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Home > ブログ > レビュー - 雑貨・その他レビュー > AKG Q701(白)を購入したので、簡単なレビュー記事を書いてみた

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この前、ちょっとお高いヘッドホン、AKGQ701を買いました。
Q 701 - AKG - ※英語
Q701 | モニターヘッドホン | AKG by HARMAN - ※日本語
…本当はヘッドホンを買わずにサブPCを新調する予定だったのですが、IvyBridge版のcore i3が発売されず、サブPCが新調できなかったので、サブPC新調資金がヘッドホンに化けたという感じです。

そんな訳で、Q701の簡単なレビューを書いてみたいと思います。
尚、音質については、比較対象用の良いヘッドホンや、繊細な音を聴き分ける耳を持っていないので深くは語りません。
blog20120810_akgq701_IMG_5504_mini800px.jpg
買ったのは白色モデルです。無難に黒色モデルが良いかな?とも考えましたが、やはり、Q701なら白か緑色モデルが魅力的だなと思ったので、白と緑色モデルで悩んだ結果、白色モデルを選びました。
(※色バリエーションについては下の写真を参照)

blog20120810_akgq701_intro.jpg
ちなみに商品は、国内正規品では無く、並行輸入品を買いました。
並行輸入品は、保証が付かないデメリットがありますが、円高の影響などがそのまま反映されるので国内正規品よりも値段が安い事がメリットです。

具体的な購入価格は25,800円(送料込み)で、amazonのマーケットプレイスのショップ(amazon発送)で購入しました。値段が安いと「偽物では無いのか?」と疑いたくもなりますが、現在の所、Q701の偽物は無いそうなので安心です。
※追記:後に国内正規品も安くなり、並行輸入品を選ぶ理由が無くなりました。

続いて、レビューです。

  ▼レビュー



■パッケージ・付属品について
blog20120810_akgq701_IMG_5345_mini800px.jpg
パッケージです。Q701はアメリカを代表する音楽プロデューサー、クインシー・ジョーンズさんとのコラボモデルなので、パッケージの箱にはクインシー・ジョーンズさんの顔写真が載っています。

blog20120810_akgq701_IMG_5429_mini800px.jpg
付属品はケーブル2つと、国内では役に立たない(ハズ?)の保証書です。

Q701のベースになっているモデルはケーブルが脱着出来ないK701ですが、その点、Q701ではK702の様に脱着式のケーブルになっているので断線時にケーブル交換で対処したり、ケーブル交換による音質変化を楽しむ事ができます。

Q701は緑色がアクセントカラーになっているので、白色モデルでも付属ケーブルの色は緑色です。ただ、ケーブルの長さは3m、6mと、海外の広い部屋事情で使用される事を前提としたかなり長い物となっており、日本の環境には合いません。
今の状態だとケーブルがかなり余ってしまっているので、その内、1mか1.5mのケーブルを購入したい所です。
※追記:3mケーブルを使ってみたところ、ヘッドホンで音楽を聴きながら掃除する時など、意外に便利な事が分かったのでそのまま使っています。

 ■ヘッドバンドなどについて
blog20120810_akgq701_IMG_5422_mini800px.jpg
ヘッドバンド上部にはQUINCY JONES(クインシー・ジョーンズ)の刻印。ステッチの糸の色は緑色で良いアクセントとなっています。

ヘッドバンド下部には凹凸の『コブ』があります。これは、K701やK702で「長時間の使用時に、頭部に圧迫感を覚えて気になる」と、2ちゃんねるのAKGスレなどで度々話題にされている形と同じです。なので、使ってみてどうなるかと思いましたが、多少圧迫感は感じるものの、思っていたよりも圧迫感は感じませんでした。ただ、帽子を被ってからヘッドホンを被ると頭部への圧迫感が完全になくなるので、コブの構造が悪い事は判ります。
※追記:コブの評判がどうしても気になってしまうという場合、2013年に発売された『K702 65th Anniversary Edition』や『K712 Pro』でコブが無くなったので、検討に値すると思われます。

それよりも、自分の頭が大きいのか、頭を押さえつける側圧の強さが若干強く、長時間の使用時に圧迫感を覚えるのが気になります。ヘッドホンを使っていない時は、ヘッドホンを横に広げるような形でティッシュ箱に固定して側圧のかかり方を調節している最中ですが、ヘッドアームのバネ性が強いので中々上手く広がってくれなくて難儀しています。
※追記:やや強引な手法ですが、最終的には手で適度な側圧になるまでヘッドアームを広げました。もう、1日中着けていても側圧は気になりません。

あと、イヤーパッドの触り心地は大変良いですが、使用開始時にイヤーパッドから石油系っぽいニオイがしたのは気になりました。時間が経つと共に匂わなくなってきたので良かったですが、最初はかなり気になる点でした。
※追記:ニオイは、使っている内に完全になくなりました。

少々残念だった、というか運が悪かったのは2点。
コネクタ部分にヘコみ傷があった事と、サイドの『Reference Headphones Q701 Made in Austria』の印刷が片側だけかすれていた事です。音質には関係無い事なのでそのまま使うことにしましたが、使う前の商品に傷がついていたのは、残念でした。中古品だったのかな?と考えてしまいましたが、封の状態からして中古品だとは考えにくいので、ハズレ品を引いただけの様です。


  ▼音質について


先に書いた通り、比較対象の評価に値するヘッドホンと耳を持っていないので深くは語りません。なので、Q701を選ぶ際に参考にした周波数応答のデータの話と、使用感を書きたいと思います。
尚、データは、沢山のヘッドホンのデータが蓄えられた海外サイト、『HeadRoom』さんのデータを参考にさせて頂きました。

AKG Q701 Quincy Jones headphones / HeadRoom Audio
blog20120810_akgq701_graphCompare_4.php.png
HeadRoomさんでは、4つまで好きなヘッドホンのデータをグラフ上で比較することができるので、ヘッドホンを選ぶ際に迷った4つのヘッドホン『AKG K701、K702、Q701、Sennheiser HD650』を比較しています。

グラフの見方は、左側が低音、右側が高音の周波数(Frequency)、上下が音の強さの振幅(Amplitude)です。グラフを見る限り、低~中音域はK701やK702よりやや強めで、それ以外の音域は大体K702に近い音で鳴る事が判ります。
低音はK701やK702よりもQ701の方が強く鳴るようですが、『低音寄りの音』と言われているHD650よりもQ701は低音が抑えられている事がデータから判ります。

Q701が到着してから使用した期間は10日間ですが、Q701を使い始めてから暫くは、2000円前後の安い耳かけ式ヘッドホン(オーディオ・テクニカ製)の音に慣れてしまっていた為、Q701の音に違和感を感じました。
ですが、Q701の音に慣れてからは、今まで使っていた耳かけ式のヘッドホンの音が軽すぎて逆に耳かけ式のヘッドホンの音に違和感を覚えるようになりました。
耳がQ701の音に慣れたのは大体2~3日経ってからでしょうか。最初はQ701の音の良さが良く判りませんでしたが、段々と判るようになっていく感覚は面白い体験でした。
※追記:使っている内に、安い耳かけ式ヘッドホンには戻れなくなりました。

音は、高音も低音も聴きやすい音で、長時間聞いていても疲れにくい音です。
疲れにくい音なのは、オープンエアー型なので音の抜けが良く、圧迫感が無い事が大きいと思います。しかし、逆に言えば音漏れは凄く、人のそばでは使えない位には音が漏れます。
まあ、その辺はオープンエアー型の仕様なので仕方が無いですが、家族などの迷惑にならないように留意しておく必要はありそうです。


  ▼まとめ


そんな訳で、詳しくはありませんが、これでレビューは終わりです。
Q701は最初から付いていた傷以外、満足しています。音も気に入りました。ヘッドバンドのコブや側圧については様子見です。良いヘッドホンを買うと、アンプや比較用の別なヘッドホンが欲しくなりますね。徐々に充実させていきたいものです。

では、何か気になることがあればまた記事を書きたいと思います。


※2015/12/11:追記、添削修正


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Amazon検索結果:AKG Q701


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