アリアンスペース社によるソユーズロケット打ち上げを視聴

2014年4月4日の早朝6時02分(JST)に、欧州の共同企業『Arianespace(アリアンスペース)』社によるソユーズロケット打ち上げ放送を視聴したので、記事にしてみたいと思います。
→ ARIANESPACE.TV  ※放送ページ

今回のロケット打ち上げの目的は、ESA(欧州宇宙機構)の観測衛星を軌道投下する事で、打ち上げ場所は、南米にある仏領ギアナのクールー(Kourou)にある、ギアナスペースセンターです。

日本では早朝でしたが、現地では4月3日の夕方18時02分に打ち上げでした。

・ロケット打ち上げ動画
先に、今回の打ち上げ映像を掲載します。


→ ARIANESPACE.TV - SOYUZ VIDEOS ※過去の放送ライブラリ。


続いて、放送時にキャプチャーした映像から、感想などを書いていきます。

・管制室

こちらはギアナスペースセンターの管制室です。
木製の机に、白いデスクチェア、着ているのは赤いポロシャツと、お固いイメージを感じさせません。


こちらはESAの管制室。
どこか、NASAの管制室に似た雰囲気があります。

・衛星

衛星は、ロケットの先端に搭載されています。重量は2,157kgの様です。


無事起動投下された衛星が展開すると、この様な形になるそうです。
パネルの位置が左右で違うのは意味があるのか気になります。


発射台とロケットのアップが映った場面です。
複雑な配線とパイプの様子が男心をくすぐります。

・ロケット発射
ロケット・天候共に問題なく、6時28分26秒(JST)にロケットが点火。
 




夕暮れの空をバックにして、ロケットは宇宙へと飛び立って行きました。


 
流石、世界一の実績を持つロシアのソユーズ。
不安感を感じさせない安定の飛びっぷりです。

・ブースター切り離し

打ち上げ約2分でブースター切り離し。
ブースターがくるくる回りながら落ちていく様が見れました。

しかしながら、カメラからのリアルタイム中継はここまで。

続いて、3DCG表示に切り替わりました。

画面には高度(グラフ、)、位置、速度などが分かりやすく表示されています。
また、各国の時刻が放送の上に表示されているのも分かりやすくて良いです。

・SCHEDULED FREGAT点火

仕上げです。目的の高度と軌道に到達した後、先端の衛星を切り離せばミッション終了となります。

・打ち上げ軌道

ちなみに、打ち上げ軌道は、ギアナからグリーンランド方向の様でした。


打ち上げミッションは無事成功。拍手と共にスタッフの顔に笑顔が溢れました。

主要スタッフ＆重役による長～い、お話の後に

エンディングが流れて放送は終了となりました。