Baidu IMEとSimejiが無断で変換文字を送信していたというニュースをメモ

12月26日付のニュースですが、中国のBaidu(百度)が提供する日本語入力補助ソフト『Baidu IME』と『Simeji』が、利用ユーザーが打ち込んだ変換文字列を無断で送信している事が発覚し、国の重要機関等で注意喚起されたというニュースがネットで話題になっています。

→ 「Baidu IME」「Simeji」が変換文字列を無断で送信、NISCが省庁に注意喚起 -INTERNET Watch
→ 中国製の日本語入力ソフト 入力情報を無断送信　NHKニュース　(※実演映像有り)


この件に関してBaidu側は、2013年3月にリリースしたバージョンから発生したバグだと言っているそうです。
→ 日本語IME「Baidu IME」「Simeji」の無断情報送信、バイドゥ側は「バグ」 | マイナビニュース
バグは、ニュースになった12月26日中に修正した様(※未確認)ですが、バグが原因だったとしても、そんな酷いバグが9ヶ月も放置されているIMEなんて「もう信用できない」という話ですね。

尚、GIGAZINEさんが今回の件で削除方法を詳しく掲載しているので、Baidu IMEをインストールしていて削除したい方は参照して下さい。
→ 入力した文字列をすべて無断でサーバに送信していた「Baidu IME」削除方法 - GIGAZINE

個人的にはこのBaidu IME、Windows8でIMEに不自由した時にインストールしてしまい、最近、Baidu IMEに起因する不可解なポップアップが出てくるまでインストールしたままになっていました。
元々、中国絡みのIMEという事もあり、「データが勝手に送信されている」という噂が昔からあった事は知っていたのですが、知名度が上がってからは「流石に大丈夫だろう」と勝手に思い込んでインストールしてしまったのが失敗だったと反省しています。
あいにく自分には合わず、スグに使用をやめたので、大した情報は送られて無いと思いますが、それでも気持ちの悪さはしっかりと残りました。

逆に今回のニュースで良かったのは、セキュリティ会社が一般人には調べにくい、「IMEの無断送信をチェックした」事が分かった事です。
他のIMEに同様の問題があれば指摘があったと考えられるので、現在メインで使っているGoogle日本語入力の名前が出てこなかったのは良かったなと思います。


※追記
12/27に、各ソフトが修正された様です。

→ Baidu IMEの入力情報送信報道を受け、緊急対応開始した量販店も -INTERNET Watch 2013/12/27
→ バイドゥ「Simeji」新バージョン公開、入力内容を送信していた“バグ”を修正 -INTERNET Watch 2013/12/27


→ 「Baidu IME」アップデート、クラウド変換サービスをデフォルトオフに -INTERNET Watch 2013/12/30