ISOの切り替えができるブータブルHDDケースの情報を脳内整理

PCの自作をしたり、友人家族のPCのメンテナンスを任されていると、何枚かディスクを準備しておく必要と、持ち運びが必要になります。
私は去年辺りからOSのインストールディスクを更新して焼き直す際のメディアの無駄遣いを少なくするために、OS用にはDVD-RWを使い、他はUSBブート出来るメモリーカードリーダを使いmicroSDを切り替えることで切り替えをするようになりました。しかしこの方法だと荷物の体積が減って持ち運びが楽になるものの切り替えが面倒です。そんな私に良さそうなハードウェアが出ていました。

2009年 11月 16日 価格：9,980円　販売は韓国のメーカー、ハンファです。
→ 【PC Watch】 ハンファ、ISOファイルをマウントして光学ドライブとして使えるHDDケース
＜http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091116_329315.html＞



ただ、問題があってこの時点ではFAT32フォーマットだけの対応で、4GB以上のファイルが扱えるNTFSフォーマットに対応していませんでした。(バッチファイルで対応していたようですが)しかも、ケースにHDDより高い約1万円を出すというのはちょっと気が引けます。なので、購入意欲もいまいち沸かずすっかり忘れていました。
これが2011年2月24日に公式にNTFS対応になってUMA-ISO2として帰ってきます。価格は9,980円のままです。
→ 【PC Watch】 ハンファ、ISOファイルで光学ドライブとして使えるHDDケース ～日本語表示/NTFSに対応
＜http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110204_424910.html＞

これをいつか買おうと思っていたところ、同じく韓国のメーカー、ZALMANから同等の製品が発売されました。しかも価格がUMA-ISO2の半分の4,980円です。
→ 仮想光学ドライブになる5千円のHDDケースが発売
＜http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110312/etc_zalman.html＞

これはNTFS対応なのか、UMA-ISO2と何が違うのか？など、判らないことが多かったので調べてみることにしました。表にまとめたのが以下です。

 

メーカー・商品名	ハンファ　UMA-ISO2	ZALMAN　ZM-VE200
サイズ	130(L) x 78.6(W) x 13.3(H) mm	135.3(L) x 78.6(W) x 13.1(H) mm
重量	約67g ※本体のみ	98.5g ※本体のみ
材質	アルミニウム、不明	アルミニウム, アクリル, ポリカーボネート
インターフェース	USB2.0 (USB1.1 compatible), eSATA(3Gbps)	USB2.0 (USB1.1 compatible), eSATA(3Gbps)
対応HDD、サイズ	9.5cm厚 2.5インチ SATA HDD （1TB厚みは12.5mmなので非対応）	9.5cm厚 2.5インチ SATA HDD （1TB厚みは12.5mmなので非対応）
非対応セクタ	4ｋセクタ非対応	4ｋセクタ非対応
対応フォーマット	NTFS	NTFS(初期ﾌｧｰﾑ22Nより57Nの方が問題少ない)
チップ	韓国iodd社、iodd2501のOEM	韓国iodd社、iodd2511のOEM
ISO対応	DVD-ISO、BD-ISO対応	DVD-ISO、BD-ISO対応
液晶	モノクロ有機EL液晶 日本語表示対応	モノクロLCD＋バックライト、日本語非対応(バッチで対応)
操作・スイッチ	ジョグダイヤル	ジョグダイヤル、プロテクトスイッチ
電源	USBバスパワー	USBバスパワー
色	ブラック	ブラック/シルバー
付属品	本体 専用ハードケース USBケーブル(Y字型電源補助タイプ) eSATAケーブル QUICK GUIDE(韓国語版)	本体 革製保護ケース スクリュー & ドライバー USB 2.0 ケーブル e-SATA ケーブル ユーザーマニュアル

備考：SSDで問題で使えないものがある (SNV125-S2/30GBはおｋ)

▼有用な情報
→ 【eSATA】2.5HDD外付ケース専用【SSD】
＜http://logsoku.com/thread/hibari.2ch.net/hard/1220256480/l50＞

 

578 ：XP柱の中の人 ：2011/03/19(土) 14:39:58.06 ID:Yvq6iqJi (1 回発言)

大阪で買った人です。
>>573
エラーはHDDだと別のエラーになります。
で、すったもんだした挙句わかったのが
1.NTFSで使う前にFAT32でフォーマット後、公式のファームで
最新の57Nにアップデート
2.その後領域開放してNTFSでフォーマットしなおす。

これで4Kセクタの以外のHDDは大概いける。要するに
出荷時の22NはNTFSの仮想ドライブ機能に対応しておらず
ファームアップもできません。
WD3200BEKTとHTS545050B9A300はこれで使えた。

SSDはいくつかの別の条件で仮想ドライブ使えないのがあるみたい。
BADorN/S HDDって出てきます。コマンドまで見てやがるのかにゃー

▼日本語化の方法
こちらの方のブログが詳しいです。
→ ZALMAN ZM-VE200-BL　レビューのようなもの - 908’s log
＜http://d.hatena.ne.jp/isurugi908/20110312/1299938707＞

こんな感じですかね。どうやら、かなり使える製品のようです。ただ、現在品薄で取り扱い店も少なく、5000円以下で買える店が限られており、当面は買えそうに無いのが残念でした。
ちなみに、私が使う主な目的は以下の切り替えです。

・memtest64+（メモリーテスト用）
・緊急起動ディスク（OSの一部が壊れて起動しなくなった時用）
・WindowsPE（OS修復不可能時のCドライブのファイル移動用）
・自分のPCのWidnowsXPクリーンインストール用（SP、バッチ適用済み設定カスタム、ドライバ適応）
・家族のWindows7インストールディスク

後の使い道は正直思い浮かばないので、購入後に考えたいと思います。（いつになるか判りませんが・・・）

▼関連記事
→ ISOの切り替えができるブータブルHDDケースの情報を脳内整理 2011/03/24　※この記事
→ ZALMANのZM-VE200をレビュー 2011/10/03
→ ZALMAN ZM-VE300とVE200を表で比較してみた 2012/01/06
→ ZALMAN　ZM-VE200のファーム更新とトラブル 2012/01/08
→ ZALMAN　ZM-VE200の日本語化＆日本語表示テスト 2012/01/08