【2015年2月】クレマチスの手入れと、越冬中のバッタ

もう新芽が伸びて来ているので、実行する時期としては少し遅くなってしまいましたが、2015年2月21日にクレマチスの手入れをしました。
その様子などをまとめて置きたいと思います。

■ 鉢植えクレマチスを地植えに変更

まずは、クレマチス『品種名：キリテカナワ』を植え替えた事についてです。

5年間植え替えをしなかった結果がこちらとなります。

根がギチギチに詰まっている状態で、鉢から取り出すのにかなり苦労したのは言うまでもありません。
ここ数年、鉢の水持ちが悪かったのですが、それはそうだと納得の状態でした。

下手に根を切ると枯れる可能性があるので、このまま地植えに移しました。


ただ、作業中に新芽が若干潰れてしまったのが気掛かりです。


上手く復活してくれて、また上の写真の様に沢山の花が咲く様になると良いのですが・・・はてさて。

■ クレマチスの再誘引

続いては、フェンスのクレマチスを再誘引した事についてです。

▼2011年5月の様子

5年前、こんな感じでフェンスにからませたクレマチスが・・・

▼2015年2月の様子

こんなにボサボサな状態になってしまいました。

緑色の葉を茂らせているのは、冬咲きクレマチス『品種名：アンスンエンシス』です。
というより、殆どがアンスンエンシスで埋め尽くされてしまいました。

最後に剪定と誘引をしたのは2年前、去年はこの時期に何度も大雪が降った為、断念しています。

枝をバッサリと剪定して整理すると、地面から伸びた枝が出て来ました。

地面から伸びた左側の枝がアンスンエンシスですが、右側のクレマチスよりも枝が相当太い事が分かります。

植え付け当初は、クレマチスの植え付け間隔を狭くする事で『根域制限＆養分争奪戦状態』を起こし、成長の勢いが緩やかになる効果を狙ったのですが、結局の所、アンスンエンシスだけが強すぎてしまい、狙いは失敗となりました。

考えた結果、アンスンエンシスは移動する事に。
移動した場所は日陰になる場所なので、ある程度は成長の勢いを削げるはずです。


アンスンエンシスを移動して、枯れ枝などを除去し、再誘引した結果がこちらです。
かなりスッキリして、最初に植えつけた頃の様子に戻りました。

元々アンスンエンシスがあった左端には、鉢植えだったキリテカナワを植え付けたので、この状態が今後どうなるのか楽しみです。

■落ち葉に紛れ込んだバッタ

クレマチスの下に落ちていた落ち葉や、伸びすぎたグランドカバーのセダムをかき集めて掃除しようとした所、その中に珍客のバッタを発見しました。


この中に、そのバッタが居ますが、何処にいるか分かりますかね？

→ 答えはこちらです。

バッタを指に付けて撮影した写真は以下。(※バッタが苦手な方はご注意を)

観察していたら、勢い良くピョンと飛び跳ねました。

もしかして越冬したのかな？そもそも越冬するバッタは居るのかな？と疑問に思ったので、ネットで調べた所、詳細が分かりました。
何でも『ツチイナゴ』というバッタで、越冬するバッタとの事です。
→ ツチイナゴ - Wikipedia

日本に分布するバッタ類は卵で越冬する種類ばかりだが、ツチイナゴはライフサイクルが丁度半年分逆転しており、成虫で越冬する。
成虫は10月ごろから現れはじめ、冬になるとそのまま草原の枯れ草の下などで越冬する。春になると再び活動し、6月頃まで成虫がみられる。

読んでいて面白いなと思ったのは、次の記述。

代謝活動を落として生理的に冬眠するのではなく、なるべく日当たりが良く暖かい環境に身を置いて冬をやり過ごしている。
暖かい日には活動し、僅かながら摂餌もする。終日凍結するような環境では多くが春を迎えられずに死亡する。

どうやら、越冬は苦手らしいです。

じっくり観察した後で枯れ葉が残っている場所にそっと戻したのですが、果たしてこのツチイナゴは無事に春を迎える事が出来るのか、その後の詳細が大変気になります。