するめを食べながら覚え書き

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4Gamer.netで、3月末に開催されたゲーム デベロッパーズ カンファレンス2013(GDC 2013)の記事を読んでいたところ、興味深かい記事が多かったのでメモっておきたいと思います。
4Gamer.net ― GDC 2013


▼技術関連な記事のメモと考察・感想


1. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]「Unreal Engine 4」最新アップデートが明らかに。最新デモ「Infiltrator」をビデオでチェックしよう
まずは、数多くのゲームで使われているゲームエンジン『Unreal Engine』(UE)の次世代バージョン、『Unreal Engine4』(UE4)の記事です。

UE4の技術デモがかなり凄く、見惚れてしまいました。

この映像はリアルタイムのデモで、グラフィックカードはGeForce GTX 680(市場価格4~6万円相当)を1枚だけ載せたマシンで動かしているそうです。

GPUに力を入れたマシンさえあれば、これだけのグラフィックのゲームがプレイできる時代が来るのかと考えるとワクワクします。
何より、グラフィックが良いと細かなメカの表現がよりカッコ良く見えるのが、男心をくすぐります。


2. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]NVIDIA,クラウドゲームサーバー向けデザイン構想「Project Madrox」を公表。「PS4は次世代Xboxより性能が高い」という情報も
続いて気になったのはNVIDIAの記事です。
何故気になったのかというと、NVIDIAがNVDIA製GPUと据え置き型ゲーム機の3D性能比較の性能推移グラフを出していた為です。
グラフで気になったのは3点。Xbox360とPS3は同じGPUスペックという事、次世代Xbox360(Xbox720(仮))のGPU性能はPS4よりも劣るらしい事、PC向けのハイエンドグラボ、GeForce GTX TITANとPS4を比較すると3倍もの性能差がある事です。

PS3とXbox360はメモリやCPUスペックの差、CPU・GPU設計の違いなどがあるので、一概にXbox360とPS3の性能は同等だとは言うことは出来ませんが、GPUスペックが一緒ならば解像度の低いXbox360の方がPS3よりも画質が綺麗だという理由も納得できるなと思いました。(ただし、CPUを多用するゲームは断然PS3の方が得意です。)

あと、次世代Xbox360のGPU性能の情報が本当だと仮定して、INTELの性能の高いCPUを搭載するとしたら、PS3とXbox360の時代とは逆に、画質PS4>次世代Xbox360、基本処理能力PS4<次世代Xbox360という形になるのかなと思いました。
GeForce GTX TITAN(市場価格12万~15万円前後)とPS4を比較すると3倍もの性能差がある事は、PC向けのハイエンドグラボと比べたら据え置きゲーム機はこれくらいの差があって当然かなと思います。


3. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]Webブラウザで「Unreal Engine 3」がヌルヌル動く!? ゲームエンジンを5日でHTML5へ移植した驚きの技術とは
Firefoxを開発するMozillaが、C++からJavaScriptに変換するトランスレータを作ったそうで、多くのゲームをJavaScriptに変換し、HTML5で実行する事が出来るようになるそうです。何でも、動的型付けを多用する事により「人が書いたJavaScriptより速い」との事。

ブラウザゲームというと未だFlashゲームばかりですが、これで、今後(やっと)HTML5のゲームが増えてくるのかもしれません。まあ、HTML5普及の流れが止まっている現状でどれだけ普及するのかは分かりませんが、期待したいところです。


4. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]「AndroidやiOS向けのHTML5アプリ,それWii Uでほぼそのまま動きます」。任天堂が「Web Framework」を開発者にアピール
こちらもHTML5絡みの話です。何でもHTML5アプリが、ほとんどそのままWii Uで動かせるようにしたという話で、小規模開発のゲームをWii Uに取り込もうという取り組みの様です。Wiiの時に遊べた小規模開発のゲームといえばDLゲームですが、WiiのDLゲームは盛り上がった印象が無いので、Wii Uでは盛り上がって欲しいなと思います。
簡単にWii Uゲームパッドも活用できる仕組みになっているそうなので、Wii Uゲームパッドを活用したゲームの登場にも期待ですね。


5. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]MGS5を実現する「FOX ENGINE」。ついに明らかになった新世代ゲームエンジン詳報(前編)
メタルギアソリッドシリーズで有名な小島プロダクションの次世代ゲームエンジン、FOX ENGINEによる絵作りの講義です。リアル風な表現にしても色々なアプローチがあるのだなと思いました。個人的には後半のスキンシェーディングの話が面白かったです。


6. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]期待のゲーム用HMD「Oculus Rift」を体験&直撮り。「眼前に広がるゲーム世界が,首の動きに追従する」のは革命か
人の視線の動きに追従&3D映像による夢のバーチャルゲーム体験を実現する、ゲーム用HMD、『Oculus Rift』に関する記事です。

やはり、発表当初のデザインと違ってイマイチかっこ悪いデザインなのが気になりますが、肝心な本体の出来自体は良さそうな様子です。
HMDでのゲームプレイは昔からの憧れなので、かなり気になる記事でした。


7. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]PowerVR 6やシリコンスタジオのPS4対応ゲームエンジンなど,明日のゲームが見えてくるGDC展示会場レポート(3)
記事の後半にある、10年先を見越したシリコンスタジオのゲームエンジンの開発の話が気になりました。

使用されたのは『Brigade』というエンジンで、レイトレーシングを拡張したパストレーシングという概念を使い、より正確な光・影表現を得られるというものです。

ただ、「10年先を見越した」と言う通り、膨大な計算量が必要で、GeForce GTX TITANを4枚使った超ハイエンドゲームPCで、たった10fps前後のフレームレートしか得られないという激重っぷり。
しかも映像を見る限り、ノイズ感が酷く、得られたグラフィックもそこまで良くは無いので、当面はレイトレーシングレベルのゲームエンジンが主流となりそうだなと思いました。


▼講義関連の記事の考察・感想


1. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]良いレベルデザインとは何か。「HITMAN ABSOLUTION」のレベルデザイナーが考える10原則
これは、読んでいてなるほどなと思いました。スーパーファミコン~PS1時代の日本のゲームはこの原則を満たしているものが多かった様に思います。今は海外のゲームの方がこの原則を満たしている感じがしますね。


2. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]「The Witcher」シリーズのCD Projekt REDから学ぶ,ゲームにアイデアを組み込むためのゲームデザイン八か条
The Witcherシリーズのリード・ゲームプレイデザイナーの講演の記事です。
HITMANのレベルデザイナーの10原則の話と似ていますが、あちらはプレイヤー寄りの話、こちらはゲーム製作者側寄りの話となっています。


3. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]「MYSTは自分達のために作った」。開発者が語る「MYST」制作の舞台裏がGDCのレクチャーに登場
昔、ファミ通か何かの雑誌で見て気になった事のあるゲーム『MIST』の開発者の方の講義です。
日本のSANSOFT(サン電子)が手を差し伸べてくれてMISTが製作できたという話に、サン電子素晴らしいと思いました。
あと、パズルだと感じさせないパズルを目指すことになったという話が興味深く、結果として出来たパズルがいわゆる『脱出ゲーム』のギミックの発想に繋がるものがあるなと思いました。


4. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]ゲームのストーリーテリングはどうなる? 技術の進歩によって変わるストーリー伝達方法
ストーリー物のゲームの古典が無いという講義です。
途中にFF7の画像があり、「FF7のストーリーは優れているが。流石に古典といわれるほど語り継がれるかどうかは疑問だ」と語っていたと書かれていた事が気になりました。
しかし、未だ引き合いに出されるFF7の海外の人気っぷりは凄いですね。講義では古典としての素質を疑問視されていますが、少なくともFF7をプレイした事のある人間が生きているうちは語り継がれるだろうなと私は思いました。


5. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]「Gears of War」のレベルデザイナー,Jim Brown氏の考える「ゲームストーリーの在り方」とは
Brown氏の「傑作を生み出すポイントは,良いストーリーではなく,良いストーリーを活かせるゲームデザインにある」という言葉に私も同意します。
例えばFFシリーズで言うと、FF10の評価が別れた事がこれに当てはまる事でしょう。
ストーリーは好評でしたが、戦闘などが作業的でダルく、途中でプレイを放棄した人も多かったようです。

尚、Brown氏はフロム・ソフトウェアのDemon's Soulsを「素晴らしいストーリーテリングのあるゲームである」と紹介しています。


6. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]「YAIBA: NINJA GAIDEN Z」の姿がおぼろげながら見えてきた。稲船敬二氏と早矢仕洋介氏が登場したイベントの模様をレポート
鬼武者シリーズなど数々のカプコン作品を手がけた後、退社して新会社を立ち上げた稲船敬二氏と、NINJSA GAIDENシリーズの早矢仕洋介氏がコラボした新作ゲーム『NINJA GAIDEN Z YAIBA』の制作の話です。
興味深かったのは、忍者vsゾンビ+メカがコンセプトという事で、忍者の本場の日本チームとゾンビの本場の海外チーム共同で作っているが、日本と海外のカッコ良さの感覚にズレがあり、感覚の共有に苦労したという話が興味深いなと思いました。


7. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]成功の鍵は「イベント」にあり。米国向けアプリを題材に,ディー・エヌ・エーの開発者が語ったソーシャルゲームの秘訣とは
何かと日本のゲーマーから嫌われているソーシャルゲーム制作会社の大手、DeNAの講義です。
講義内容は要するに、日本で蓄積したソーシャルゲームヒットの法則の話ですが、ヒットの法則を活かした「Blood Brothers」というゲームのAndroid版がアメリカを含む33か国のGoogle Playのランキングで1位を獲得したという話に驚きました。
どちらかというと私もソーシャルゲームに良い印象を持っていない一人ですが、外貨を稼いで日本経済に貢献しているというのは日本にとって良いことなので、この記事を見てDeNA少し見直した感じです。


8. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]スペースニンジャが宇宙を駆けるTPS「Warframe」。仕掛け人,James Schmalz氏に聞く,日本文化への深いオマージュとは
最近PCゲーマー界隈で話題になっているスペースニンジャなTPS、『Warframe』の記事です。
CEOとの対談が興味深く、4Gamerの記事の影響でWarframeの日本人気が高まった事、人気が高まった事で日本語ローカライズされた事、ゲームの題材がミステリアスな日本な事など、面白いインタビュー内容でした。


9. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]当たり前のことができていないゲームが多すぎる? 長期にわたって売上を維持するゲームに大切なこと
日本のゲーム売上ランキングを見ていると「続編のゲームばかりだな」といつも思いますが、どうやら北米でも続編作品ばかりがヒットしている模様です。
オンラインゲームのプレイ傾向も日本と殆ど変わらず、オンラインゲームの運営がプレイヤー側に配慮するべきとされている要項も日本で求められているものと相違無いようです。


10. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]ゲーム開発はアフリカへ集まる? 言語能力を武器に戦う,アフリカのゲーム開発会社とその展望
ゲーム制作が活発な国といえば特定の国しか思い浮かびませんが、その他の国も徐々に力をつけてきている、その1つがアフリカという話です。
アフリカンなセンスを持つゲーム、実に興味があります。ヒット作が生まれた時にはプレイしてみたいものです。


11. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]PC版「TOMB RAIDER」は髪がすごい。ララ・クロフト秘伝のヘアケア技術教えます
日本でも少し話題になったPC版『TOMB RAIDER』の髪の毛の表現についての講義です。
髪の毛のこだわりの話も凄いですが、私が驚いたのはAMDの協力があったという話です。AMD(旧ATI)といえば、NVIDIAと違ってゲーム制作会社に非協力的だという話ばかり耳にしていたので、今回AMDの協力があったという事が意外に思いました。


12. → 4Gamer.net ― [GDC 2013]「風ノ旅ビト」が6冠を達成。開発者が選ぶゲーム賞「The 13th annual Game Developers Choice Awards」受賞式レポート
『風ノ旅ビト(Journey)』6冠は凄いですね。
ずっと気になっているゲームなので、早いうちに絶対プレイしてみたいです。

また、1冠をとった『The Room』、『Far Cry 3』、『The Walking Dead』や、ノミネート作品の『XCOM: Enemy Unknown』、『Mark of the Ninja』、『FTL: Faster Than Light』、『Hotline Miami』、『「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動(Gravity Rush)」』などもいつかプレイしてみたいなと思いました。

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