Logicool VX-Rが断線したので修理

先日、Logicoolのマウス『VX-R』が、机から落ちた拍子に電源が入らなくなり使えなくなってしまったのですが、修理出来たので記事にまとめておきたいと思います。


故障箇所の特定は早かったです。
マウス裏の電池ボックスを開けて電池を取り外すと、すぐ下のリード線が根本から切れているのが分かりました。

どうやら、この部分のリード線に" 遊び "が無いのが原因で、電池を受け止めていたリード線が落下の衝撃で下に引っ張られて断線してしまった様です。
個体差かもしれませんが、電池とリード線が接触するような構造はどうなのかと思いつつ、断線した箇所を改めてハンダ付けすれば直りそうなので、簡単な修理で済むなとホッとしました。

しかし、狭い電池ボックス内のリード線を、ピンセットで掴んで固定しながら、ハンダごてを入れるのは中々大変です。
実際、何度かトライしたのですが、ハンダごてが電池ボックスに当ってしまい、危うく電池ボックスが熱で変形して蓋が閉まらなくなりそうになってしまったので、マウスを分解して直す事にしました。

(※分解は、ソール下のヘックスローブネジを外す必要がありますが、詳しくは前に書いた分解記事を参照下さい。)
→ Logicool VX-Rの分解と掃除

分解直後の写真を撮り忘れてしまったので、修理途中の写真からとなります。

(※赤い線がリード線で、赤い点線の部分が元々のリード線があった部分です。)

分解してみて更に問題が発生。
黄色矢印の部分のリード線に余裕があったので、その余裕を同じ故障がおきない為の" 遊び "に使って再接続する予定でしたが、リード線が黄色い丸の部分が接着剤でガッチリ固定されており、無水アルコールや、接着剤用の剥離剤を使っても上手く剥がれてくれませんでした。
仕方無いので、ペンチで引っ張って力技で剥離したのですが、予想以上にリード線がボロボロに。。
念の為、リード線を青い線の部分で切断して、別なリード線を用意して繋ぐ事となりました。
(※手頃なリード線は、手持ちのジャンクパーツから拝借。)

まぁ・・・『急がば回れ』とはこの事で、最初から黄緑色の線の箇所で切断して、リード線を追加すれば良かったという結果です。
(＠_＠;)

そして、修理完成したものは以下。

緑色のリード線が継ぎ足した部分で、しっかりと" 遊び "を持たせて接続しました。
リード線を固定していた部分は、残ったリード線の被覆をカッターで取り除いて、接着剤で改めて固定しています。
後は、電源が入る事を確認して組み立て直し、修理は完了となりました。

電源が入らなくなってしまった時は、いよいよマウスの買い替えかな？と思ったのですが、使い慣れたマウスを手放すのは惜しかったので、修理出来て良かったです。