ニコ動などの広告にマルウェア誘導広告が表示されていたという話

私の所では表示されなかった為、気付きませんでしたが、2014/6/19未明よりニコニコ動画などで表示される広告に、『FlashPlayer』の更新通知に見せかけた『マルウェア(悪質なソフトウェア)誘導広告』が表示される事があり問題になった様です。

→ マイクロアド社広告経由のマルウェアについて‐ニコニコインフォ
※ニコニコインフォより
ニコニコでは、当日中に原因となったマイクロアド社の広告をブロック＆報告する事で対処した様ですが、Twitterなどを見る限り、正規の更新と間違えてDLしてしまった方は割と居た様なので、身に覚えがある方はアンインストール等の対処をする必要があります。

PCソフトのDLページなどで以下の様な広告を表示し、違うソフトをDLさせるパターンは多いので、惑わされる事は少ないですが、今回の様に「慣れないパターンが来ると間違える可能性がある」という事は改めて記憶しておこうと思いました。


後、ニコニコと言えば、ID・パスワードを各サイトで使いまわしている人を狙った『リスト型アカウントハッキング』によりアカウントが乗っ取られ、利用価値が高まってきたニコニコポイントを勝手に使われるという被害が最近ありました。
→ 他社流出パスワードを用いた不正ログインについて‐ニコニコインフォ
また、同一犯か模倣犯によるものなのかは分かりませんが、前後してLINE・mixi・楽天DLでも同様の手口での被害が発生しています。
→ LINEに不正ログイン　被害規模は「調査中」 - ITmedia ニュース
→ mixiで26万アカウントに不正ログイン　リスト型攻撃、試行430万回 - ITmedia ニュース

→ アカウント乗っ取り対象者のログイン停止について‐ニコニコインフォ
ニコニコでは、「被害者がパスワードを替えるまでアクセス出来なくする」という対処をして沈静化した様ですが、この垢ハックの方法は、かなり古典的なものなので、今後も同様の被害が起こる可能性は大いにあります。
サイト側が「その場限りのログイントークン」を発行したりしない限りは防ぎきれない事なので、今後もユーザー側がパスワードを使いまわさない等、自衛する必要がありそうです。