パッションフルーツを外に出した

2年位前に、スーパーで買ってきたパッションフルーツ。その時採取した種を土に蒔いて発芽した苗を、ずっと部屋で育ててきました。大きくなってきてから部屋で育てるには不向きだと言う事が判ったので外に出すことにしました。
パッションフルーツは、南国の植物でクダモノトケイソウとも呼ばれ、トケイソウと同じく特徴的な花を咲かせます。

外に出した苗はこれです。

水を控えめにしていた為、ちょっと元気がありません。先端（上の方）には「斑(ふ)」が入った葉っぱも数枚あります。

そして、部屋で育てるのが不向きな原因はこれです。

葉っぱや、茎から出る”蜜”です。味はクセのある味ですが、結構甘い蜜です。これが水飴並の粘度でカーテンや床、体や服につっつく事があり、私を悩ませていました。
元来、アリにこの蜜を与える代わりにアリに害虫から身を守って貰う、という共生関係の為の蜜だったと思うのですが、敵が居ない状況下では邪魔でしかありません。蜜が出てくるのを止める事もできないので、暖かくなったのを確認して外に出すことにした、という顛末です。

こちらは葉っぱから出ている蜜。

一箇所からではなく、複数ヶ所から出てくるので本当に厄介でした。あっちこっちにくっつかないように蜜を拭きとる処理をしても、ちょっと時間が経つと、すぐに蜜が湧きでてきてしまいます。

また、蜜が出たままにして置くと以下のような状態になることがあります。

結晶化して、乳白色の個体に変わっています。触感は湿気を帯びた砂糖といった触感です。口に入れてみたところ、独特のクセのある甘さで味は変わりませんでした。

今年は花が咲いて実をつけるところまで行ければいいのですが、まず第一に、外に出した事で枯らさないように管理していきたいです。