ゼルダ25周年限定3DSに保護シートを貼ってみた

限定3DSが届いてひと通りチェックした後、すぐに保護シート（メーカーによってフィルター、フィルムと呼称）を貼りました。その結果とかコツとか色々書いておきたいと思います。
では、まず結果から


結果は、綺麗に貼れました！


裏、中の液晶も共に満足の行く結果です。見える範囲で保護シート内にホコリの混入はありません。

使った保護シートは
上蓋外装・底面には、ホリの指紋ガード フルピタ貼り光沢指紋軽減タイプ
液晶上下には、ミヤビックスのOverlay Brilliantを貼っています。
フルピタ貼りは内側ボタン周りのシートも付属していますが、内側に傷ができる可能性は低いと考え、今回は貼っていません。

では、続いては、保護シートを貼った環境の紹介や、コツ、注意点などを解説します。

  環境と準備
▼貼付け環境
まずは、環境です。
場所は保護シートを貼る際に定番の、風呂場で貼りました。風呂場なので、作業の邪魔になりそうな水滴はあらかじめ拭きとっておきます。次に、ホコリが舞わない様に、お湯をオケに貯めて置くことで湿度を上げます。湿度の上げすぎによる3DSへの結露と、水場なので不意の事故には注意しましょう。

▼道具
道具は、ホコリを照らす為に必要な高輝度LEDライト、ホコリを吹き飛ばすのに大活躍のカメラ用ブロアー（エアダスターでもOK）、液晶を拭くための特殊クロス、残ったホコリを取る為のメンディングテープ、と、保護シートを持ち上げて修正する為のセロハンテープ、3DSが動かないようにする為と、底面保護の為の、車内ダッシュボード用滑り止めシート（すべらないシートという名前で、ダイソーで買いました。）を使用しました。

▼格好
格好は、ホコリ対策の為、全裸が基本とされていますが、経験上、ホコリが立ちにくい格好ならば全裸じゃなくても大丈夫です。私は服の上にウインドブレーカーを着て、服からホコリを立てにくい状態にして毎回作業しています。まず、この時期に風呂場で全裸は辛いですしね・・・。あとは、マスクをして息で風を立てないようにして、髪の毛をニットの帽子で覆います。三角巾や食品加工用の不織布のニットでも良いです。

その後、外で体についたホコリを払ってから、手を石鹸などで洗い、洗い手についた油分をできるだけ落とします。
とにかく、綺麗に貼るためには過剰だと思えるほどの装備と行動と意気込みで挑みましょう。保護シートは安くありません・・・。昔、経験がありますが、1000円前後の保護シートを失敗した時のガッカリ感は異常です。
また、今では100円ショップで買える簡易保護シートがあるので、これを使って練習するのも手です。

貼った環境を写真に撮ってみました。

道具をまとめると
・高輝度LEDライト ※写真でオレンジ色の物
・カメラ用ブロアー（もしくはエアダスター） ※写真で抹茶色の物
・特殊クロス（フルピタ貼りに入っている簡易タイプでOK） ※写真で青色の物
・メンディングテープ(セロハンテープの粘着力を落として使うのも可) ※写真で黄色い物
・セロハンテープ（ガムテープ以外）
・滑り止めシート　※3DSの下にある黒い物
です。


これで準備完了。作業に移ります。

  貼付け作業
▼作業手順
開けてすぐの状態ならば、クロスで拭かない方が良いです。クロスで拭くことによって、かえってホコリが付着することになります。開けてすぐの場合、ホコリをブロアーで吹き飛ばして、LEDライトを当てると、吹き飛ばされていないホコリが見えてくるので、それららをメンディングテープの弱い粘着力でくっつけて除去します。ただ、光に当てると小さすぎるホコリが見えてくるのですが、これらは除去が難しく、完全に除去する事は難しいです。また、保護シートに挟まれると肉眼で見えなくなり、保護シートに気泡を作らないので、放置します。
あとは慎重に保護シートを貼るだけです。なお、端っこに挟まった大きなホコリならば、セロハンテープで保護シートを持ち上げながら、メンディングテープで取り除くこともできるのですが、中央に挟まったホコリを取るのは困難です。注意して下さい。

指紋が付いてしまった場合は、指紋の油分をクロスで拭くことになります。この時、セーム皮や、擬似セーム皮で拭くと、繊維が落ちてしまったり、油分を塗り広げることになりかねないので、特殊繊維のクロスを使うのが良いです。
しかし、どんなクロスを使っても大抵のクロスからはホコリが出ます。クロスから落ちるホコリは、斜め下に集まるように拭きましょう。集まったホコリをメンディングテープで取り除いたら、後は開けてすぐの状態と同じ工程で作業して、ホコリを取り除きます。

▼Overlay Brilliantの貼付け
まず、内側に貼ったOverlay Brilliant(オーバーレイブリリアント)についてですが、注意点としては必ず説明書を読んでから貼るようにすることです。私は気が急いてしまって、説明書を読まずに横から貼った事で位置がズレてしまい、再調整に苦労しました。OverlayBrilliantは液晶面にピッタリに作られているので上画面は上の端に、下画面も左右の端にピッタリ合わせれば、枠がガイドになり、綺麗に貼ることができます。気泡が入ってしまった場合、テープで保護シートを端から持ち上げて気泡を押し出しながら貼りましょう。

▼指紋低減フルピタ貼りの貼付け
次に、外装の指紋低減フルピタ貼りについてです。フルピタ貼りは貼り方が工夫されており、初心者でも貼りやすくなっています。方法は、位置を調整して仮止めテープで固定し、台紙を引き抜き、保護シートの上のフィルムを取り除くだけです。
しかし、この方式も、ある程度保護シートを貼った経験があると、逆に面倒にかもしれません。詳しくは後に書きます。
具体的な貼り付け方法については、公式ページの動画と、GAME Watchの記事を見ると判りやすいです。
→ HORI - ピタ貼り for ニンテンドー3DS　貼り付け方法
→ 「使って/試してみました ゲームグッズ研究所」【第266回】 - GAME Watch

外装はキラキラしたベースカラーで塗装されている為、例えホコリが保護シートの下に入ってもホコリが気付きにくくなっています。ただ、それでも大きなホコリが入ると気泡になってしまうため、液晶面と同じ作業でホコリを取り除いた方が良いです。
裏面は本体番号の部分に空いた長方形の穴にあわせる事で簡単に貼ることができ、装飾も綺麗に保護する事が出来たのですが、問題は上蓋の方にありました。。
まず、そのまま真っ直ぐに貼ると周りの装飾が隠れません。説明しにくいですが、ハープとオカリナの装飾が対角にあるので片方に合わせると片方がはみ出ます。この為、わずかに保護シートを斜めにして装飾が全部隠れるように貼る必要がありました。
また、手順通りにやると、ハイラルの紋章に対して左か右方向に保護シートがズレやすいです。カメラ穴に合わせたはずが、何故かズレてしまいました。結局、テープで一度保護シートを全部剥がして、カメラ方向と装飾に合わせて貼り直しました。商品の引きぬく方向がハイラルの紋章に対して縦方向だったら良かったのでは？と思う所です。
なお、フルピタ貼りはシートが薄い為、空気が残りやすくなっています。空気を押し出しながら貼って行きましょう。

結果は最初に出した画像の通り、上手く貼ることができました。わずかに斜めになった保護シートも気になりません。

▼ 問題点
このフルピタ貼り、薄くて貼っている違和感が殆どなく、指紋も明らかに低減されているので良いものなのですが、上蓋の縁部分の塗装の歪みによって少し浮いてきてしまっています。自分だけかと思いましが、Amazonのレビューで報告もあり、GAME Watchの記事でも右上が浮いてしまっている写真があります。どうやら、こういうものの様です。

縮小画像では醜いので、上の画像をクリックしてみてみてください。赤い矢印と、赤い直線部分が浮いて空気が入ってしまっています。このままだと、この間からホコリが入り込んで次第にめくれてきてしまうはずなので、対策を考え中です。
一番簡単な方法は、ケースを購入して、本体をしまってしまう方法なのですが、できればケースに入れずに使いたいので考え中です。
しかし、他の保護シートでもこの現象が起きるのか気になるところですね。縁の部分を光にかざして見たところ、全体的に歪んでいるので、結果は同じじゃないのかなとは思いますが・・・。

最後に、保護シートを貼った後の画面の様子と、上蓋の真上からの写真です。

やはり、OverlayBrilliantは保護シートの鉄板ですね。任天堂ライセンス品じゃないのに他に敵が居ないクオリティです。もっと増産して地方の量販店にも置いて欲しい所です。


上蓋です。ご覧のとおり、指紋低減タイプながら、ちゃんと光は反射してくれるので見え方は殆ど元の状態と変わりません。