夏の日差し対策で、緑のカーテンとスダレを活用した話など

まだ残暑が厳しかったりしますが、今年は例年よりも少し過ごしやすかったと思います。
というのも、家の日差し対策を出来るだけ行ったからです。
今日は、記録を兼ねて家の日差し対策を紹介したいと思います。


上の写真はゴーヤです。緑のカーテン(グリーンカーテン)の代表ですね。ゴーヤはかなり優秀で虫や病気の心配も少なく、手入れを殆どせずとも全体的に綺麗に広がって安定した成長をしてくれました。隙間の大きさや影の量も調度良いです。

しかも夏バテに効果のあるゴーヤを沢山実らせてくれます。

とはいえ、実りが良すぎて大体は消費できないですけどね。

以下に、他のツル植物を育てた時の感想を書いておきますが、結論から言うと、やはり緑のカーテンには一番ゴーヤが適しているなと思いました。
・朝顔　→　定期的な誘引が必須。花付きは良いが成長を阻害する種が沢山できるのでこまめな除去が必須。水切れに弱め。花が日本に合う。
・琉球朝顔　→　成長は早いが、葉の緑が濃いので育てる量が多すぎると家の中が暗くなる。生育が良好すぎて撤収が大変。花が少ししか咲かない場合もある。宿根草なので上手く越冬できれば翌年も使える。
・キワーノ　→　手袋をしないと、葉や茎についた細かい棘が指に刺さって厄介。病気にかかりやすい。上手く育てないと、実がつかない（今年失敗した）。
・パッションフルーツ　→　環境によっては成長率がかなり良くない。2年目の株なら大きく育ちやすく実も期待できる。実を付けるには2株以上必要。定期的な誘引が必要。
・オカワカメ　→　成長率はかなり高い。葉は食べられるが、どう処理してもエグ味が強くて美味しく無かった。切ったツルの処理はちゃんと焼却処理しないと、新しい芽が出てきて厄介。ムカゴからも繁殖する。
・アピオス　→　葉っぱの形が綺麗。花も綺麗。ハダニが発生しやすかったのが難点。地下にできた芋は栄養価が高い。

来年は、緑のカーテンにヘチマ、ホップ、瓢箪辺りのツル植物を挑戦してみようかなと考え中です。あと、キワーノは扱いにくいですが、実が付くまでリベンジしたいです。
続いては、ベランダの日差し対策についてです。

去年から3年前くらいまでベランダで緑のカーテンを作ろうと試みましたが、いかんせんベランダの暑さはきつく、水切れなどでうまく育てる事が出来なかった為、緑のカーテン制作は諦めて、緑のカーテンと同等の効果があるスダレと、寒冷紗で日差し対策を行うことにしました。


TVで実験していましたが、これでマイナス数℃の遮熱効果が出るみたいです。
手前の見切れているものは銀色の寒冷紗。値段はお高いですが太陽光線を跳ね返すので日除け効果は抜群です。


スダレの空気の通りは良く、強度もそれなりにあります。細いヨシを使ったスダレは値段が安価なのも良いですね。
欠点があるとすれば、有機物なのでゆっくりと劣化していく事でしょうか。スダレが無事でもヨシ同士を繋ぐ糸が劣化したりして何年も保たなかったりします。


ちなみにベランダは遮熱塗料を塗装済みです。去年私が塗装しました。砂埃で汚れてはいますが、効果は変わりありません。
効果は、ベランダが熱くなりにくくなった事と、熱くなってもすぐに冷めるようになった事です。触ってみるとよく判ります。ベランダに熱がたまらなくなったので、ベランダに貯められた熱が放射されて家の中が暑くなるといった事も減ったものと思われます。（今思えば塗装前後で実測データを取っておけば良かった…）

遮熱塗料の効果について詳しくは塗料メーカーのページを御覧ください。
→ 遮熱塗料（しゃねつ） -夏を快適に過ごす遮熱塗料特集- ｜アサヒペン

いやーしかし、今年は、去年よりもあちらこちらでスダレや緑のカーテンを掛けている家を見かけました。これらを導入する動機は一方的な電気代値上げ（関東）による節電や、不況などから来る複合的なマイナス要因から来ているものでしょうが、原因や理由はともかく、冷房に出来るだけ頼らない生活は昔ながらの健康的な良い流れなのでは？と思います。もちろん暑すぎるのに冷房に頼らない、水分を取らないなどの我慢や無理や無茶はダメですけどね。
何にしても、スダレや緑のカーテンの木漏れ日で過ごす夏は、涼しいだけでなくオシャレで風流で心が癒されるので、これからも続けていきたいと思いました。


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