フランスへの幻想をぶち壊す漫画『フランスはとにっき』が面白い＆関連雑記

最近読んでいる、無料Web漫画『フランスはとにっき』が非常に興味深くて面白いので、その紹介と関連雑記を書いておきたいと思います。
→ フランスはとにっき｜月刊COMICリュウ　
(※漫画は毎週木曜日更新)

【宣伝】フランスはとにっき 第8話「花の都のおトイレ事情編」公開中！只今①②③通してまるっとお読み頂けます(∩´∀｀)∩よろしくお願い致します～！https://t.co/4zcB0MEpD9 #はとにっき pic.twitter.com/pg7LA3edRF

— 藤田里奈＠フランスはとにっき (@foorina) 2016年4月8日

漫画の内容は、もの凄い行動力でフランスに住んでしまった漫画家、藤田里奈さんの体験記です。
雰囲気はオシャレだけど、それ以外は結構オシャレじゃないフランスの一面が知れる事と、作者さんの見事なドジっぷりからの危機回避スキルが発揮されるのが面白くて読んでいます。

ここ数週はフランスのトイレ事情に関する話です。
読み終えると、日本のトイレがいかに恵まれていて素晴らしいのかが分かります。
最近だと、公衆トイレですら臭い&汚いトイレを見つけるほうが難しい位なので雲泥の差です。
また、自宅のトイレも、『汲み取り式 和式ボットン便所』から『節水機能付き水洗洋式便所、ウォシュレット＆保温付き便座』と進化したのを考えてしまって、何だか感慨深いなと思いました。

あと、今回の話だと犬のフン事情も興味深かったです。(配慮されたフンの描画が最高でした！)
イギリスとかのヨーロッパ圏では、ペットブームと共に始末されないフンが問題になっているそうですが、フランスも同じなんだなと分かりました。
→ 監視員に暗視スコープ…イギリスで犬のマナー違反の取り締まりを強化:らばQ　
→ 【海外：イギリス】犬の糞不始末対策、糞をピンクに！ | 日刊テラフォー　
日本でもフンの不始末は問題になっていましたが、ここ十数年でかなり改善された感じがあります。

話がちょっと反れますが、フランスといえば中世のパリは街中うんｋまみれで、その対策としてハイヒールが生まれて、中世的なフワっとした大きなスカートも外で用を足す時に便利だったからという話を思い出しました。
→ ハイヒールと中世と糞の話 | WTNB機関年代記　- 非常に詳しい考察をされています
どうやら中世以降も不衛生な状態は続いたようなので、その延長線で衛生面に緩いフランス人の国民性というものが現代にも続いているのかもしれません。

対して、中世の江戸は衛生的だったという話があります。
→ エコアカデミー第24回　「世界最大都市江戸 誕生! ―エコで清潔な大都市江戸はどのように造られたか―」｜ECOネット東京62ホームページ　
フランスとは逆に、日本人の(基本的には)キレイ好きという国民性も延々と受け継がれているのかもしれないなと思いました。

とまあ、海外を知る事によって、日本の良い所も見えてくる様になるので『フランスはとにっき』オススメです。
(・▽・)b



最後に自分のフランスに関する体験談を一つ。
2012年の円安の時に、フランスのAmazonから商品を個人輸入した事があったのですが、パリからの転送サービスを使った際に、『開封して中身を確認するオプション(有料)』があって驚きました。
アメリカ、香港、韓国から商品を個人輸入した時だと、そんなオプションは無かったからです。

調べたらフランスの運送サービスの質が悪いらしくて、そんなオプションが用意されていた事が分かりました。
(※最近もあまり変わって居ない様です。以下のブログさん等の記事を参照の事。)
→ 日本ではあたり前だけどフランスでは最高級のサービス。ヤマト運輸さんから船便で荷物を送るの巻|夫婦でフランスワーキングホリデー　
→ フランスの郵便事情 ～消えたマクラ～ : マダムのフランス暮らし ～ La Vie en Rose ～　

不安になったので、開封オプションを付けて、日本への輸送も格安のところでは無くてクロネコヤマトで送ってもらったのですが、安心の代わりに送料は1万円以上かかってしまい、円安の効果が微妙になってしまったのでした。

そんな訳で、素早く無事に届いて再配達もしてくれる運輸サービスも日本が誇れる部分です。
荷物を届けて貰った際の「ありがとうございます。ご苦労様です。」は欠かせません。


追記：丁度この記事を書いた週の漫画が、フランスの運送サービスについての話でした。
やはり、質は大変悪いようで、続きの話が気になります。
あと、受付の対応も昔、水曜どうでしょうのヨーロッパ横断企画で見たのと同じ、サバサバとした塩対応で、客側の対応能力が強くないと生きていけない国だなと思ったのでした。


2016/04/16：追記