って総合的に判断するのが良さそうです。
根ごと採ると来年の採取に影響しそうですが、一帯のセリを根こそぎ採らなければ問題は無いかと思います。
(増え方は種と地上茎があって、条件が整うと増殖は早いです。最初の写真を見ると分かりますが、こぼれ種から発芽したと思われる小さな芽が確認できます。)
「根ごと持ち帰るのはちょっと・・・」という場合、サンプルとして数本だけ根を採り、セリと確認できたら元に植え戻して葉っぱだけ採取するという方法もあります。
根を見ても判別できなかった場合など、採取したセリの見分けに少しでも不安がある場合は、諦めて食べない方が良いでしょう。
2022/04/28追記:
本当なら、これが近場で見つけたドクゼリです!\ババ~ン!/
・・・と、いう感じで実物のドクゼリを踏まえて再編集したかったのですが、この記事を書いてから8年、毎年のように、思いつく限りの川沿い、沼地、用水路沿い、休田地を散策したものの、ドクゼリは全く見つける事が出来ませんでした。
ドクゼリを見つけるのが春のライフワークになってきているので、引き続き探索続行中です。
※他に気をつける事
▼ドクニンジンに注意
セリ科の植物はセリとドクゼリだけでは無く、他に有名な所では、山菜で知られるシャクと、シャクに似た有毒のドクニンジンもあります。
→ シャク - Google 画像検索
→ ドクニンジン - Google 画像検索
山菜採りに慣れていないと、セリと間違える事もあるかもしれません。
シャクの場合、香りもセリに似た香りがあるので尚更です。
問題なのはドクニンジンで、その毒は古代ヨーロッパで処刑に使われていた程。
誤食による国内での死亡事故も起きています。
違いとしては、シャクは葉などを潰すとセリに似た香りがあり、ドクニンジンには嫌なニオイがある事、シャクには根本にハカマと白い毛があり、ドクニンジンには無い、といった違いがあります。
尚、ドクニンジンは、主に北海道で帰化した外来植物とされていますが、本州でも確認されているので気をつけて下さい。
ちなみに、こちらは2017年4月15日の散策で見つけた群生ですが、シャクでもドクニンジンでもありません。
シャクの特徴であるハカマが見られないながら、葉を潰して香りを嗅ぐとセリっぽい香りがするので、恐らくヤブニンジン、ノラニンジン(野生化したニンジン)だと思われます。(※他の植物の可能性も有り。)
これらは、花や実まで観察出来れば判別出来るのですが、この時期はまだ新芽しか無く、判別できませんでした。
→ ヤブニンジンに似た仲間 ※花と実での判別には、こちらのサイトさんが参考になります。
また、シャクは、山菜採りに慣れていないと毒性をもつキンポウゲ科の植物とも間違える可能性もあるので、見分けに自信のある方以外は手を出さないほうが良い山菜かと思います。
▼マムシに注意
山菜スポットは無いものかと河川敷を散策していたら、毒ヘビであるマムシ(ニホンマムシ)に遭遇してしまったので追記して置きます。
→ 2017年4月15日に遭遇したマムシ(※苦手な方も居ると思うので、一応、別リンクに。)
変温動物なので、活動する為の日光浴をしていたものと思われます。
追記:後日、改めて散策しに行った所、役所による「マムシ・ハチ注意」の看板が建てられていました。
→ マムシ - Google 画像検索
マムシは、日本全国に生息しており、注意が必要な毒ヘビです。
毒ヘビで有名な沖縄のハブと同じクサリヘビ科で、ハブと生態は似ていて草ヤブの中を好み、近くを通ると噛みつかれる可能性があります。
対策は、草ヤブに近づかず見通しの良い場所を散策する、長靴・厚めのゴム手袋を着用する、ちょっとした散策でも一人で行動しない、ヘビの毒を吸い出す吸引器と救急連絡用のケータイ、スマホを持ち歩くなどです。
もし噛まれてしまった場合、吸引器がある場合は使用し、無い場合は安静にしてスグに救急車を呼んで下さい。昔の映画やマンガなどで見た事のある口で毒を吸い出す行為は不適切です。
噛んだのがマムシでは無い可能性もある為、可能ならば、噛んだヘビの写真を撮影しておくと治療がスムーズに運びます。
もし、記事に間違った部分があればコメントでツッコミを入れて下さい。
後、ゲームでは別なHNでプレイしているので、何処かでryuunさんを見かけても別人です。
isai V30+ (2017 au版LGV35)
Fire HD8+(2020 64GB版)
iPad mini5 (2019 Wi-fi 256GB版)
iPad mini6 (2021 セルラー 256GB版)
→ 詳細は別リンク
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