【DDR3】Gavotte Ramdiskで作ったRamDiskのベンチマーク【DDR2】

メインマシンのDDR3-SDRAMをRamdiskにしたので、ベンチマークを取ってみました。

フォーマットはNTFS、ベンチマークはCrystalDiskMark2.2、データは1000MB、5回に設定し、平均を取ります。

Intel H55チップセット、Corei7-870 Patriot DDR3-1333_16GB(4GBx4枚)、1333Mh、デュアルチャンネル(デュアルチャネル)動作という環境です。。

速い！SequentialRead&Writeはもっと出るかなと思っていましたが、十分速いです。RandomRead&Write512KBもSequentialRead&Writeに迫る速さです。RandomRead&Write4KBは100MB/sまで行かない結果でした。70MB/sだとSSDのRAIDで到達できそうな値です。

続いてDDR2のベンチマークです。

これは、以前のメイン環境で取ったベンチマークテストで、IntelP45チップセットとCore2DuoE6600環境でDDR2-533 (1GBx2枚)、DDR2-800(2GBx2枚)の混合メモリを667Mhzで足並みを合わせたデュアルチャンネル動作のものです。

何故かSequentialWriteがReadの半分しか出ていません。ReadはDDR3の半分ですね。 SequentialReadがDDR3に迫っているのは謎です。RandomRead&Write512KBもDDR3の半分、RandomRead&Write4KBもDDR3の半分になっています。DDR2とDDR3の差はRamDiskだと結構出るものなんだと判りましたが、DDR3、DDR2の理論値や実測値を考えるとまだまだ速度が出てない、という印象もあります。2ちゃんのスレでGavotte Ramdiskで作ったRamDiskは他のソフトで作ったRamDiskと比べて転送速度が遅いと聞いていたので、そのせいかもしれません。まあ、これだけの速度が出ていれば十分でしょう。Gavotte Ramdiskが一番利用者の情報が多くて安心ですしね。

ちなみにメモリの理論値はこんな感じです。
    * DDR2-667 (PC2-5400) … 667 MHz、5.333 GB/sec(Dual時10.666GB/s)
    * DDR2-800 (PC2-6400) … 800 MHz、6.4 GB/sec(Dual時12.8GB/s)

    * DDR3-1333 (PC3-10600) … 1,333 MHz、10.6 GB/sec(Dual時21.2GB/s)

→ デバイス帯域幅の一覧 - Wikipedia
＜http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9%E5%B8%AF%E5%9F%9F%E5%B9%85%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7＞

DDR2、DD3ベンチマーク実測値のデータ
→ 多和田新也のニューアイテム診断室
＜http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0209/tawada164.htm＞

◆ちょっと脱線してHDDなどのベンチマークデータと比較してみます。
参考　HDD WesternDigital WD10EADS　1TB 　AHCI NQC対応、Cドライブ、クリーンインストール直後では無い状態でのベンチマークです。

そんなに古くないHDDですが、比べるとRamdiskは爆速です。特にHDDは回転するディスクからヘッドで読み取る為、RandomRead&Writeが苦手で、特にRandomRead&Write4KBの遅さが際立ちます。

◆SSDのデータは以下のリンクが参考になります。
2009年から2010年にかけて人気だったIntelの34nmプロセス世代SSD、「X-25-M」
→ 【平澤寿康の周辺機器レビュー】 Intel MLC SSD「X25-M Mainstream SATA SSD」新モデル ～ランダムアクセス時のIOPSが大きく向上
＜http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hirasawa/20090821_309680.html＞

2010年に人気だったCrucial「RealSSD C300」
→ 【平澤寿康の周辺機器レビュー】 Crucial「RealSSD C300」 ～300MB/sec超の速度を誇る超高速SSD
＜http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hirasawa/20100312_353854.html＞
流石に速いですね。ReadとWriteの結果が2倍から3倍の差になるというSSDの特徴があらわれています。

RealSSD C300のRAIDデータ
→ 6Gbps対応「Real SSD C300」の性能を引き出せ！
＜http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100904/sp_ssd0.html＞

◆ついでに外付けRAMディスクのデータです。
→ DDR2対応RAMディスク「ANS-9010」を試す
＜http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20081108/sp_acard.html＞
2008年前後、当時多くの期待を集めたSATAにつなぐRamDiskです。HDDと比べたら速いですが、SATAIIにつないでいるからか、それともANS-9010の限界なのか、メモリスロットに刺したような速さが出ていません。