するめを食べながら覚え書き

(一応)PCと園芸の話題がメインな、雑記系ブログです。くコ:彡
Home > ブログ > 園芸 - 花・観葉・草 > ロニセラ(ハニーサックル)16品種の花が咲いたので比較してみた+α、その1

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2011年に購入したロニセラ(ハニーサックル)が気に入ったので、2012年に一気に9品種増やしました。
5月になり続々と開花し始めたので、現在咲いている花の比較などをしてみたいと思います。

尚、比較に際して光源色(撮影日時・天候・方角)の違いによる、色味の違いはご了承下さい。
また、何度も記事を付け足し&書き直しているので、話が前後している部分があります。

最終更新日:2017/05/31

■購入時の苗


まず、2012年に購入した9品種の苗の紹介です。
blog20130518_honeysuckle_IMG_3801_mini800px.jpg
左から
ペリクリメナム(periclymenum)』、(学名:Lonicera periclymenum L. (登録:1753年))
ヘクロッティー(heckrottii)の1品種『アメリカンビューティ('American Beauty')
ヘクロッティー(heckrottii)』、(学名:Lonicera × heckrottii Rehder (登録:1900年))
ミントクリスプ(mintcrisp)

この中で特徴的なのはミントクリスプで、他の品種とは違って葉に白いスジが有り、両面に毛が生えています。他の品種は毛が無くツルツルとした葉です。


blog20130518_honeysuckle_IMG_2218_mini800px.jpg
左から
ドロップモアスカーレット('Dropmore Scarlet')
テルマニアーナ(tellmanniana)』、(学名:Lonicera × tellmanniana Magyar ex H.L.Späth (登録:1928年))
ペリクリメナム(periclymenum)の1品種『グラハムトーマス('Graham Thomas')
ペリクリメナム(periclymenum)の1品種『ウインドワード('Windward')
アメリカーナ(americana)』、(学名:Lonicera × americana (Mill.) K. Koch)

この中で特徴的なのはアメリカーナで、葉が小さめで、生え始めの葉が紫色をしています。

また、ロニセラにハマるキッカケとなった、2011年に購入した苗は以下。
6a8e8cbe.jpeg
ツキヌキニンドウ(Lonicera sempervirens L.)』です。

追記:この苗はツキヌキニンドウのタグで売られていたものですが、調べた所、古くからあるツキヌキニンドウ(突抜忍冬)の特徴とは違う事が分かりました
ツキヌキニンドウの特徴は、
「香りが無い、オレンジ色の花色」ですが、この購入苗の特徴は、「香りが有る、赤い花色」です。
葉が他のロニセラより大きくて、葉の裏が白っぽいなどの特徴がありますが、品種特定には至っていません。

なので、この品種はツキヌキニンドウ(詳細品種不明)と表記する事にしました。

※2014/06/12追加
新しく、2品種を追加しました。

左が、ジャポニカ(japonica)の1品種『ヒンロン('Hinlon')』です。
右が、ジャポニカ(japonica)の1品種『オーレオレティクラータ('Aureoreticulata')』となります。

『ヒンロン('Hinlon')』は、和名が『清水錦』で、清水敏郎 氏が作出した品種との事。
また、『ハニーデュー('Honeydew')』という商品名でも流通しているそうです。
ロニセラ 清水錦:植物自由区【しょくぶつふりーく】 - ※情報元
学名は『Lonicera japonica 'Hinlon'
』との事。

『オーレオレティクラータ('Aureoreticulata')』は、『ゴールデン('Golden')』という名前で購入したロニセラですが、調べても詳細がイマイチ分かりませんでした。
しかし、タキイネットで同一と思われる品種が『オーレア』の名前で売られていたので、そちらの名前で調べた所、海外サイトで情報がヒットしました。
Lonicera japonica 'Aureoreticulata'   - ※情報元の1つ
こちらで学名は『Lonicera japonica 'Aureoreticulata'』と判明。
※追記:正確には (Lonicera aureoreticulata hort. ex T.Moore (登録:1862(1863)年))
また、英名(or商品名)は『ゴールドネット ハニーサックル(Goldnet Honeysuckle) 』
和名だと『黄金スイカズラ』の名前で売られている事も分かりました。

この品種は学名に「japonica(意味:日本の)」が入っている通り日本原産か、あるいは関わりの深い品種で、『オーレオレティクラータ('Aureoreticulata')』は、ラテン語で「黄金(Aureo)の細網(Reticulata)」の意味がある様です。
同じ様な覆輪の植物にも学名にAureoが付いていますが、日本語だとAureoを「オーレオ」と表記する事が多い様なので、ここでは「オーレア」では無く「オーレオ」と表記したいと思います。

※追記:イギリス スコットランド生まれの植物ハンター:Robert Fortune氏が1860~1862年に日本に滞在した時に手に入れた日本のロニセラをアメリカに送ったという記録があり、その時送ったロニセラが、この『Aureoreticulata』だったそうです。

ちなみに、「Aureoreticulata」の発音は、ほぼ発音が同じなラテン語とイタリア語のどちらかで確認出来ます。
Google 翻訳 ラテン語 - ※翻訳欄下のスピーカーボタンで再生
Google 翻訳 イタリア語
個人的には「アーウレオレティクラータ」と聞こえます。

英語での発音は、以下のアメリカ ワシントン州の造園家の方の動画で確認出来ます。
From Mild to Wacky! - YouTube - ※1:44秒頃
どうやら、英語では発音しにくい様です。
個人的には「オーリオレティキラ」と聞こえました。



この2つの品種は、それぞれ葉に特徴があります。
ヒンロン(清水錦)の方は黄緑色の覆輪があり、オーレオ(ゴールデン)の方は葉脈に沿って白~黄色っぽい網目状のラインが入っています。
また、オーレオ(ゴールデン)は、出始めの葉が丸みを帯びているものの、段々と切れ込みが入った葉に変わっていく様です。


※2015/05/07追加
更に、小葉系を含む2品種を追加しました。

左がくっきりとした覆輪の葉を持つ『ハーレクイン或いは、ハーレークイン(Harlequin')』。
右が小葉系のロニセラ ニティダ(nitida)の1品種 『 レッドチップ ('RedTip')』です。

※2015/10/12追加
小葉系1品種を追加しました。(※花はまだです。)

ロニセラ ニティダ(nitida)の1品種『 レモンビューティー('Lemon Beauty')』です。


レッドチップは、枝と出始めの葉が赤みを帯びているという特徴があり、葉のクチクラ層が厚く、手触りが硬いです。
レモンビューティーは、黄色がかった薄緑色の覆輪の面積が多く、軽く爽やかな印象があります。
ただ、同じニティダのレッドチップと比べて葉に厚みはありません。

※追記1:レモンビューティを1年間育てた所、斑が入る前のベーシックな緑色の葉のニティダに戻る枝が出て来ました。
いわゆる『先祖返り』という現象で、レモンビューティーがニティダの枝変わり品種だという事が明確に分かりました。

(2016/5/29撮影)
また、2017年も先祖返りする枝が見られました。

※追記2
レッドチップの特徴ですが、他のニティダと相違点が多いので、ニティダと何かの品種の掛け合わせか、別な中国系品種かもしれません。ただ、調べても、どういう経緯で登録・生まれた品種なのかは分かりませんでした。


※2016/06/02追加

ヒョウタンボク(詳細品種不明)』の苗を追加しました。
ヒョウタンボクには多くの種があるので、取り敢えず(詳細品種不明)としておきます。


購入時、花は終わっていましたが、俗称の由来になっているヒョウタン型の実は付いていました。

※追記:花が咲いて比較情報が揃いました。結果として葉・花・実の特徴から、『キンギンボク(金銀木)又はヒョウタンボク(瓢箪木)』(学名:Lonicera morrowii A. Gray )である可能性が高いです。


※2016/06/24_06/26追加

左の『ニティダ('nitida')』(学名:Lonicera nitida E.H.Wilson (登録:1911年))と、その1品種で右の『エドミーゴールド ('Edmee Gold')』を追加しました。

エドミーゴールドの方は、他に『ブリオーニ ('Briloni') 』とも呼ばれるそうです。
(※Edmeeはフランス系の海外著名人が多数ヒットするので、フランスの関連名の可能性があります。また、Briloniの方はイタリアのスーツブランドがヒットする事から、イタリアの関連名の可能性があり、どちらにしてもヨーロッパで作出された可能性が高いです。
ただ、海外の植物情報サイトで'Edmee Gold'™と商標が付いた情報が見つかったので、学名的にはブリーニの方が正しそうです。)

このニティダですが、英名では『ボックス ハニーサックル(box honeysuckle)』か、もしくは、1911年に原産の中国(雲南省と西部四川省)からニティダを持ち帰り、ヨーロッパに広めた植物コレクターErnest Henry Wilson氏の名前を冠した『ウィルソンズ ハニーサックル(Wilson's Honeysuckle)』と呼ばれているとの事。
Lonicera nitida - Wikipedia, the free encyclopedia 

また、オランダ名では『チャイニーズ カンパーフーリー(Chinese kamperfoelie)』と、原産国の名前が入っている事が分かりました。
Chinese kamperfoelie - Wikipedia 
(※kamperfoelie=オランダ語でハニーサックルの意味)

ニティダは剪定に強く、葉が密に生えるので、海外だと生け垣として使われているみたいです。
box honeysuckle - Google 画像検索 
生け垣としての性質は、日本だと古くからツゲや、ハクチョウゲなどが担ってきたポジションと似ています。


左の『白花ウグイスカグラ』(学名:Lonicera gracilipes Miq. var. glabra Miq. f. albiflora (Maxim.) Rehder)
右の『桃花ウグイスカグラ(学名:Lonicera gracilipes Miq. var. glabra Miq. )を追加しました。



こちらは2015年5月に筑波実験植物園で撮影したウグイスカグラの実です。


ウグイスカグラの他に『ミヤマウグイスカグラ』(学名:Lonicera gracilipes Miq. var. glandulosa Maxim.)も追加しました。


こちらが2015年5月に筑波実験植物園で撮影したミヤマウグイスカグラの実となります。
実に細かい毛が生えているのが特徴です。


■ロニセラについて脳内整理


ロニセラは品種や呼称が多い為、調べているうちに混乱しました。
日本で古くから流通している代表的な野生品種と園芸品種、その特徴などを以下にまとめておきます。


▼科と属
・スイカズラ科(Caprifoliaceae)、スイカズラ属(Lonicera L.)
「Lonicera」で辞書を引いても、日本語では「ロニセラ」では無く「スイカズラ」や「ニンドウ」と翻訳が出るので、厳密に品種を調べようとした時に、ややこしいなと思いました。

属の由来は、ドイツの博物学者Adam Lonizer 氏(1528-1586年没)の名前、そのラテン語読み「Lonicerus」からとの事。
Adam Lonitzer – Wikipedia - ※英語
学名の最後に「L.」と入っていれば、Lonizer 氏が分類した事を指します。

「ニンドウ」は中国語の「忍冬」の日本語読みで、名前の由来は冬を耐え忍ぶ姿から。
忍冬属 - 维基百科,自由的百科全书
「スイカズラ」は日本語の「吸葛(古い読みでスヒカズラ)」からで、名前の由来は諸説あるものの、花の甘い蜜を吸った事から名付けられたとも言われているそうです。

また、日本だと「ロニセラ」は「ロニケラ」とも読まれる事もある様です。
学名のラテン語読みでは、「ロニーチェラ」という発音でした。
Google 翻訳 - ※翻訳欄下のスピーカーボタンで発音が再生可
又は、以下のイタリアの方の動画でもほぼ発音が同じなので確認できます。
Lonicera Caprifolium @ Fiori (以下略 - YouTube - ※1:04秒頃


▼学名と特徴
・学名:Lonicera japonica Thunb.(ジャポニカ)
→  日本名:スイカズラ(吸葛)、英名:ジャパニーズ ハニーサックル(Japanese honeysuckle)
特徴:白色と黄色の花。日本原産のロニセラ。甘い香りの芳香性が有り、黒い実をつける。
西洋種と交配され、様々な品種がある。

Image Credit: Google 画像検索

日本の開国後、アメリカにも渡ったが、繁殖力が高く侵略的な危険外来種として厄介物になっている。(※詳しくは比較その2にて)


・学名:Lonicera morrowii A. Gray(モローウィー)
→  日本名:キンギンボク(金銀木)もしくは、ヒョウタンボク(瓢箪木)、英名:モローズ ハニーサックル(Morrow's honeysuckle)又は、ブッシュ ハニーサックル(Bush honeysuckle)
俗称・方言:ドクブツ、ヨメゴロシ
特徴:白色~黄色の花を咲かせ、赤いヒョウタン型の実は有毒として有名。

Image Credit: Google 画像検索

「キンギンボク」は中国語「金銀木」の日本語読みから名付けられた名前で、名前の由来は黄と白の花を、金と銀に見立てた事からとも。
近縁種の特徴は、冬咲き、大葉、小葉、つる性、木立性、赤花、黄実など様々だが、共通してヒョウタン型をした実をつける。

エゾヒョウタンボク Lonicera alpigena L. subsp. glehnii (F.Schmidt) H.Hara
ウスバヒョウタンボク Lonicera cerasina Maxim.
チシマヒョウタンボク Lonicera chamissoi Bunge
など

ロニセラ(ハニーサックル)のデータ一覧、その1  ※残りはこちらへ


・学名:Lonicera caerulea L. var. emphyllocalyx Nakai(ケルーリア)
→  日本名:クロミノウグイスカグラ、ハスカップ、英名:ブルーベリード ハニーサックル(Blue-berried honeysuckle)、ブルー ハニーサックル(Blue honeysuckle)、ハニーベリー(Honeyberry)
特徴:食用の実をつけるロニセラ。ロシア:東シベリア原産とも。近縁種では赤実・黄実がある。

Image Credit: Google 画像検索

「ウグイスカグラ」は、漢字で「鶯神楽」と書き、名前の由来は諸説あるものの、ウグイスが鳴く頃に咲く花姿が神楽を舞う姿に見えた説や、実を食べに来たウグイスが神楽を舞う姿に見えた説などがある。
「ハスカップ」は、アイヌ語の「ハシカプ」が語源で、「has(枝条)ka(の上)o(にたくさんなる)p(もの)」=「枝の上に沢山なるもの」の意味がある。
「ケヨノミ」については、アイヌ語の「エヌミタンネ」が語源で、意味「e(頭)numi(の粒)tanne(長い)」=「先端(頭)の長い実(粒)」が、「エヌミ」、「ユノミ」、「ヨノミ」と呼ばれ、更に転じている。
アイヌと自然デジタル図鑑 - アイヌ語辞典
ハスカップファーム山口農園|ハスカップ豆知識
また「ハスカップ」=「ケヨノミ」という情報が多いが、アイヌ語の意味が指す通り、詳しくは、丸っとした実をつけるものが「ハスカップ」、細長い実をつけるものが「ケヨノミ」と分けられていて、学名も異なっている。
ハスカップ - Google 画像検索 - ※ハスカップは丸っとしている
ケヨノミ - Google 画像検索 - ※画像情報は少ないが細長い実の画像は出てくる

(※「ケヨノミ」の「ケ」の意味について調べた所、アイヌ語で「ケ」=「ke」=「~した、~している」という情報を発見。但し、ヨノミの前に付くと意味が分からなくなるのでアイヌ語としての意味は無いものと思われる。
図鑑などによると、若枝などに毛があるものが「ケヨノミ」と呼ばれるとあり、また、「ナガヒゲ(長髭)」や、無毛を指す「マルバ(丸葉)」と付いたヨノミがある事から、アイヌ語に漢字で「毛」を意味する語が付属して「毛ヨノミ」と呼ばれるようになったという事で間違いない様だ。
ちなみに、アイヌ語で「毛」は「kenuma(ケヌマ)」と読むとの事。
樹の散歩道 - クロミノウグイスカグラの商品はなぜ〝ハスカップ〟と呼ばれるのか
トピック別 アイヌ語会話辞典
他に気になる所で、古くは黒く熟して甘みのある「エノキ(エゾエノキ)」の実が「ヨノミ」や「ユノミ」とも呼ばれて食べられていたという情報についても記述しておく。)
いろいろな樹木とその利用/第21回 「エノキ(エゾエノキ)」
だんじりのまち大阪府岸和田市の樹木図鑑 - エノキ

日本に自生するもので食べる事の出来るロニセラの一例は以下。

ケヨノミ Lonicera caerulea L. subsp. edulis (Regel) Hultén
ナガヒゲヨノミ Lonicera caerulea L. subsp. edulis (Regel) Hultén f. longibracteata C.K.Schneid.
マルバヨノミ Lonicera caerulea L. subsp. edulis (Regel) Hultén var. venulosa (Maxim.) Rehder
ウグイスカグラ Lonicera gracilipes Miq. var. glabra Miq.
など

ロニセラ(ハニーサックル)のデータ一覧、その1  ※残りはこちらへ


・学名:Lonicera periclymenum L.(ペリクリメナム)
→  日本名:ニオイニンドウ(匂い忍冬)、英名:ハニーサックル(Honeysuckle)又は、ウッドバイン(Woodbine)
特徴:赤色の花。甘い香りの芳香性が有る事からハニーサックルと呼ばれる。ヨーロッパ原産(南ノルウェー、スウェーデンなど)のロニセラ。
品種改良が進んでおり、矮性、濃花色、薄花色、小葉、小花など特徴は様々。

Image Credit: Google 画像検索

また、他の原種や交配種など、芳香性の花を咲かせるものもハニーサックルと呼ばれるが、その場合は名前に花の特徴などが入る。
ハニーサックルの名前が付いている品種の一例は以下。

Lonicera albiflora (White honeysuckle : ホワイト ハニーサックル)
Lonicera alpigena (Alpine honeysuckle : アルパイン ハニーサックル)
Lonicera canadensis (American fly honeysuckle : アメリカンフライ ハニーサックル)
など

ロニセラ(ハニーサックル)のデータ一覧、その1  ※残りはこちらへ


・学名:Lonicera sempervirens L.(センパーバイレンツ)
→  日本名:ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)、英名:コーラルハニーサックル(coral honeysuckle)、トランペットハニーサックル(trumpet honeysuckle)、スカーレットハニーサックル(scarlet honeysuckle)
特徴:花はオレンジ色で芳香性は無し。アメリカ東部原産で、日本には明治時代初期に外来。

Image Credit: Google 画像検索

「ツキヌキニンドウ」は中国語の「贯月忍冬」の日本語読み「突抜忍冬」からで、名前の由来は葉を突き抜けて花が咲く様子からとされる。
贯月忍冬 - 维基百科,自由的百科全书


▼原産地別にみた主な特徴

・北ヨーロッパ原産系
ペリクリメナムなど:落葉する、花に芳香性のあるものと無いものがある、実は有毒、実の色は赤

・北アメリカ原産系
- 情報収集中

・原産詳細不明系(世界中の寒冷な地域に分布)
ケルーリアなど:落葉する、花に芳香性がある、実は無毒で食用になる、実の色は青か黒紫か赤か黄

・ロシア原産系
- 情報収集中

・中国・ネパール・モンゴル原産系
ニティダなど:常緑(半常緑)、花に芳香性が無い?、葉が小さい、実が有毒かは不明、実の色は紫

・中東・インド原産系
- 情報収集中

・日本原産系
ジャポニカなど:常緑(半常緑)、侵略的に繁殖する、花に芳香性がある、実は有毒、実の色は黒



調べるまで、『スイカズラ』、『ロニセラ』、『ハニーサックル』、『ツキヌキニンドウ』の名前は、「呼び方が違うだけ」だと思って深く考えていませんでしたが、厳密には細かく分かれていた様です。


▼情報の参照元
スイカズラ属 - Wikipedia - ※日本語
Honeysuckle - Wikipedia, the free encyclopedia - ※英語
Lonicera periclymenum - Wikipedia, the free encyclopedia  - ※英語
ハニーサックル | 成分情報 | わかさの秘密
学名 - Wikipedia
米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info( 2017年3月19日).
The International Plant Names Index - home page - ※英語

Wikipedia(英語)には日本では流通していない沢山の品種が掲載されていますが、海外ナーセリー等を巡ってみると更に多くの品種がある様で、日本で出回っているのは、ごく一部の原種と園芸品種のみだという事が分かりました。


※2016/07/20追加

■日本原産ロニセラの伝播


CiNii 論文 -  エミリ・ディキンスンと日本の花(1)-Lonicera Japonica 日本産スイカズラ- 
神戸女学院大学:鵜野 ひろ子 氏による論文

こちらの論文によると、アメリカへは、1853年と1845年のペリーによる日本の開国交渉の際、多数の日本原産植物と共にキンギンボクが渡った事が資料として残っており、更に開国後の1855年には1500~2000種の日本原産植物がアメリカに渡ったという事が分かりました。
それから、7年後の1862年には日本原産ロニセラがアメリカの養樹園に渡って増やされ、アメリカ東部に広まったとされているそうです。

ヨーロッパへは、中国経由で日本原産ロニセラが渡った可能性がある事、記録としては1806年に東インド会社からヨーロッパに紹介された記録がある事が分かりました。
1784年に「Lonicera japonica Thunb.(スイカズラ)」が品種登録されている事から、明確に日本原産ロニセラとして認知されながら広まったのは、それ以降と考えて良さそうです。

※まとめたら長文になってしまったので、詳しくは以下の別ページに移動しました。
日本原産ロニセラの伝播と考察


■花の比較



左から『ツキヌキニンドウ(詳細品種不明)』、『ドロップモアスカーレット』の花です。

ツキヌキニンドウ(詳細品種不明)の方の香りは他のヨーロッパ系のロニセラと同じく、優雅さを感じる甘い香りです。
(※甘いと感じる香りについてですが、甘い香りの花の代表格であるクチナシやジンチョウゲと比べるとかなりささやかです。また、花の量によっては甘い香りには感じないと思います。)
ドロップモアスカーレットの方には香りがありません。

 
左から『テルマニアーナ』、『グラハムトーマス』の花です。
グラハムトーマスはクリームがかった黄色+白色の花色か、白色だけの花です。

テルマニアーナの方には香りはありません。
グラハムトーマスの花の香りは他のヨーロッパ系のロニセラと変わりません。

 
左から『ヘクロッティー アメリカンビューティ(heckrottii 'American beauty')』、『ヘクロッティー(heckrottii)』の花です。
ツキヌキニンドウ(※詳細品種不明)と、花色に大差はありません。

どちら共、花の香りは他のヨーロッパ系のロニセラと変わりません。

※2013/05/26追加
 
左から『ミントクリスプ』、『ウインドワード』の花です。
ミントクリスプは、最初に白~クリーム色の花を咲かせて、やがて黄色く色が変わります。
ミントクリスプの香りは、花の量に比べてやや控えめな甘い香りで、スッキリ爽やかな印象です。

ウインドワードは、他のヨーロッパ系のロニセラと比べ、花の色がビビッドで少しの花でも存在感があります。花の内側は白~クリーム色で、花が終わるにつれて黄色に変わっていきます。

日本系のミントクリスプは、ヨーロッパ系のロニセラと比べて、やや爽やかな印象の香りです。
ウインドワードの香りは他のヨーロッパ系のロニセラと変わりません。

※2013/05/26、2014/06/12追加

アメリカーナ』の花です。(※上記写真2枚共)
薄ピンク色をしたツボミが開花と共に白く変わり、最終的には黄色く変わっていきます。

花の香りは、ヨーロッパ系のロニセラとは違う香りがします。
ロニセラの甘い香りの中に、化粧品で良くある様な香りが入っているので、人によっては好みが別れる香りかもしれません。
(※うちの母は、特に嫌なニオイでは無いと言っていました。)

※2014/06/15追加、2015/05/19追加

左から『ペリクリメナム』、『ハーレクイン or ハーレークイン)』の花です。
ペリクリメナムの花は、気候の影響か、はたまた土の影響か、どの花も薄い色味でした。
ハーレクインの花は、咲いた花の色は黄色系の薄い色合いでしたが、調べてみると赤系の花が咲いている方も居る様なので何年かは様子を見たいと思います。

ペリクリメナムの花の香りは他のヨーロッパ系のロニセラと同じく、優雅さを感じる甘い香りです。
ハーレクインの花の香りは未確認ですが、調べた所、香りはある様です。

※2016/04/16追加

左から『ニティダ レッドチップ』、『ハスカップ(詳細品種不明)』の花です。
レッドチップの花の形は細長いベル型で、色は薄い黄色~黄緑色、先端にかけて赤茶色っぽいグラデーションが入っています。

中国系のレッドチップの花には、香りはありませんでした。
ハスカップの花の香りは確かめるのを忘れてしまいましたが、調べた所によると優しい甘い香りがある様です。(※翌年、確かめたものの香りが感じられなかったので、かなり小さな香りかもしれません)

※2017/04/26追加

『ニティダ』の花です。
花の形は口が大きく開いた黄色のベル型で、合弁花ながら先端が花びらを重ねた様になっており、同じニティダのレッドチップと比べると特徴が違います。

こちらも中国系のロニセラですが、香りはありませんでした。

※2016/05/25追加
 
ヒンロン(清水錦)』の花です。
花のサイズは小さめで、咲き始めの花弁はピンク~白っぽい色で、咲き終わりにかけてオレンジっぽい色に変わります。

日本系のロニセラ、ヒンロンの花の香りは、控え目かつ爽やかな甘い香りがします。

※2016/08/23追加

ヒョウタンボク(詳細品種不明)』の花です。
咲き始めは白で、咲き終わりは黄色でした。

香りは、かなり鼻を近づけて遠くの方に薄っすらと甘い匂いが香るかな?といった程度でした。
他の香りのあるロニセラと違い、満開でも相当に近づかなければ香りがある事が分かりません。


■6品種を横に並べての比較
blog20130518_honeysuckle_IMG_5768_mini800px.jpg
咲いているハニーサックル6品種の花を採取し、並べて撮影してみました。
上段3つが左から、テルマニアーナ、グラハムトーマス、ツキヌキニンドウ(※詳細品種不明)
下段3つが左から、ドロップモアスカーレット、ヘクロッティー
、ヘクロッティー:アメリカンビューティになります。

※2013/05/26追加
■3品種の比較
前回比較できなかった3品種の花が咲いたので比較しました。

blog20130526_honeysuckle_IMG_6421_mini800px.jpg
上段3つは、色味の比較用に置いた品種です。左からドロップモアスカーレット、グラハムトーマス、ツキヌキニンドウ(詳細品種不明)となります。
下段が追加の3品種で、左からアメリカーナ、ミントクリスプ、ウインドワードです。

※2015/05/19追加
■1品種の比較
新たに追加した『ハーレクイン』の花が咲いたので比較してみました。


左がハーレクイン、右が比較用のドロップモアスカーレットです。


※記事容量をオーバーした為、記事を分割しました。その2は以下です。
ロニセラ(ハニーサックル)16品種の花が咲いたので比較してみた+α、その2 
(実の味、紅葉など)


▼楽天リンク

【楽天市場】ロニセラ の検索結果 - 花・ガーデン・DIY
(最寄りの園芸店で見つからない変わったロニセラは、楽天市場で購入しました。)

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清水錦
 はじめまして

 いろんなロニセラを育てていらっしゃるのですね。

 たくさん花が咲いていてうらやましいです。
 
 私も今年(最近ですが)清水錦を購入して鉢に植えたのですが、何年ぐらいで花が咲くのでしょうか・・・・、3号ポットでした。

 スイカズラも3年ぐらいたちますが未だに花知らずです。
 日当たりの良い場所にいて蔓はぐんぐん伸びているのですが・・・残念です
 
名無し 2015/06/09(Tue)14:10:07 編集
> ロニセラについて
はじめまして、コメントありがとうございます!

いやー、すっかりロニセラの魅力にハマってしまい、次々と種類が増えています。
ただ、地植えにしたロニセラの成長が爆発的で、剪定と誘引に四苦八苦中です。。

スイカズラと清水錦、早く咲くと良いですね・・・。

ちなみに我が家の清水錦も、まだ花が咲く気配は無い感じです。
とりあえず、葉を育てるのが窒素で、花付きを良くするのがリン酸と言われているので、窒素分を控えめにした肥料を与えてみようと考えています。
また、盆栽的に考えると、鉢を小さくして根域制限する事で花が付きやすくなるかもしれないのですが、その辺りまだまだ経験不足な所なので研究してみたいものです。
ryuun@管理人 2015/06/10(Wed)00:05:21 編集
スイカズラ
初めまして。
たくさんの品種を育ててらっしゃるのですね。
記事内容がとても参考になりました。
最近、ミントクリスプを育て始めたばかりで検索していてたどり着きました。

リンクを貼らせてもらっても構いませんか?
拙ブログ→http://ameblo.jp/komamok/entry-12037950046.html
kira-kira 2015/06/16(Tue)11:28:49 編集
> kira-kiraさんへ
kira-kiraさん初めまして。
すみません、最近ブログ放置してて気付くの遅れました;

ミントクリスプ、爽やかな雰囲気でいいですよね。
香りもスッキリとした甘い香りで、花季も家にあるロニセラの中で比較的長く、落葉しにくいので掃除が楽で助かってます。

ブログ見ましたが色々とチャレンジされている様で、なるほどなと刺激を受けました。
リンク等は特に制限していないのでご自由にどうぞ~。
ryuun@管理人 2015/06/25(Thu)06:19:05 編集
凄いですね~
ニントウで検索中のたどり着きました。
こんなにも品種があるとは、驚きです。
一つの花を追及するのも素敵だな~と改めて思いました。
ほんと濡素晴らしいです!
maru 2015/07/07(Tue)09:29:48 編集
> maruさんへ
maruさん初めまして。
お褒め頂きまして、とても嬉しいです!

私も調べていた当時、こんなにも品種があるのかと驚いたのを覚えています。(@@)
一つの花を追求してみると面白いです。
それで更にのめり込みました!

まだこのページは更新する予定がありますので、宜しければ、たま~に覗いて見て下さい。
ryuun@管理人 2015/07/08(Wed)20:06:48 編集
奥深いですね
私もニンドウで検索でたどり着きました。
こんなにも沢山種類があるのに驚き それを全部育てて比較して、まとめていらっしゃることに感心しました。
とても参考になりました。ありがとうございます。
まゆ 2015/07/29(Wed)20:22:48 編集
> まゆさんへ
まゆさん初めまして。
コメントありがとうございます。

これからロニセラ品種を育てる方に少しでも参考になればとまとめてみた記事ですが、思いがけず多くの反響があって励みになります!

ほんと探求してみると奥深いものですね。
多品種を育てて比較してみて、実感も一入です。
ryuun@管理人 2015/08/03(Mon)05:03:24 編集
ヘクロッティ と アメリカンビューティーの関係
ロニセラについて大変参考になりました。
この前ホームセンターで見たロニセラのラベルには
Lonicera xheckrottii
'American Beauty'
ハニーサックル
’アメリカン・ビューティー'
と記載されてました。

ヘクロッティ の中の品種のひとつがアメリカンビューティーなのではないでしょうか?

http://m.fmtll.floralinq.com/qr/2655/
Myu 2015/08/26(Wed)18:03:03 編集
> Myuさんへ
Myuさん初めまして。
コメントと情報ありがとうございます!

Myuさんの情報を得て、こちらでもHeckrottiiについて情報を集めて精査してみました。

◆ 1、購入した商品ラベルには「Lonicera 'Heckrottii'」と「Lonicera 'American Beauty'」と記載。
◆ 2、海外だとHeckrottiiは以下の2種が紹介され「Heckrottii」という名称だけでは流通していない。

Lonicera x heckrottii 'Golden Flame'
http://www.bomenzoeker.nl/share/plantgroot/8912.jpg
Lonicera x heckrottii 'American Beauty'
http://www.bomenzoeker.nl/share/plantgroot/8902.jpg

◆ 3、英Wikipediaには、Lonicera × heckrottii (Golden Flame honeysuckle)と紹介。
◆ 4、他にHeckrottiiが付く品種は以下を発見。但し情報は少ない。

Lonicera x heckrottii 'Pink Lemonade'

これらの事から、Myuさんの仰っている事で合っていると私も思い、そして恐らくですが、私が購入したHeckrottiiという品種は、'Golden Flame'の事なのではないかと考察しました。
これならば、生産者さんがHeckrottiiとAmerican Beautyを別品種として売っていた点についても説明がつくかと思います。
但し、私が育てた2種は特徴が似すぎていて別品種とは思えない所もあり、もしかすると同一品種だった可能性がある事も記載しておきます。

何れにせよMyuさんのお陰で、Heckrottiiの中の1品種がAmerican Beautyという事が分かり、勉強になりました。
ありがとうございます。


※追記
後で種としてのHeckrottiiの登録名、登録年、登録者を発見したので、疑問は解決しました。
ryuun@管理人 2015/08/27(Thu)01:59:46 編集
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