初めての胃カメラを体験

先週、長期の腹痛による体調不良の為、胃カメラ（内視鏡）を飲んできました。
検査名は、『上部消化管内視鏡検査』というもので、食道・胃・十二指腸の異常を調べる検査です。今日は、人生初体験だった、この検査の体験談を書いておきたいと思います。

検査結果から言うと、胃がちょっと荒れていただけで問題なかったのですが、検査前は、もしも病変が発見された時の事を考えて不安で仕方がありませんでした。
ただ、どうやら患者数が多い検査のようで、最短の検査日までは2週間待ちという状況。お腹の痛みが強いうちに検査して貰いたかったというのが本音ですが仕方がありません。診察日は検査の為の採血を取って、詳しい説明を受けた後、胃の薬（胃酸の分泌を抑え、ピロリ菌を除菌する錠剤）を貰い、帰宅。
胃の薬は、既存の薬と効果が一緒のジェネリックにして貰いました。薬剤師さんの計算によると、14日分で200円程度安くなったそうです。微妙な差ですが、効果が一緒なら少しでも経済的負担が少ないほうが良いですね。一応は既存品の方が安心なのでは？という考えもありましたが、ジェネリック絡みの問題は聞かないのでジェネリックを選択した形です。
しかし、2週間待ちは長かった。不安状態のまま検査日になるのを待つわけで、ストレスは確実にありました。

▼検査準備と検査
・前日
検査の準備は前日から始まったのですが、 前日は消化の良いもの（赤身魚・乳製品・野菜・海藻・刺激物はNG）しか食べられません。特に夜9時以降は絶食という状況は予想以上に辛いものでした。おかゆを食べたのですが、消化が良すぎて激しい空腹感に襲われてしまいます。また、すい臓などのエコー検査も受けることになっていた為、お茶類やスポーツ飲料なども飲めず、水しか飲めないという状態で、主飲料がお茶類な私には物足りなくて辛かったです。
あと、夜ふかしをして頭の使うことをやっていたのですが、明らかに体がエネルギー不足になり、体に力が入らず、頭が働かず、ダルさで動けない状態に陥りました。夕食後、早く寝るべきだったと反省。

・当日
検査当日は、絶食状態に体が慣れたのか、体が動くようになり空腹感も無かったです。
検査直前の準備は、背もたれが倒れる椅子に座り、甘さの無いスポーツ飲料のような風味の水薬をコップ一杯飲む事から始まります。胃を綺麗にする為です。
その後、甘い味のついた、とろみのある麻酔薬を注射器で口に入れて貰います。薬でうがいをした後、椅子の背もたれを倒し、喉に5分置き、5分経ったら飲んでしまっていいという話でした。次第に喉と舌下の感覚が無くなり麻痺ってくるのが判ったのですが、喉にちゃんと麻酔が効いているのか判りません。もう一度、薬でうがいをしようとしたら深くムセてしまいました。喉に麻酔がきいていたせいか、上手くムセられないで涙ぐんでいると検査の番に。名前を呼ばれたので返事をしようとしたら、喉の麻酔の影響で枯れたガラガラ声でした。

ムセながら検査ベッドに横たわると、また麻酔薬を飲む事に。今度は食道用の苦めの麻酔薬でしたが、喉用の麻酔でムセたのが止まらず、飲むのが辛かったです。
そして、眠くする事で検査の緊張を和らげて更に胃の活動を小さくする為の鎮痙剤（ちんけいざい）を注射。看護師さんが「手がシビレてきます。人によっては肩までシビレますので～・・・」と言う通り、手がしびれてきて、一気に意識が朦朧としてきました。
そこからは、記憶も若干曖昧です。口を開いてマウスピースをくわえ、内視鏡が入り、斜め上にあるモニターに自分の体内の様子が映し出されているのをぼーっとしながら見ていたら検査は終了していました。10分程度掛かったようですが、数分で終わったような感じです。

検査が終わった後、鎮痙剤の効き過ぎで意識が朦朧として足が千鳥足になってしまい、フラフラする為、少しベッドで休んでから、医者の診断結果を聞くことになりました。結果は最初に書いた通り、問題は無かったのですが、一応後日に大腸の検査をすることになってしまいました。こちらも人生初体験の検査になりそうです。
検査から最後の会計までは2時間ほどかかったのですが、鎮痙剤の効果で数十分で終わったような不思議な体験となりました。

薬でムセなければ楽な検査ですね。患者に優しい医療が進んだ結果でしょうか。
大腸の検査が終わったらまた体験談を書きたいとおもいます。