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Home > ブログ > レビュー - PCパーツレビュー > バッファローコクヨのテンキー BSTKD01BK のレビュー

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※2011-11-17追記 ここで紹介するBSTKD01BKは、2011年09月頃に生産終了してしまったようです。

普段、デザインと軽くて静かなキータッチが好きで、Macの有線テンキー無しキーボードApple Keyboard (JIS) MB869J/Aを、フリーのドライバKbdAppleAppを入れてWindowsXP32bitで使っています。

テンキー無しのモデルを選んだのは左右にマウスを置くスペースをつくる為なのです…が!やはりどうしてもテンキーじゃないと素早い数値入力が出来なくて不便する場面が。。と、いうわけでテンキーを探す事に。
条件は以下

・電卓機能     (簡単な計算に使いたい、高機能な計算は電卓に任せる)
・有線       (無線にする理由が無い、無線だと遅延が気になる、無線式は高い)
・使い勝手優先 (デザインとの両立は難しそうだから)
・値段        (有線でお手頃な物が欲しい)
・静音        (キーボードが静かなのにテンキーが煩かったら意味が無い)

売っている電卓付きテンキーを色々探して、悪い評価のものは外して選んだのはコレ。
バッファローコクヨサプライ BSTKD01B - メーカーの製品ページへ
買った時はAmazonで、1,778円でした。
41lCIEJxDsL._SL500_AA300_.jpg
発売したのは2010年3月のようです。

BSTKD01BK

結論から言うと良い買い物をしましたが
パッケージから見える製品を見てまず思ったのは・・・
安っぽい!

こりゃあ、安いプラスチック感がでてるぜ・・・。と、値段通りの見た目にションボリしましたが
使ってみると中身は良いものでした。

大きさ比較 左「Apple Keyboard」、中「BSTKD01」、右CASIO関数電卓fx-360MT
BSTKD01BKと電卓の比較1

BSTKD01のサイズは、幅78×縦149×厚み25mm 約100g 
大きさは左のApple Keyboardと比べると一回り大きいですが、一般的なキーボードの高さが145~155mmくらいなので、普通のキーボードと合わせた時は違和感無さそうです。
電卓との比較としては、所有するCASIOの関数電卓と同じくらいの縦幅です。

使ってみて驚いた一番の利点は16mmのキーピッチのキーです。判って買ったつもりでしたが、テンキーの文字入力のしやすさを改めて実感しました。他のテンキー電卓は、"テンキーに電卓機能"では無く、"電卓にテンキー"機能がついているといったものが多く、キーの大きさが電卓サイズです。このキーサイズに関連して最後まで迷ったものにキヤノンの  LS-12TK Ⅳ がありましたが、電卓ほどキーは小さく無く、テンキーほど大きい訳でもない中途半端感があったので見送りました。でも、幅68mm×縦132mm×厚み16mm 重さ78.5gと小ぶりで、12桁表示。巻き取り式のUSBケーブルが付属していてお得感があるので、電卓寄りのテンキーが欲しいならキヤノンのLS-12TK Ⅳは良いと思います。
318L16Z6yYL._SL500_AA300_.jpgキヤノン  LS-12TK Ⅳ  - メーカーの製品ページへ

同じくキヤノンのLS-120TK IVも迷いました。こちらはラウンドタイプで液晶が見やすく緩い斜面になっていて、12桁表示、キーはかなりの密集度です。USBケーブルは内蔵型で、幅90mm×縦160mm×厚み36mm 重さ142gと、大きめです。
41PbWi9nGhL._SL500_AA300_.jpgキヤノン LS-120TK IV - メーカーの製品ページへ

BSTKD01のレビューに戻ると、キーの方式はメンブレン式で、キーストロークは短め、メンブレン式らしい適度な硬さで音も静かなほうです。例えるなら、PS2やPS3のコントローラーの○×△□ボタンを少し硬くした位の硬さと反発力と言ったらいいでしょうか。
ただし、所有するAppleKeybordや、ノートパソコンのような軽い感じのキータイプに慣れていると指への負荷を感じます。例えば電卓と比べるとBSTKD01のほうが重いキーなので同じ感覚で入力すると打ち損じが出ます。あくまで一般的なキーボードのテンキーだという感覚で打てば打ち損じも無く問題は無いのですが、この硬さは人によって好みが別れそうです。自分は慣れました。

「send」ボタンを押すと電卓モードで計算した計算結果をPCに転送できます。
そして、数値を間違えて打ち込んでも、BS(BackSpaceキー)で1桁戻れます。関数電卓にも同じ機能はありますが、場所的に使いにくかったので、これはかなり便利です。
「00」キーも地味に便利ですね。欲を言えば「000」キーまで欲しいですが、「00」と「0」の組み合わせで十分かなと思いました。他に、電卓にもある、「MRC」ボタン(入力した文字を記憶してくれる)や、「M+」、「M-」ボタンもあります。
Mode切り替えなどの上2列のボタン類はゴムのボタンで出来ており、PS2やPS3コントローラーのSTART、SELECTボタンと同じような素材で、押し心地はグラグラして正直微妙です。そこまで使うボタン類ではないので問題無いと言えば問題無いですが、硬いキーにして欲しい部分でした。

また、4分経つと自動的に表示が消えて余計な電池消耗を防ぐパワーセーブ機能(NumLockキーで表示復帰)もあります。ただ、USB接続時でも4分たつと表示が消えてしまいキー入力を受け付けなくなる仕様なので、NumLockキーで復帰する癖をつける必要がありそうです。

右上には太陽電池が有り、基本的に電池は必要ないですが、光が無い所で利用する為にボタン電池が入っています。この辺の仕様は普通の電卓と一緒です。

キーの印字は銀色のインクをプリントしてあるだけなので、使用しているうちに消えていくと思います。レーザー刻印だったら消えにくいので良かったのですが、この価格帯に求めるのは酷ですね。

BSTKD01BKと電卓の比較2

斜めから見るとこんな感じ。液晶表示の視認性は普通の電卓と変わりません。
文字表示桁数は12桁で、所有する関数電卓の表示9桁より多いです。
表示される文字はCASIOの関数電卓が太字なのに比べて細いですが、液晶画面が縦に大きく、表示される文字が大きいので視認性に問題は感じません。

分かりにくいですが左上にminiUSBポートがあり、付属のminiUSBケーブルでPCと接続します。ケーブルの長さは80cmあり、結構長いですが巻き取り式では無く、普通のminiUSBケーブルなので、余った部分は邪魔になります。持ち運びたい人は巻き取り式のminiUSBケーブルを買うと便利です。


BSTKD01BKと電卓の比較3

BSTKD01BKと電卓の比較4

厚みはこんな感じで、電卓や薄型のキーボードと比べると厚いです。だからと言って重いわけではありません。上にいくにつれて厚みが増す設計になっており、液晶が視認しやすく入力しやすい角度になるように設計されています。


BSTKD01BK裏

裏には滑り止めのゴムが付いています。特にゴム臭いという事はありません。また、問題が起きた時の為のリセット穴があり、左上には1コインで開け閉めできるボタン電池の電池蓋がついていて、ドライバーを用意しなくてもあけられるので地味に便利です。
さらに、リセット穴下のくぼみで土台のプラスチックの剛性を高めてあり、キーを打っても土台がベコベコたわんだりしません。


最後に、選考時に迷った製品をもう一つ紹介します。
IDEA(イデアインターナショナル)のTAKUMI 10KeyCalculator W TKM32です。
B000WMYTJO.01._SCLZZZZZZZ_.jpg IDEA(イデアインターナショナル)
TAKUMI 10KeyCalculator W TKM32 - メーカーの製品ページへ

デザインは良いのですが、メカニカルスイッチ式?のカチカチとした音が普段使いには辛いかなと思いました。
それと、BackSpaceキーが無いので今回は見送りました。とはいえ、こんなカッチリしてデザインの良い電卓は他に無く、魅力的でかなり迷いました。


レビューにあたり、外装の安っぽさから入りましたが、写真を撮って記事を書いているうちに、外装も気にならなくなりました。考えてみたら下手に高級感をだそうとしてテカテカした指紋がベタベタつく素材よりも、つや消しの素材の方が良いですね。

まとめ
安い製品なので、もっと欠点が出て来るかと思いましたが、BSTKD01を買って良かったなと思いました。他に使っていて気付いた点があったら追って報告します。




    

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