Wacomの初代Intuosをケーブル脱着式に改造

最近の改造ではありませんが、4年くらい前に改造したペンタブレット（ペンタブ）を紹介します。とはいえ、大した改造では無いので恐縮ですが、改造の詳細などを書いていけたらと思います。

◆注意◆
※機器を分解・改造するとメーカーの保証が切れ、間違って配線した場合などに感電・火災などの危険性があります。分解・改造は、自己責任でお願いします。分解・改造作業で発生した、いかなる被害・損害も、当方は責任を負いません。


これは、Wacom(ワコム)のプロ向けペンタブレット、初代Intuos(インテュオス)のUSB版、GD-0405-Uですが、タイトル通りUSBケーブルを脱着式に改造したもので、本来、上の写真の左上から伸びているべきケーブルが伸びておらず、スッキリとしています。
購入したのは2004年頃ですが、購入してから一度も壊れる事無く、改造後もいまだ現役で使えます。ちなみに、2011年現在での最新モデルはIntuos4です。


コネクタ部分はminiUSBにしました。ケーブルが出ていた穴は、丁度miniUSB-Bメス端子が収まる大きさになっています。ただ取り付けただけでは端子がぐらついてしまうので、端子がぐらつかないようにタミヤのエポキシパテで周りを囲み、強度を確保しています。塗装はしていません。

裏蓋を外した写真に続きます。

裏蓋の鉄板を外すとパテでがっちり強化した部分がでてきます。改造自体はケーブルを切断した後にUSBのピンアサインを確認しながらハンダ付けしただけの簡単な改造です。この後、動作テストをして、パテを盛って整形しました。パテがケース内に密着するようにしないとグラついてしまうので、気持ち多めに盛りつけています。
miniUSB-Bメス端子は秋葉原で購入しました。確か1つ100円位だったと思います。今だとネット通販で購入するか、100円ショップでminiUSB-Bメス端子の付いたパーツを購入し、パーツを取って使用するのも良いと思います。エポキシパテは速乾タイプを使っていますが、ホットボンドや別なパテでも良いです。


miniUSBケーブルは巻き取り式のケーブルにノイズ対策のフェライトコアを取り付けて使用しています。このケーブルで特に問題は出ていません。
そういえば裏蓋を外した時に気付きましたが、WACOMのペンタブは日本製でした。壊れない訳ですね。そもそも、ワコムって日本の企業だったようで、てっきりアメリカの企業だとばかり思っていたので驚きました。　→ ワコム - Wikipedia
では、最後になりますが、この改造のメリットです。

   この改造のメリット
・ケーブルが邪魔にならないので、片付けが楽
・断線しても取り替えられる。
・PCまでの距離に合わせたケーブルを用意できる

   この改造のデメリット
・特になし

となります。脱着式のケーブルはIntuos4で実装されましたが、初代Intuosで使えるメリットはかなり大きく便利です。また、FAVOやIntuos2・3でも同様の改造をすれば脱着式ケーブルになるので、あくまで自己責任でですが、改造してみるのも良いかもしれません。