するめを食べながら覚え書き

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気付くのが遅れましたが、去年末に仮想光学ドライブになるHDDケースのUSB3.0対応モデル、ZALMAN ZM-VE300が発売されていました。
仮想DVD機能付きHDDケースにUSB 3.0モデル / CDなら700倍速? - AKIBA PC Hotline!
blogimg_ZM-VE300_b_02.jpg

私は2011年3月に発売されたeSATA&USB2.0モデル、ZALMAN-VE200を所有していますが、V300が気になってしまったので、VE300の説明書、カタログスペックなどから分かる範囲で、表による比較をしてみようと思います。
ZALMANのZM-VE200をレビュー - 以前の記事


その前に、VE-200の方ですが、2011年11月に型番がSE、(Second Editionの略?)に変更されたようです。違いとしては、VE200に付属されていたeSATAケーブルがVE200SEには付属されていない事が挙げられます。(AKIBA PC Hotline!の記事でも、「ZM-VE200の付属品違いモデル」(ショップ)と記載
[新製品]Zalman Tech ZM-VE200 SE-BK/SL (2011年11月26日)

内部に変更は無いのか調べてみましたが、ZALMANの韓国語・英語のページにZM-VE200SEのページがありますが、FAQにあるエラー対応方法がVE200VE200SEで全く同じものが使い回されている事から、VE200SEはファーム変更やチップ変更で問題を解決した改良版では無く、内部的な変更はないと思われます。OEM元のiodd社にもVE200(iodd2511)の改良版と思われるものは存在しません。では、比較です。
 メーカー・商品名  ZALMAN ZM-VE200, ZM-VE200SE  ZALMAN ZM-VE300
 発売日  ZM-VE200 2011/03/10発売
 ZM-VE200SE 2011/11/26発売
 2011/12/28発売
 値段  ZM-VE200 市場在庫限り
 ZM-VE200SE-BK 4,350~4,755円(※coneco.net情報)
 5,470~5,700円(※coneco.net情報)
 サイズ  135.3(L) x 78.6(W) x 13.1(H) mm  135.3(L) x 78.6(W) x 13.1(H) mm
 重量  98.5g ※本体のみ  96g ※本体のみ
 材質  アルミニウム, アクリル, ポリカーボネート  アルミニウム, アクリル, ポリカーボネート
 インターフェース  USB2.0 (USB1.1 compatible),
 eSATA (3Gbps)
 USB3.0 (USB1.1、USB2.0 compatible)
  (USB1.1 Max. 12Mbps
 USB2.0 Max. 480Mbps
 USB3.0 Max. 5.0Gbps)
 対応HDD・サイズ  9.5cm厚 2.5インチ SATA HDD
 (※1TBHDDの厚みは12.5mmなので非対応)
 9.5cm厚 2.5インチ SATA HDD
 (※本体サイズに変更が無いので、12.5mm厚HDDは非対応?)
 非対応セクタ  4kセクタ非対応  不明
 対応フォーマット  NTFS又は
 FAT32と、exFATに対応
(※2種類のファームウェアにより排他対応)
 NTFS
 内部仕様  韓国iodd社、iodd2511のOEM  韓国iodd社、iodd2531のOEM
 ISO対応  DVD-ISO、BD-ISO対応  DVD-ISO、BD-ISO対応
 液晶  モノクロLCD+バックライト
 日本語表示非対応(※iodd社からDLできるファイルで対応)
 モノクロLCD+バックライト
 日本語表示非対応(※iodd社からDLできるファイルで対応)
 操作・スイッチ  ジョグスイッチ、ライトプロテクトスイッチ  ジョグスイッチ、バックアップボタン
 モード切替え  USB接続時 (HDDモード、光学ドライブモード、
 HDD/光学ドライブデュアルモード)
 eSATA接続時 (eSATAモード(※つまり、HDDモード))
 HDDモード、光学ドライブモード、
 HDD/光学ドライブデュアルモード
 スリープ機能  不明(※説明書に明記されておらず、
長時間放置後も切り替わらないので無い可能性高し)
 有り
 設定・その他機能  
 HDD温度表示(※対応HDDのみ)、
 HDDステータス簡易表示(Good/Warning/Critical)
 設定機能 (LED輝度変更、スリープモード突入時間変更、
 スリープモード時のLED輝度変更、USBスピード変更、
 USB電圧変更、USB再接続・取り外し、
 VirtualHDDアンマウント機能、ライトプロテクトオン/オフ機能)

 表示機能 (USB入力電圧表示、
 HDD温度表示(※対応HDDのみ)、
 HDDステータス表示(S.M.A.R.T表示)

 バックアップ機能(※PCに専用アプリのインストールが必要)
 電源  USBバスパワー  USBバスパワー
 色  ブラック/シルバー  ブラック/シルバー
 付属品  本体
 革製保護ケース(合皮)
 ネジ & ドライバー
 USB 2.0 ケーブル
 e-SATA ケーブル(※VE-200のみ)
 ユーザーマニュアル
 本体
 革製保護ケース(合皮)
 ネジ & ドライバー
 USB 3.0 ケーブル
 ユーザーマニュアル
 インストールCD

ZM300は、ライトプロテクトスイッチが省かれていますが、メーカーサイトから自由にダウンロード出来る説明書によると、ライトプロテクトのオン/オフは設定で出来るようです。
また、ZM300にはファームウェアリカバリー用のリセット穴が無いようで、ファームウェア破損時のリカバリー方法はVE200と変わる可能性がありますが、説明書、ZALMAN、OEM元のioddのサイトの何れにも説明が無いので詳しくは不明です。


▼どちらがオススメか?


結論から言えば、ZM300がオススメです。
USB3.0とeSATAは、現状ほぼ同じ位、高速な転送速度が出るとされていますが、ZM200でeSATA接続する際には、HDD用の電源をUSBから取らなくてはいけない為、eSATAとUSBケーブル、2つのケーブルの接続が必要になります。なので、持ち運びの際にも2つのケーブルを持ち運んで繋げなくては行けません。この2手間と持ち運びが煩わしく、よほど大きなファイルの転送が必要な時以外は、USB2.0を使うことになります。
また、eSATA接続にすると強制的にeSATAモード、つまりはSATAでHDDを接続した時と同じ状態になり、この商品の売りの『仮想ドライブ機能』が使えません。SATA絡みの仕様とはいえ、これがかなりのマイナスになっています。

続いてZM300の方ですが、用意されているUSB3.0には下位互換性があるので、USB2.0、USB1.1しかない機器にも接続できるというメリットがあります。
内部的にも改良されているようで、簡単バックアップ機能があり、各種の設定や表示機能があります。他に消費電力を低く抑えられる、LED輝度変更機能、スリープモードもあり、ノートパソコンに接続した際に、バッテリーの消費を抑える効果が期待できます。
2012年現在では、USB3.0のポートが付いたPCがかなり増えてきた事もあり、今後の事を考えても、VE300の方がVE200よりもオススメです。





追記:VM-VE300の上位機種として、2013年1月にZM-VE400が発売されています。256bit AESで暗号化したHDDをタッチパネルで解除できるようになり、セキュリティ性がアップしている事が特徴です。



2012/01/10 掲示板情報に基づき表更新、誤字修正

▼関連記事
ISOの切り替えができるブータブルHDDケースの情報を脳内整理 2011/03/24
ZALMANのZM-VE200をレビュー 2011/10/03
ZALMAN ZM-VE300とVE200を表で比較してみた 2012/01/06 ※この記事
ZALMAN ZM-VE200のファーム更新とトラブル 2012/01/08
ZALMAN ZM-VE200の日本語化&日本語表示テスト 2012/01/08

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ZM-VE300の日本語表示について
ZM-VE300を購入したので、日本語表示が可能か試して見ました。
ひらがな、カタカナ、漢字と表示できたのですが、「ー」などの一部文字は正しく表示できなかったので、ZM-VE200の日本語化したものと同程度の表示能力だと思われます。
today 2012/01/10(Tue)03:15:15 編集
>ZM-VE300の日本語表示について
todayさん、情報ありがとうざいます。

ZM-VE300も日本語表示可能で、VE200と同程度の表示能力ですか~。
「ー」が表示できないのは今、手持ちのVE200でも確認しました。「ー」が表示出来ないのは少しマイナスですね・・・。

では、情報に基づき、表を書き換えたいと思います。^^)ノ
ryuun@管理人 2012/01/10(Tue)18:21:42 編集
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