約1年使ったスダレの状態とステンレス製フックのサビについて

8月末に、ベランダの目隠しと日除けに約1年間使った『スダレ』と『スダレ掛け(or ハンガー、フック)』のメンテをしたので、記録しておきたいと思います。

まずはスダレです。

春・秋・冬場にはスダレはあまり必要無いので基本的には外すのですが、試しに1年間放置してみました。
真ん中で区切って、右が表側(太陽面)、左が裏側(室内面)の状態です。

表側は太陽光と雨風に曝される為、ヨシが退色して割れがみられます。
また、表面にたまった土埃などを栄養源として黒カビが発生していました。(※一応、7月に一回洗浄済み。)
それに対して裏側に劣化は殆どみられず、カビの発生も殆ど無く、ほぼ購入した時の状態を保てていました。

ヨシ同士を繋げる紐の劣化も軽度で、ヨシのカビを時折洗い落とせばまだ何年かは使えそうな感じですが、安全性を考えると最大2年間の使用に留めておいた方が良いかなと思いました。

続いては、約1年使ったステンレス製のスダレ掛けについてです。
 
スダレ掛けは同じ物を12個使っていたのですが、約1年使った結果、どれも同じようにサビてしまいました。

しかし、全てサビているという訳でもなく・・・

上の写真の様に、何故か東側だけサビが顕著という状態でした。


4個のスダレ掛けを4方向から撮影してみましたが、サビが顕著なのは一部だけという事が分かります。

この事から原因として考えられるのは『もらいサビをしてサビが移った可能性』です。
→ 株式会社サステック - ステンレス と 『サビ』 (※もらいサビについて)
この場合、サビが発生している原因が東側の何処かにあるハズなのですが、それらしきものは特にみつからなかったので、もしかすると、このスダレ掛けのサビが原因で連鎖的にサビてしまったのかもしれません。

また、TVアンテナの取り付けに使っていたステンレスのネジや留め具が全くサビていない事から、スダレ掛けのステンレスは『クロム(Cr)の割合が少なく、サビ易かった可能性』も疑われました。
→ NSSC 新日鐵住金ステンレス - さびにくさ (※Cr配合率とサビにくさについて)

サビを取ってもう一回使うことも考えたのですが、原因が分からない以上、また、サビ取りメンテナンスが必要になってくる可能性があったので、別な物に取り替える事に。


そして、取り替えたのはこちらの『すだれ・オーニング用　サッシ窓取り付けフック自在型』です。
値段は1セット2個入り約400円。
ステンレスとナイロン樹脂製で、耐荷重は1セット2kgまで。
売りとしては、揺れをフックが吸収してくれる事と、フックがスダレから外れにくい事が書いてありました。


左がサッシ窓取付フック自在型で、右がサビてしまったフックです。
フックがナイロン樹脂に変わった為、ステンレスの領域がかなり減りました。


サッシに装着した状態がこちらです。
使用してみて問題は特になし。
フックが一緒に揺れる為、以前よりも風が吹いた時の安定感が増しました。


メンテの手間が減るようにステンレス製のスダレ掛けを設置したのに、まさかのサビ発生でガッカリしましたが、今度こそはサビないで欲しいものです。