面白い増え方の『子宝草』を紹介

この夏、我が家に来た『子宝草(コダカラソウ)』を紹介します。


『子宝草』は、ベンケイソウ科の植物で『胡蝶の舞』と『子宝弁慶』の交配品種です。
この子宝草は増え方がちょっと変わっていて、本体についたままの葉に沢山の子供が出来ます。

この葉っぱ1枚に、21株の子供が出来ているのが見えます。
子供が居ない所の出っ張りは、子供が巣立った場所です。

本体についたままの葉の上で子供を育てるメリットは、養分の供給が途切れない事と、土の上で育てるよりも病原菌が少なくて腐りにくいという事ですね。
結果、大量の子供を確実に成人するまで育てる事が出来ます。

葉っぱの上で安全に育った子供からは・・・

やがて、上の様に葉の上で根っこがニョロニョロと生えて来ます。

そして、風で揺れたり人間が触ったりすると・・・

上の写真の様にポロッと取れて、今度は土の上で成長を続けます。
もしも、根っこが出ないまま地面に落ちてしまっても、地面で根っこを生やす事も出来る様です。

ここまで便宜上、「子供」と書きましたが、実際は親株と同じ遺伝子を持った「クローン子供」です。
これで乾燥と寒さにも強ければ弱点無しといった所ですが、長期の水不足や霜には弱いとの事。
うちの地域で地植えは不向きなので、鉢植えで管理していく予定です。



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