柿は硬いほうが好き

今日は秋の味覚の話をしたいと思います。

日本の代表的なフルーツ、柿です。
今年は沢山の実が生りました。祖父が昔植えたもので植えられた年代や形などの特徴から恐らく、品種は『富有柿』だと思われます。


手を伸ばせば、いつでも柿が食べられる環境というのは贅沢ですね。
朝食にデザートとして、この柿を1～2個食べています。

そういえば、最近、TV(ほこ×たて)で知ったのですが、柿嫌いの若者が増えていて、20代の嫌いなフルーツ1位が柿らしいです。
嫌いになる一番の原因は食感。
熟した柿のヌルっとしたような歯ごたえの無い食感が苦手なんだそうです。
考えてみれば、私も歯ごたえが無い柿よりも、早めに収穫した硬めの柿が好きです。
子供の頃から硬い柿を好んで食べていました。

尚、この富有柿は最近お店で見かける改良品種(太秋など)と比べて昔からある古い品種ですが、早めに収穫しても甘く、美味しいです。
早く収穫すると食感はリンゴに近いカリカリ、シャキシャキ感ながら、リンゴよりも舌触りの良い滑らかな食感となり、熟した柿のヌルっ・グチュっとした感じは全く無い状態で、柿は食べられるけど柔らかい柿の食感が苦手という人なら美味しく食べる事ができます。
どれくらい違うのか食欲に例えて言うと、私は柔らかい柿は1/4個で十分ですが、歯ごたえのある柿なら2～3個食べられる位違います。

お店で見かける比較的安くて歯ごたえを売りにする柿といえば、『次郎柿』ですかね。
出来るだけ緑色で色が黄色く薄いものを選んで購入し、スグに食べればシャキシャキとした歯ごたえが楽しめるかなと思います。

しかし、次郎柿は分かりませんが、柿はすぐ追熟して歯ごたえが無くなり柔らかくなってしまうのですよね…。
どうにかならないのかと思い、ネットで調べてみたら、NHKの『ためしてガッテン』の記事が見つかりました。
→ 知らなんだ！柿の味が極上に変身する瞬間技 : ためしてガッテン - NHK

柿が柔らかくなる原因は、止まらない水分の蒸発とそれに伴うストレスで放出されるエチレンガスのせいだそうです。
水分は柿のヘタから放出されるので、逆にヘタを湿らせておく事でエチレンガスの発生を抑え、硬さを長持ちさせる事ができるとの事でした。
その効果は、そのままだと3～5日で柔らかくなる柿が3週間も保つというもの。凄いですね。
(※効果期間は柿の種類によりけり)

ヘタを湿らせるガッテン流の方法としては、『ティッシュを水で湿らせ、ヘタの上に置く方法』と『新聞紙などに柿をくるんで冷蔵庫又はチルド室に入れる』2つの方法が紹介されていました。
ティッシュはすぐ乾いてしまうと思いますし、常温だと雑菌やカビの発生の心配があるので冷蔵庫に入れる方法の方が良さそうです。

後日、早速実践してみたいと思います。