ソニーのMD録再機の生産が3月に終了するそうです

AV Wathchの記事を見ていたら、先月1月31日付けの記事に、ソニーのMD録音再生機の生産が3月に終了するというニュースを発見しました。
→ ソニー、MD録再機の生産を終了。約20年の歴史に幕 -AV Watch
尚、約20年の歴史に幕との事ですが、幕を閉じるのは録再機だけで、MDディスク自体はまだ生産を続けるそうです。


MDといえば当時の私の生活に大きな影響を与えた機器です。それだけに、当時の事など色々と思いだしたので、MD時代の事を振り返ってみたいと思います。

私がMDを使っていたのは10代中盤～後半までの3～4年間程で、ソニーの録再対応ポータブルMDウォークマンを使っていました。MDウォークマンを買う 前は録音メディアとしてカセットテープがまだ主流で、ソニーのパンフレットにはカセットウォークマンが載っていたのを覚えています。
MDウォークマン入手後は、通学～外出時・読書時など、暇があればMDはウォークマンで音楽を聴いているという生活でした。
録音は専らCDウォークマンから光デジタルケーブルを使った録音です。場所を取るMDコンポは部屋に置きたく無かった為、そんな録音形態になりました。
持っていたMDディスクの数は確か50枚程で、管理が大変だったのを思い出します。音楽のコピーが1倍速録音というのも面倒でした。
そんなMD生活の中、変化が訪れました。初めての自分のPC(VAIO)を買った事です。1999年の事でした。PCでの音楽管理は実に楽で、圧縮率に優れたMP3と大容量のHDDによりMD時代よりも大量の音楽データを扱えるようになりました。
MDの進化としては2000年にMDLPが登場、MDへの2～4倍の長時間録音が可能になり、機材によっては2倍速～4倍速の早さでMDへの録音が出来るようになり利便性がアップしました。
翌2001年にはNetMDが登場。PCからATRAC3データを録音できるなど利便性はアップしましたが、MP3と比べてATRAC3には利用制限があった為、私はMDを買い換えることは無く、MP3を扱えるデジタルオーディオプレイヤーに乗り換える事にしました。
この後MDは、2004年にHi-MDへと進化しましたが、ipodシリーズのヒットを初めとしたデジタルオーディオプレイヤーの普及により押され、ソニーもデジタルオーディオプレイヤー路線のウォークマンへとシフトして行く事となります。

ちなみに、日本でヒットしたMDですが、MDがヒットしたのは日本だけのようで、海外ではあまり流行らなかったみたいです。MDは世界中でヒットしたと思っていたので驚きでした。