2014年9月9日のスーパームーンを観測

何年か前にニュースサイトやTVで取り上げられて以来、知名度が急上昇したスーパームーンですが、2014年は、7・8・9月と、3回もスーパームーンを見れる機会がありました。
しかし、7・8月は、うちの地域では曇って見ることが出来ず終い。
9月9日も曇りがちでどうなるかと思いましたが、晴れ間から大きくて明るいスーパームーンを見る事が出来たので、記事にしておきたいと思います。

▼マイクロムーンとスーパームーンの差

→ ScienceCasts: A Summer of Super Moons - YouTube

こちらは、NASAがYoutubeに投稿したスーパームーン動画からの1カットです。
左が一番遠ざかった時の月(Micro Moon)で、右が一番近付いた時の月(Super Moon)となります。

『スーパームーン』と、凄そうな名前で呼ばれていますが、普段と比べてサイズが2倍違うという事は無く、マイクロムーンと比べてもサイズ差は14%で、明るさは30%増しです。
なので、普段と劇的に違う訳ではありませんが、実際に観測した結果としては、結構感動しました。

次にTwitterに投稿されていた写真の中で、分かりやすい比較対象が入ったスーパームーンの写真をいくつか以下に記載します。

→ 朝日新聞航空部 on Twitter: "本日9日のスーパームーン、確かに大きいです。羽田空港にて

→ 朝日新聞デジタル天文部 on Twitter: "【#スーパームーン】横浜ベイブリッジの上に...

→ KOBEjp 神戸 on Twitter: "神戸大橋とスーパームーン！ #kobecity #神戸 #supermoon
肉眼で見るのと写真で見るのでは遠近感の印象が違って、肉眼で見た方が月が近く大きく見えますが、以上の写真はその印象にも近いかなと思います。


また、スーパームーンの明るさが象徴的になっていて良いなと思ったのは以下。
→ NBA on Twitter: "今夜話題のスーパームーンがスカイツリーの真上なぅだそうです‼︎

他に『セーラームーン』とスーパームーンを掛けたネタをチラホラ見かけましたが、その中でも良いなと思ったのは以下です。
→ すえきち on Twitter: "セーラームーンとスーパームーン

こういったアイデア写真も良いですね。


(※2014年9月9日18時25分頃撮影、関東の月の出：17時55分前後)
一応、私もデジカメで撮影してみたのですが、地平線近くの空に雲があった為、建物などの比較対象と一緒に撮影できませんでした。
これだと、普段の月との違いが分からないのでスーパームーンの撮影としては失敗な感じです。

尚、月の色は大気の影響で、月の出から順に、赤→オレンジ→黄色→クリーム色→白という感じに変化していきました。
また、9月8日が『中秋の名月』の満月で、9日は月齢としては満月と1.0程ズレている為、右側がほんの少し欠けていましたが、肉眼だとその明るさで輪郭が認識し辛く、満月にしか見えませんでした。


これで今年のスーパームーンは終了。
次回のスーパームーンは1年後の2015年の9月28日になるそうです。