上海問屋のUSBミニLEDライトをレビュー

取り外し出来るUSBミニLEDライトを購入したので、レビューします。
購入したのは、上海問屋さんが販売する『USBミニLEDライト DN-10582』です。


色は豊富で7種類ありますが、今回は無難に黒(BK)をチョイスしました。
本体はプラスチック樹脂。表面は梨地でザラザラしていて無塗装です。

購入価格は、税込み299円。
中国から直で個人輸入した場合は、2.8ドル前後(単品相場)なので、もしもの初期不良時の交換の手間などを考えても上海問屋さんから購入した方が安い感じでした。
→ 【使い方イロイロ】USBミニLEDライト (選べる7色) DN-10582 [メ04]

■ レビュー

■良い所・悪い所・どちらとも言えない所
まず、良い所・悪い所、どちらとも言えない所をまとめます。

◎良い所
・安い。
・明るい。
・軽い。
・ON/OFFスイッチがある。

×悪い所
・USB端子のグラつきなど、一部作りが粗い。

？どちらとも言えない所 (仕様)
・それなりに発熱する。
・USB端子が中央から出ていない。
・光色がやや青っぽい白色。(ロット単位で違いはあるかも？)
・ミニと言っても、それなりに大きい。(反面、持ちやすく、紛失しにくい)
・防水性は無し。


■パッケージ

商品は、チャック式の袋に入っていました。この包装は上海問屋で販売している小物商品で良く見るものです。
パッケージには『10582 DNMU-MUSB miniLED light(BK)』の文字とバーコード、製造国だけ書いてあります。 説明書は特にありません。

■仕様
本体サイズ(実測値)：縦47mm(※コネクタ部含まず35mm)×横(最大直径25.6mm)(最小直径21.8mm)
重量(実測値)：13.5g
製造国：中国
保証：初期不良2週間


■レンズ発光面

レンズは薄いプラスチック製。使用上問題は無いですが、最初から擦り傷が多数ついていました。
外装にも擦り傷っぽいものや、パーツの境界にバリが出ていたりしますが、値段を考えれば許容範囲内です。

奥の黄色い部分が発光面で、面発光タイプである事が分かります。
面発光タイプは、砲弾型LEDの様に光が1点にスポットする事が無く、満遍なく照らせる事がメリットです。


レンズ中央(内部)には、透明なポッチがありました。
光を拡散させる為のものと思われます。

■USB端子

USB端子は中央からでは無く、やや片面に偏る様に出ています。
個人的な使用用途では、この事で問題が出るような事はありませんでした。

ちょっと残念だったのは、こちら。

USB端子は内部で上手く固定されていないのか、触るとグラグラしていて、斜めになっています。
この事で接触不良になる様な事はありませんでしたが、何か気になります。
よく見たら、片面に0.1mm程度の隙間が開いているのが原因の1つの様で、隙間にこのパッケージ袋の角をはさみこんだ所、グラつきがほぼ無くなりました。

■スイッチ部

ON/OFFスイッチのサイズはかなり小さいですが、プラスチック製のカチッと音がなるタイプのスイッチなので、あまり押しにくくは感じ無かったです。(※手袋をしていると流石に押しにくさはあります。)
指の腹ではなく、爪を使って押すのがポイントな感じでした。

スイッチ部の出っ張りはON時：約0.5mm、OFF時：約1mm。
直径は約4.1mmです。

また、スイッチはON/OFF状態が保持される仕組みのスイッチでした。
なので、ONにしたままにしておけば、USBに挿しただけで明かりが点くような使い方も出来ます。

■USB出力ポータブルバッテリーに接続

USB出力のポータブルバッテリーに接続してみました。

■充電式リチウムイオン電池

取り付けたのは、旧SANYO エネループブランドの、USB出力付き充電式リチウムイオン電池『KBC-L2B』です。
充電池に横幅があるため、スタイリッシュではありませんが、電池の持ち応えとミニUSBライトのフィット感は良好でした。

容量は5000mAhある為、このUSBライトとセットで、災害時などに使える明かりになります。
(ちなみに、SANYO吸収後のPanasonicから発売された後継モデル『QE-QL201』では、専用のUSBライトが付属しています。
→ Amazon: Panasonic モバイルバッテリー 5,400mAh ブラック QE-QL201-K)

■消費アンペア
計測した所、消費アンペアは平均17mAでした。(ブレ幅17～18mA)

という事は、上記の5000mAhのリチウムイオンバッテリーに繋いだ場合
5000mAh÷17mA＝294.117...
となるので、約294時間(約12日間)使えるという計算になります。

これなら、ライトとしては十分過ぎる程ですね。


■充電式リチウムイオン電池＋リール式延長USBケーブル

100均で買えるリール式USB延長ケーブルを間に挟んでみました。
こうすると、ライト部分を持って移動出来るので、自在に動かして照らしたい場所を長時間照らす事が出来ます。

ミニUSBライトの本体サイズ自体は、写真の通り凄く小さいという訳ではありませんが、逆に扱いやすく、紛失しにくそうなので、悪い点では無いです。

■ライトの明るさ

照度計を持っていなので、写真でライトの明るさを比較してみました。
比較対象は最大200lmの明るさを持つ、ジェントスのヘッドライト『HEAD WARS HW-888H』です。
HW-888Hは、過去にレビュー記事も書いているので、興味がある方は御覧ください。
→ ヘッドライト、GENTOS HEAD WARS HW-888Hのレビュー

照射対象は、薄灰色のロールスクリーンです。

■約10cmの距離から照射

ロールスクリーンから約10cmの近距離に置いて、照らしてみました。
左が今回購入したミニUSBライトで、右がヘッドライト888Hです。
写真だと、どちらも明るく見えますが、肉眼でも分かるレベルでミニUSBライトの方が暗いと感じました。
中心の明るいスポットは、ミニUSBライトの方が広いですが、照射範囲は888Hの方が広いです。
光色は、ロールスクリーンの色味を加味したとしても、ミニUSBライトの方が中心がやや青っぽい白色で、周囲がやや黄色っぽい白色。
888Hは、中心がやや黄色っぽい白色で、周囲は白色です。

■約100cmの距離から照射

約100cmの距離まで離してみました。
この距離になると、右の888Hより、左のミニUSBライトの方が暗いことが写真でも分かります。

そして、光が青っぽい事も分かります。
恐らく、擬似白色LEDを実現する為の黄色の蛍光体の分量が少なくて、元の青色LEDの色が出てきている為だと考えられます。(※製造ロットによる個体差もあり？)
→ 白色ダイオード - Wikipedia
とはいえ、視認性は良く、実用には特に問題ありません。(※昔から白色LEDは、この色味が多かったです。)

■■約100cmの距離から照射(USBライト単品)

USBライトを約100cmの距離まで離して照射した状態の単品写真です。
面発光の効果が出ている様で、満遍なく明るい事が確認できます。
光源が目に入った時のギラギラ感も少ないです。

尚、LEDの出力が大きい為か、長時間使用すると、体温よりちょっと暖かい位の熱を持ちます。
本体がプラスチック樹脂なので放熱はしにくいです。
危険になる程熱くはなりませんが、一応は、熱がこもらないように使用した方が良いと思われます。

■まとめ

USBに取り付けるライトは同様のコンセプトの商品が昔からあり、自作した事もあるのですが、この商品は、形がライトヘッド型で比較的コンパクトな所や、価格が安いのが魅力です。
中国プロダクトの商品という事もあり、若干作りが雑な部分もありますが、明るさは申し分無く、十分、実用的な商品でした。

アイデア次第で色々と便利に使えそうなライトだなと思います。



▼楽天市場リンク

【使い方イロイロ】USBミニLEDライト (選べる7色) DN-10582 [メ04] 価格：299円（税込、送料別）