ジャガイモ『インカのめざめ』『ノーザンルビー』などを収穫。食べ比べてみた

7月20日にジャガイモを収穫しました。
収穫したのは、品種名『インカのめざめ』、『ノーザンルビー』、『インカのひとみ』、『シャドークイーン』です。


本当は梅雨入り前に収穫したかったのですが、早い梅雨入りと記録的な猛暑日が続いた事で、収穫タイミングがズレてしまった感じです。
梅雨を挟んでしまった事で、いくつかの芋が腐ったり、雨で土が剥がれて芋が地上に飛び出したりしましたが、思ったよりは無事でした。
腐った芋はもちろん食べずに除外。地上に飛び出してしまった芋も毒素(ソラニン)があるので食べずに来年用の種芋にする予定です。

右から『インカのめざめ』、『ノーザンルビー』、『インカのひとみ』、『シャドークイーン』です。
比べてみると『インカのめざめ』と『インカのひとみ』の小ささが目立ちます。大きさは男爵と比べると3分の1程度です。

尚、上段の小石みたいな芋は小さすぎて除外した芋で、下段の芋は地上に飛び出した為に除外した芋となっています。


芋を洗うと色が際立ちます
上の茶色の芋が『インカのめざめ』で、左の茶色に赤色が入った芋が『インカのひとみ』。下の赤い芋が『ノーザンルビー』で、右の黒っぽい紫色の芋が『シャドークイーン』です。
赤や茶色をしているのは、アントシアニンの影響で、芋の中も赤や紫をしています。

早速、4つの芋を蒸かしてプレーンな状態と塩だけで試食。3つの要素に分けて評価してみると、以下の様な感じになりました。
尚、参考として『男爵』と『メイクイーン』も加えています。

★甘さ
『インカのめざめ』＝『インカのひとみ』＞＞＞＞『男爵』＝『ノーザンルビー』＝『メイクイーン』＞『シャドークイーン』
★パサパサ感(粘度)
『男爵』＞＞『シャドークイーン』＞＞ 『インカのめざめ』＝『インカのひとみ』＞＞＞＞＞『ノーザンルビー』＝『メイクイーン』
★総合的な美味しさ
『インカのめざめ』＝『インカのひとみ』＞＞＞＞『ノーザンルビー』＝『男爵』＝『メイクイーン』＞『シャドークイーン』

総合的な美味しさでは『インカのめざめ』と『インカのひとみ』が甲乙つけがたく、同着の優勝です。この2種は他の芋と比べて甘みが強く、食感もパサパサ感が少なくて滑らかな印象で、家族にも好評でした。
『ノーザンルビー』は『メイクイーン』系の食味で、ねっとりとしていて美味しいのですが、甘みは程々なので、そのまま食べるよりは調理して食べた方が美味しかなと思いました。形が崩れ難いので煮込み料理向きです。
『シャドークイーン』は一番甘さが無く、男爵に似たデンプン感があるので、こちらもそのまま食べるよりはポテトサラダやコロッケなどの調理向きです。


試食して特徴が判ったので、それぞれ適した調理法で美味しく食べて行きたいと思います。