庭のスノードロップが開花【2017/2】

庭に、スノードロップの球根を植えて2年目になります。
栽培条件は日向でしたが、木漏れ日が入る日陰寄りの梅の木の下に植えていました。


背丈は9cm～18cm程、白いしずく状の花びらは、小さくてもとても目を惹きます。
(※2017/02/15撮影)
地植え放置でどうなるかと思いましたが、2年連続で花が咲いたので、我が家の環境下で無事定着してくれたと考えて良さそうです。

そういえば、スノードロップってどんな植物なのかな？と思い、調べてみたら、『スノードロップ(Snowdrop)』は『ガランサス(Galanthus)』の品種の総称という事が分かりました。
原産地はヨーロッパで、東は中東まで分布しており、代表的な品種は約20種程、そこから派生して模様が変わっている希少品種、桃色の花が咲く品種、八重咲き品種などの園芸品種が多数存在する様です。
→ 園芸ファンに大人気、しょんぼり顔の人面花「スノードロップ」 - GIGAZINE

ヨーロッパでは紀元前4世紀の文献に登場している程、古くから身近な植物らしいですが、日本に入ってきたのは開国後の明治初期になってから。
代表的な品種Galanthus nivalisが、和名で『待雪草(マツユキソウ)』と名付けられて流通したとの情報でした。
尚、Wikipediaを参照するならば、日本語版より英語版を見たほうが詳しく掲載されており、品種の分岐なども分かって参考になります。
→ Galanthus - Wikipedia

海外で流通している品種を見たい場合、画像検索でも良いですが、以下のPinterestに多数の品種がずらりとクリップされているのでオススメです。
→ 1,000 件以上の 「Galanthus Cultivars」のおしゃれアイデアまとめ｜Pinterest の画像
(※全部を見るには登録が必要)

我が家のスノードロップの話に戻りますが、花が咲いてみて気になっているのは、商品パッケージと咲いた花の特徴が違う事でした。


商品パッケージのスノードロップは、花の模様の特徴、葉が細いという特徴などからGalanthus nivalisだと思われます。

しかし、我が家で咲いたスノードロップは、花の模様の特徴、葉の特徴からGalanthus elwesiiか、その何らかの派生品種の可能性が高いです。

葉っぱはチューリップの様に幅広い特徴。

 
一方の花は緑色の丸い模様が大きくて真っ白いしずくの花びら、一方は模様が凹んでいてしずくの花びらの先端に緑色の点が入ります。
この模様の違いは、Galanthus elwesiiの特徴の範囲内なのか、或いは他品種と交雑した種から生まれた特徴なのかが気になる所です。

商品パッケージに情報があれば良いのですが、生産地などの情報は記述されていませんでした。
ただ、ヨーロッパの植物販売会社Floramediaの名前があったので、輸入品かもしれません。
また、販売店名の記述が無い事から、購入したホームセンターの自社ブランド品の可能性がありました。

他に、NHK『みんなの趣味の園芸』サイトで、スノードロップのページを見たら、沢山の写真が集まっていたのですが、やはりGalanthus nivalisよりも、Galanthus elwesiiと、その派生品種と見られるスノードロップが多い事が判明。
→ スノードロップとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版

ヤサシイエンゲイさんによると、Galanthus nivalisよりも、Galanthus elwesiiの方が現代の日本では流通しているらしい事も分かりました。
→ スノードロップとは｜ヤサシイエンゲイ

これらの事から、我が家のスノードロップは『Galanthus elwesiiの何かである可能性が高い』という所で、取り敢えずは結論です。


しかし、他の品種が単品で購入できれば良いのですが、日本で販売されている品種は少ないのが残念な所・・・。
現状だと国内で育てている農家さんが居なかったり少なかったりするのかもしれませんが、これからの流通に期待したい所です。


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→ 【楽天市場】スノードロップ