するめを食べながら覚え書き

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Home > ブログ > 昆虫(害虫・益虫・他) > 庭で撮影した『ツマグロヒョウモン』幼虫~成虫をメモ

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庭先で撮影した蝶『ツマグロヒョウモン』の、幼虫~成虫までの写真をまとめておきたいと思います。
ツマグロヒョウモン - Wikipedia

blog20120303soto_IMG_8122_mini800px.jpg
こちらはメス(♀)の成虫です(2012年3月撮影)。
メスの羽の先端には特徴的な黒い模様があります。

続いては幼虫なので、苦手な方は注意して下さい。

■幼虫

 

こちらが幼虫です(2014年6月18日撮影)。
体長は4~5cm。時期とサイズ的にみて終齢幼虫かと思われます。
春先にスミレ科の花が咲き終わって葉がワッサワッサと茂ってくると、この幼虫が現れてモリモリと葉を食べまくる姿が目につきます。

見た目は毒々しいですが、トゲに毒は無く柔らかいです。
害虫とも益虫とも言えない虫ですが、スミレ科の植物は繁殖力が高く、食べられても特に問題は無いので放置しています。

実際に触ってみた写真は以下。


更に拡大したものが以下。

この様に『トゲ』というよりも『毛』の様な感じで、触るとペタッと寝てしまい、指には刺さりません。

同じ事を毒を持つ毛虫の『イラガ』で行うと、チクっとした痛みと共にトゲが刺さり、ジンジンとした痒みに似た痛みと共に指が腫れます。
(※対処は、幹部に触らずにセロハンテープやガムテープを貼って剥がして残ったトゲを抜いてから洗浄。その後、痒み止め(ムヒ等)を塗るのがベストかと思われます。)

ちなみに、幼虫を画像検索したら、ツマグロヒョウモンの幼虫を擬人化されている方を発見しました。
ツマグロヒョウモン(幼虫) | 66
幼虫の特徴を上手く盛り込んでいてGJな擬人化です。

追記:

2017年6月10日に関東地方で放送された、テレビ朝日の深夜番組『タモリ倶楽部』は、『今年の夏はもう刺されない!ドクター毒虫の虫さされ対策㊙マニュアル』というタイトルで、毒虫に関する内容だったのですが、放送の中で『やくみつるselect 見た目はキモいが無毒な虫ベスト3』というコーナーがありました。

「もしかして、ツマグロヒョウモン入ってる?でも、知名度的にどうだろう?」と思いながら観ていたのですが、1位にツマグロヒョウモンの幼虫が出てきて「流石やくさん!わかってる!!」と興奮してしまいました。
最初の紹介で、" 日本昆虫協会 副会長 "という肩書が出てきたのは伊達では無く、「園芸をしている方はスミレやパンジーを食べていても潰さないで頂ければ・・・」という趣旨の話もしていたので、「そうそう。」と頷きながら、「流石だな!」と思ったのでした。


■サナギ

 

続いてはサナギです(6月18日撮影)。
6月中旬になると終齢幼虫が多くなり、サナギに変わる個体も多く見られました。

このサナギがカッコイイです。
背中にキラキラとしたメタリックな質感の突起があって、周りの物を反射します。

しかしながら、この光沢は金属的な反射では無く、生物的な特性によるものらしいです。


写真撮影する為に触っていたら、ブンブンと体をよじらせて防御反応をみせました。
(サナギにとっては必死の抵抗なので、そっと戻しました。)

その後、サナギから羽化する瞬間を撮影しようと、観察していたのですが

6月26日に確認したら羽化した後で、見逃してしまいました。。

近くを探した所、抜け殻を発見。

黒っぽい上記のサナギの抜け殻の他に、薄い色の抜け殻も見つけました。


抜け殻を観察すると、サナギの時にメタリックな質感に見えていた部分は、ナウシカの冒頭に出てくる王蟲の抜け殻の目の様に、透明な質感をしていました。
つまり、サナギの時は中身がそのまま透けて見えていたという事になります。
もしかして、サナギの目になっているのかな?と思いましたが、探しても特にそういう話は見つかりませんでした。


■成虫



後日、別な所で羽化中の個体をみつけました(6月27日撮影)。
どうやらオス(♂)の様です。オスは羽の先端の白い模様が無く、ほぼ薄茶色の羽色をしています。
羽の内側を撮影したかったのですが、待っても開いてくれなかったので諦めました。

また、上の写真だと胴体が無いように様に見えますが

羽の中に隠れているだけです。

その後、この個体は元気よく空に飛び立って行きました。


ツマグロヒョウモンは温暖化の影響を知るために注目されている昆虫です。
asahi.com(朝日新聞社):温暖化?チョウ「ツマグロヒョウモン」の分布が北上 - プレーバック1週間

一時期、その寒さから氷河期に向かっていくのでは?という可能性予測もありましたが、結局の所、世界は温暖化の方向に向かっていく可能性が高いそうです。
2013年11月24日の放送|NHK「サイエンスZERO」
という事は、今後ツマグロヒョウモンが見れる地域は拡大していく事でしょう。


※追記:
2014年9月2日に、ツマグロヒョウモンと同じく温暖化で北上していると言われている『ナガサキアゲハ』のメス(♀)も初めて見かけました。
ナガサキアゲハ - Wikipedia
上手いこと撮影出来たら掲載したいと思います。




最終更新日:2018/04/11

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