するめを食べながら覚え書き

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Home > ブログ > 園芸 - 花・観葉・草 > ロニセラ(ハニーサックル)16品種の花が咲いたので比較してみた+α、その2

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※記事容量をオーバーした為、記事を分割しました。その1は以下です。
ロニセラ(ハニーサックル)16品種の花が咲いたので比較してみた+α、その1 
(花の比較、花壁など)


最終更新日:2017/10/06



※2014/06/12 _ 06/15 _ 2015/08/04追加

■花壁の様子


参考になるか分かりませんが、フェンスに絡ませて壁状にしたロニセラの写真を順次掲載していきたいと思います。


左(又は上)『ツキヌキニンドウ(詳細品種不明)』(日当たり:東)2014/5/18 14:12(快晴)撮影。
右(又は下)『テルマニアーナ』(日当たり:北)、2014/5/18 12:51(快晴)撮影。


左(又は上)『アメリカーナ』(日当たり:東)、2015/5/23 14:16(晴れ)撮影。
右(又は下)『ドロップモアスカーレット』(日当たり:東)、2014/5/10 14:45(晴れ)撮影。


左(又は上)『ミントクリスプ』(日当たり:北向き)、2015/5/23 14:23(晴れ)撮影。
右(又は下)『ウインドワード』(日当たり:東向き)、2015/5/26 08:32(快晴)撮影。

ウインドワードの間から伸びている細長い葉は、クレマチス:アーマンディ アップルブロッサムの物です。


左(又は上)『ペリクリメナム』(日当たり:東向き)、2015/5/26 08:35(快晴)撮影。

フェンスに這わせてみて分かった事ですが、とにかくツルが上に伸びたがり、伸び方も勢いが凄いので、小まめに選定して誘引しないと花壁にはし辛く、樹形が乱れやすいです。
その為、つるバラやクレマチスなどと比べると管理の手間がかかる植物ではあります。


※2013/11/17追加

■果実の比較



庭のロニセラがつける果実は、この2タイプです。
赤い果実の方は、ベタベタする液状の物質が付着していました。

黒い果実をつけた品種は、『ミントクリスプ』と『アメリカーナ』で、その特徴から日本原産の品種に近いタイプだと考えられます。

赤い果実をつけた品種は、『テルマニアーナ』、『グラハムトーマス』、『ツキヌキニンドウ(詳細品種不明)』、『ウインドワード』、『ペリクリメナム』です。
こちらは、ヨーロッパ原産のタイプに近いと考えられます。


※2015/11/12追加
 
8月16日に撮影した未熟な青い実はこちら。
左(又は上)が日本系の『ミントクリスプ』、右(又は下)がヨーロッパ系の『ウインドワード』の実です。


■毒について


■ヒョウタンボクと多くのロニセラ

まず、調べると出てくるのは、以下のキンギンボク(ヒョウタンボク)に毒があるという事です。

Image Credit: Google 画像検索

また、Wikipedia(英語)のHoneysuckle項によると、ほとんどの種に毒がある様な事が記載されているので、キンギンボク以外のロニセラ(ハニーサックル)も、果実には毒があるものと思われます。
但し、毒の成分や性質などは調べられていないのか、具体的には良く分かりませんでした。
※国内外で少し情報を発見しました。


※2015/07/25 _ 8/03追加
■毒についての海外情報(Honeysuckle Toxicity)
更に詳しく調べた所、海外サイトにて毒についての情報をみつけました。
(詳細な成分分析データは発見できず、正確な情報かは不明)
Lonicera japonica 'Halliana'
Honeysuckle Toxicity | Motherhood - ModernMom

茎や蔓、及び果実中にカロテノイドと、毒性を持つサポニン配糖体シアン配糖体が含まれており、動物や子供が大量に摂取した場合に、『腹痛、下痢、不整脈、嘔吐』などの症状が出るそうです。
重度の場合は『呼吸不全、痙攣、昏睡』が起こるとも書かれています。

尚、ハニーサックルの毒はすべての生物に作用するものでは無く、鳥やげっ歯類、馬といった生物には作用を与えないものと考えられるそうです。


※2017/04/09追加
■毒についての国内情報

公益財団法人 日本中毒情報センター 保健師・薬剤師・看護師向け中毒情報  【有毒な木の実・草の実】Ver.1.02_M - M70284.pdf

  ヒョウタンボク(別名 :キンギンボク)(スイカズラ科)
    有毒部位  実
    有毒成分  不明
    症状      不明
    処置      基本的処置・対症療法
ネットで参照できる大抵の情報では、有毒成分や症状は不明とされています。

とはいえ、ヒョウタンボクの毒に関して詳しく知りたい方は居るようで、個人的に研究したり情報を集めている方は居ました。
木のメモ帳:続・樹の散歩道:スイカズラ属のいかにも美味しそうな実を食する
こちらは、うっかり有毒のネムロブシダマ(学名:Lonicera chrysantha var. crassipes)の実を食べてしまった方の詳細記事です。

注2: ヒョウタンボクの有毒部分は主として果実。イリドイド化合物として果実にモロニシド、キンギシド、脂肪油、ペクチン、若葉にスベロシド、ロニケロシドを含む。果実は苦い。果実による小児の中毒症状として嘔吐、下痢、痙れん、昏睡などを起こすことが報告されている。【牧野和漢薬草大図鑑】
記事によると『牧野和漢薬草大図鑑』(→ Amazon)に、成分の情報が掲載されているそうです。

関連して、「lonicera イリドイド」のキーワードで幾つかの論文も見つけることが出来たので、以下にリンクを貼って置きます。
CiNii Articles 検索 -  lonicera イリドイド


※2017/04/09追加
■実際の中毒に関する情報
山菜が豊富に採れる秋田県のデータで、具体的な中毒に関する集積データを見つけたので記載します。

秋田県における有毒植物による食中毒(昭和21年~平成6年)
────────────────────────────────
ヒョウタンボク(果実)、発生件数1件、摂食者3人、患者数2人、死亡者1人

J-STAGE - 食品衛生学雑誌 Vol.36(1995)No.5.662P.pdf

1946年(昭和21年)~1994年(平成6年)の49年間という長いスパンのデータですが、医療体制が万全では無い時代を含み、口伝や図鑑で毒性植物を判別していた時代という事を加味しても、中毒者はかなり少ない印象でした。
(※参考:ドクウツギは患者数15人、死亡者数5人、ドクゼリは患者数9人、死亡者数3人)

毎年と過去5年までの食中毒データ(植物毒以外のデータ含む)は、以下の秋田県の公式サイトで確認出来ます。
食中毒発生状況について | 美の国あきたネット
尚、過去5年(平成28~24年)で目立った植物由来の食中毒は、トリカブトの誤食による死亡事故1件のみです。

他の県の情報についても収集中です。


■筑波実験植物園での情報
2015年6月11日に、筑波実験植物園へ行って、キンギンボク(金銀木、ヒョウタンボク)の果実を撮影して来ました。



熟れた赤い果実は、とても美味しそうでした。


木の下にあった看板には「果実は猛毒」との説明。
またこちらでも、「小鳥が食べても中毒は起こしません。」と書かれていました。

ヒョウタンボク :: おすすめコンテンツ ≫ 植物図鑑 :: 筑波実験植物園(つくば植物園) Tsukuba Botanical Garden


■ウグイスカグラ

逆に食べられるロニセラもあります

Image Credit: Google 画像検索

「ウグイスカグラ」は、古くから日本に自生しているロニセラの仲間です。
ウグイスカグラは赤い果実ですが、オレンジ色の実をしている「キミノウグイスカグラ」もあります。


Image Credit: Google 画像検索

青~紫の果実の「クロミノウグイスカグラ」(学名:Lonicera caerulea L. var. emphyllocalyx Nakai)は、アイヌ語由来の「ハスカップ」の名前が有名。
産地の北海道ではジャムなどで販売されています。

このハスカップが含まれるLonicera caerulea(ロニセラ ケルーリア)は、世界中に分布。
Lonicera caerulea - Wikipedia, the free encyclopedia 

Lonicera caerulea var. altaica. Northern Asia.
Lonicera caerulea var. caerulea. Europe.
Lonicera caerulea var. cauriana. Western North America.
Lonicera caerulea var. dependens. Central Asia.
など

英名では『ブルーベリード ハニーサックル(Blue-berried honeysuckle)』や『ブルー ハニーサックル(Blue honeysuckle)』、『ハニーベリー(Honeyberry)』などとも呼ばれています。

また、ヨーロッパだけでも多数の品種がある様で、以下のオーストリアの方の動画では、13もの品種と、実の比較を見る事が出来ます。
Lonicera caerulea 2012 - YouTube

カナダ、サスカチュワン大学による7品種の比較は以下。
ヨーロッパで出回っている品種とは違う事が分かります。
U of Sk Haskap

他には、以下の記事に多くの情報があったのでまとめておきます。
The Plant Hunter: Edible Honeysuckle
この記事によると、冷戦時にビタミン不足を補うために東ヨーロッパでケルーリアの品種改良が進んだ事、また、東ヨーロッパの多くの品種には苦味がある事、酸性土壌を好むブルーベリーなどと違ってケルーリアは特別な土壌が必要ない事が分かりました。
日本のケルーリア『ハスカップ』の有用さについても書かれており、ハスカップは果実が大きい事、ハスカップは東ヨーロッパの品種よりも霜害の影響を受けにくく、4~6週間後に花が咲く為、受粉昆虫の恩恵を受けやすく、温かい気候に適している事、海外では東ヨーロッパの品種をハスカップの名前で流通している事があり非常に紛らわしい事など、日本の情報では分からなかった比較情報がありました。

日本で品種改良されたハスカップは、北海道 厚真町でしか栽培されていない『あつまみらい』、『ゆうしげ』という品種があります。
厚真町×北国のベリー「ハスカップ」
北海道のハスカップも元々は苦味があったそうですが、山口農園の家族が30年かけて選抜を繰り返した結果、甘みが強く実が大きなハスカップになったそうです。

また、北海道では、道立中央農業試験場が育成した『ゆうふつ』が多く栽培されているとの事。
平成28年6月1日発行 札幌市 緑のセンターだより NO.207 - 6月園芸作業 - tayori207.pdf
もしかすると、本州のホームセンターやネット通販で売られている品種不明のハスカップ(大実ハスカップ)も、この品種かもしれません。

以下の胆振(いぶり)総合振興局さんのサイトでは、北海道の自生地、栄養価、70~80年分のハスカップの歴史などが分かりやすく解説されています。
ハスカップコーナー | 胆振総合振興局産業振興部農務課
昭和時代の大開発による自生地の大幅減少と保護活動、そこから産業資源に発展していく過程が興味深かったです。


※2017/04/06追加
■ヒョウタングミ?

色々と調べている内、食べられるヒョウタン型の実を付ける、『ヒョウタングミ』と呼ばれているロニセラがあるという情報を掴みました。
"ヒョウタングミ" - Google 検索

特徴としては、花はウグイスカグラ(ラッパ型の赤花)で、実はヒョウタンボク(ヒョウタン型)というもの。
ウグイスカグラの突然変異種との情報がありますが、ヒョウタンボクと混同している情報も散見され、特徴と学名で完全一致するものもみつけられませんでした。

似た特徴で見つけたのは、以下のコウグイスカグラです。
"コウグイスカグラ" - Google 画像検索
こちらの特徴は、花はウグイスカグラ(ラッパ型の白花)で、実はヒョウタンボク(ヒョウタン型)というもの。
・・・例えばの話で、ウグイスカグラとコウグイスカグラが交雑すれば両方の特徴が出てくる個体が現れる可能性もあると思うのですが、どうなのでしょうかね?気になる所です。

※2017/04/07:ヒョウタングミとタグの付いた苗を手に入れました。単にウグイスカグラの苗かもしれませんが、どういう実がなるのか楽しみです。結果が出たら更新します。

※2017/06/19:購入した苗に実がなりましたが、見た目は完全にウグイスカグラで、味も臭みが無くウグイスカグラそのものでした。
今回の結果としては、ヒョウタングミ=ウグイスカグラの同定で間違いないと思います。


■ヒョウタンボク・他、味の確認
大体のロニセラには毒があるらしい事が分かりましたが、口に含むだけで大変な事になるような情報はみつからなかったので、危険ですが、口に含んで"味だけ"確認してみる事にしました。
(※味を確認した後、すぐ吐き出して何度もうがいをしています。実を食べての死亡事例の多いドクウツギや、毒とは違いますが口に含むだけで激痛が走り大変な事になるマムシグサの様な植物もあるので、今回の様に食用以外の実を口に入れる行為は、決して真似をしないで下さい。何かあっても当方は責任を負いません。)


こちらは、黒い方の果実ですが、果肉は毒々しい緑色をしています。黒いのは種です。
味は、ほんの少し甘いものの、クサいと感じる嫌なニオイがしてすぐに吐き出しました。
マズくて、毒がある以前に食べられるものでは無かったです。

※糖度の計測は、行い次第追記します。


こちらは赤い方の果実ですが、色は美味しそうに見えるものの、味は黒い実と殆ど変りなく、マズかったです。
すぐに吐き出した為か、体に異常はありませんでした。
取り敢えずこの味ならば、「間違って大量に食べてしまう」という事は無さそうです。

もしも、間違って大量に食べてしまった場合でも、早急に喉に指を突っ込んでの嘔吐措置、及び救急で搬送後、病院で胃の洗浄をして貰えば回復する可能性はあると思われます。

※糖度の計測は、行い次第追記します。


※2016/06/05・6/10追加

食べられないロニセラ代表のヒョウタンボクです。
果肉の感じは赤い実をつける、つる性ロニセラと変わりません。

味は、ほんのり甘いものの、苦味がありマズかったです。
但し、他のロニセラにあったクサいニオイは感じませんでした。
※日を改めて味見してみましたが、感想は同じです。


糖度を計ってみた結果はこちらで、大体7%前後ありました。


■ウグイスカグラ、味の確認


食べられるロニセラ代表、ハスカップの果肉がこちら。
種を包むゼリー状の果肉はライム色、皮の間に赤~紫の色素を持つ果肉があります。

味は甘みがありますが、酸味の方が勝り、皮に苦味を感じます。
生だとイマイチでしたが、ジャムにすると美味しく食べれました。
香りは遠くにベリー系の香りがする程度の薄さです。

赤~紫の色素はブルーベリーと同様のアントシアニンで、高い抗酸化作用があるそうです。
(※以下:参考論文)
アントシアニン高含有アロニアおよびハスカップ果実抽出物は臭素酸カリウム誘導腎酸化障害を低減する


参考糖度はこちら。
大体14%前後ありますが、やはり酸味のほうが勝ります。

■薬効・漢方・民間療法としての利用

- 情報収集中、更新未定



※2015/11/13追加

■ロニセラで見かけた昆虫など


今のところ無農薬で育てているうちのロニセラ達ですが、スイカズラ科の植物は古くから日本に多数存在するだけあって、葉を食害したりする昆虫は発生します。

オビガ幼虫の画像 ※一応別リンクにしておきます。  (2015/8/9:アメリカーナで発見)
例えば、モフモフの茶色な毛が生えたこちらの毛虫は、オビガの幼虫です。
サイズが大きく見た目のインパクトもありますが、大量発生した訳でもなく、毛は無毒で刺されないとの情報なので、見かけても放置しています。

毛虫 - 詳細不明 (2015/10/22:ニティダ レッドチップで発見)
10月にニティダ レッドチップに居た毛虫ですが、毒があるのかは分かりませんでした。

→ 毛虫の赤ちゃん達 - 詳細不明 (2016/06/04:ヒンロン(清水錦)で発見)

葉につく虫で厄介なのはアブラムシで、うちだとミントクリスプにとてもつきやすく、冬場に葉が落ちずに残る事もあるので、アブラムシの格好の冬越し場となってしまっています。


イセリヤカイガラムシがつく事もありました。(2015/8/16:アメリカーナで発見)
今の所、大量発生はしていませんが、他の植物にも移る可能性がある生物です。

あと、一番の問題が以下。

どの虫が犯人かは特定できて居ませんが、7~8月にミントクリスプ、アメリカーナ、グラハムトーマスの幹に複数の穴を開けられました。(2015/8/9:グラハムトーマスを撮影)

特にグラハムトーマスの被害が重く、最悪な事にこれが原因で株元から枯れてしまいました。
このままだと、他のロニセラの被害も重篤化しそうなので、どうしたものかと悩んでいる状態です。
犯人はカミキリムシかゾウムシ辺りだと睨んでいるのですが、はてさて。。

※2016/06/11に、幹にてシラハタリンゴカミキリを発見。産卵現場を目撃した訳ではありませんが、犯人の可能性があります。掴むと他のカミキリムシ同様にアゴをギシギシと鳴らしました。

その1:人差し指との対比写真、触覚を含め約4cm
(その2:幹を齧っている現場写真、その3:顔の写真、その4:腹側の写真)


※2016/07/xx~08/xxに、シラハタリンゴカミキリによって開けられた穴から出た樹液を求めて、複数(5~7匹)のコクワガタが集まっている事に気付きました。
また、選定した枝の内部にカミキリムシと思われる幼虫を発見しました。


※2016/10/23に、生育旺盛だったミントクリスプが根元から枯れてしまっている事に気付きました。原因はシラハタリンゴカミキリの幼虫による維管束の破壊なのは明らかですが、穴からの雑菌(腐朽菌)の混入などによる致命的打撃が考えられます。

※2016/11/18、枯れ枝の中から多数のカミキリムシ幼虫を確認、株元まで維管束を破壊されていました。
(幹から出たカミキリムシ幼虫の写真)


我が家では共生出来ない事が分かったので、今後被害を発見次第、成虫は捕殺する、カミキリムシ幼虫の殺虫剤を使うなどの対処をする予定です。


※2016/06/16追加

■病気

病気には強い植物だと思っていたロニセラですが、品種によっては病気が出てきてしまいました。

・うどんこ病

出てきた病気は、カビ菌が繁殖して葉の表面が白い胞子で覆われる『うどんこ病』です。
(2016/06/02:オーレオ(ゴールデン)を撮影)
うどんこ病/住友化学園芸 

オーレオ(ゴールデン)では植え付けから2年連続で発生しており、下葉の被害が酷くて下葉だけ枯れてしまいます。
また、2016年には長年育てているツキヌキニンドウ(詳細品種不明)で大発生。
栽培場所としてはオーレオ(ゴールデン)と共に風通しが良い場所に植えており、2016年は梅雨時でも雨が非常に少ない状態でした。
葉などに付いたカビ菌の越冬、或いは中間宿主によるカビ菌の越冬、土壌の弱体化などの原因が考えられますが、土壌要因の場合、表面の殺菌だけでは病状が改善されないので、土壌改良や肥料改善が必要そうです。

・立ち枯れ病?
生育旺盛だったアメリカン・ビューティーが2013年の夏の終わりに急にしおれ初めてそのまま枯死。
同じく生育旺盛だったヘクロッティーが2014夏を超えた所で急に弱りだし、冬を超えられず枯死した事がありました。
症状からすると、立ち枯れ病の可能性がありますが、その場合は土壌の菌が原因なので特定は困難です。
立枯病/住友化学園芸 

非常に厄介で致命的な病気なので、原因が疑われる場合、立ち枯れた木の根の除去や土壌の消毒で菌が減るのを待ちます。
我が家の場合は木の根を除去した後、1年何も植えずに放置して菌が減るのを待ちました。
また、この立ち枯れ以降、購入したロニセラはあらかじめ挿し木で増やしておく事にしました。


※2016/07/20追加

■強力な日本原産ロニセラの『アレロパシー』特性

続いては、海外で厄介な外来種と化した日本原産ロニセラの話です。

日本が1854年に開国し、それから多くの植物が輸出入されました。
日本に持ち込まれた多くの海外植物が帰化し、場合によっては在来種を駆逐して問題にもなっている訳ですが、逆に海外で問題になってしまったのが日本原産のロニセラです。

アメリカでの繁殖地域は東南部の広い範囲からハワイにまで及ぶとの事で、かなり厄介な存在となっています。
Edible Wild Plants: Japanese Honeysuckle (Lonicera Japonica) | Emergency Outdoors Blog 


アメリカの他にはニュージーランドでも問題となっています。

原因は種が出来やすい事、ツル植物なので他の植物を足場にして登ってしまう事、かなり寒くないと葉っぱが落ちず繁殖力が衰えない事などが挙げられますが、最大の原因は自分以外の植物の成長を阻害するという『アレロパシー(他感作用)』特性を持つ事です。

この成長阻害性のアレロパシー特性を持つ有名な植物は、セイタカワダチソウ、イチョウ、ブナ、モモ、リンゴ、ドクダミ、チャ、アカマツ、サルビア、ユーカリなどがあり、進化の過程で身につけた巧みな生き残り手段ともいえます。

個人的に、植物のアレロパシー特性について知ったのは、NHK サイエンスZERO『46億年目の大逆転! 「奇跡の糖」が人類を救う』の回でした。
2013年2月24日の放送|NHK「サイエンスZERO」
植物のズイナが希少糖『プシコース』を生成し、周りの植物の成長を阻害して生き残るという方法を取る事を知りました。

日本原産ロニセラの雑草抑制効果についての論文は以下。
実際に他の植物の成長を阻害したという実験結果を見る事が出来ます。

CiNii 論文 -  ハニーサックル( Lonicera japonica Thunb.)とアップルミント(Mentha suaveolens L.)のアレロパシー特性を活用した雑草抑制と作物への影響 

CiNii 論文 -  消石灰およびハニーサックル抽出液を利用した雑草防除法に関する研究 

抽出液の濃度が高いほど効果が高く、破砕材でも効果ありとの事です。

CiNii 論文 -  メヒシバ(Digitaria adscendens Henr.)の生育に及ぼす数種ハーブ類の抽出液と植物体砕片施用の影響
一般的にスイカズラの茎葉はタンニン,サポニンおよびフラボノイドを含むことが知られている。このフラボノイドやタンニンは,植物の種子発芽や生育を抑制することが指摘されている1)ことから,これによりメヒシバの生育が抑制されている可能性も考えられる。
ロニセラのアレロパシー物質については、フラボノイドやタンニンの可能性が示唆されていました。

また、ロニセラを含め、外来種抑制の為の研究をされている方もいます。

藤井 義晴 教授による研究
研究者プロフィール 
日本と近隣のアジア地域に自生し,19世紀以降欧米に人為的に導入され悪質な侵略的外来種として問題になっているイタドリ(Polygonum cuspidatum)、オオイタドリ(P. sachalinense)スイカズラ(Lonicera japonica)が,どのように欧米に伝搬・分布拡大し,侵略性を示すようになったか,侵略的外来種の形成機構を分子系統学・植物生態学・化学生態学的に解明し,今後の侵略的外来種抑制のための基盤情報を得ることを目的としている.

ちなみに、ヨーロッパ原産のロニセラについてはアレロパシー特性を持つのかは不明ですが、我が家で、この特性を知る前に混植してしまったクレマチスの内、ある一帯では数年間育てていたクレマチスがロニセラを植えた翌年・翌々年に枯れてしまい、ある一帯ではクレマチスの成長がストップしてしまうという結果になりました。

恐らくはヨーロッパ原産ロニセラでもアレロパシー特性があるかもしれません。
その内、検証してみたい所です。


※2013/12/12~13 _ 2015/2/4, 2/17追加

■紅葉


2013年は急激に寒くなりましたが、秋の紅葉シーズンはしっかりと訪れました。
(※但し、紅葉に必要なのは適度な5度以下の寒さで、寒すぎると紅葉する前に葉の細胞が壊れて枯れ葉になってしまいます。)

■ドロップモアスカーレット、アメリカーナの紅葉

黄色~オレンジ色に紅葉したドロップモアスカーレットです。それぞれ、逆光と順光で撮影しました。
どちらの光の当たり方でも綺麗です。


こちらは、緑を残しつつ紫~赤に紅葉したアメリカーナ。 順光では紅葉具合があまり分かりませんでした。
逆光で見ると、まあまあ綺麗だと思える感じです。


白色の高演色LED電球(東芝:きれい色、Ra90)下に置いて比較した写真です。


LED電球に透かしてみました。
ドロップモアスカーレットは光を結構透過しますが、アメリカーナの方はあまり透過しません。
アメリカーナの葉の緑色の部分は、別な葉が被さって寒さに当たらなかった部分です。

■ツキヌキニンドウ(品種詳細不明)、ウインドワードの紅葉

ツキヌキニンドウ(品種詳細不明)です。殆ど落葉していたのですが、一部、紅葉した葉が残っていたので撮影しました。紅葉の色は黄緑~赤でした。


ウインドワードの紅葉です。紅葉の色は黄緑~黄色でした。


白色の高演色LED電球下に置いて比較した写真です。


こちらも透かしてみました。
ツキヌキニンドウ(品種詳細不明)は、色鮮やかで綺麗です。


ウインドワードは、中央の葉脈周辺が黄色く紅葉していました。

紅葉しなかったミントクリスプ

紅葉せず、落葉しなかったミントクリスプです。
日本原産の品種に近い為、日本の気候に強いものと考えられます。

■清水錦とゴールデン

清水錦も殆ど紅葉・落葉はしませんでした。


ゴールデンは、黄色~赤っぽく染まる葉や、全く染まらない葉がありました。

■冬の始めの葉の状態
霜が降りて冬に突入した12月13日時点の葉の状態は、以下の様な感じでした。
(※名前の色は葉の色)
ほぼ落葉:キヌキニンドウ(品種詳細不明)
半落葉:へクロッティーアメリカンビューティインドワーテルマニアーナグラハムトーマスドロップモアスカーレット
落葉せず:アメリカーナミントクリスプ清水錦ールデン

ハーブ苗入荷|ロニセラ|ハニーサックル各種 | オザキフラワーパーク STAFFBLOG
ちなみに我が家に無いロニセラも、上のブログさんを見る限り、品種によって色々な色に紅葉する様です。


※2014/02/01、2015/02/17追加
■冬の中間での葉の状態

落葉:ツキヌキニンドウ(品種詳細不明)へクロッティー、アメリカンビューティ、ウインドワード、テルマニアーナ、グラハムトーマス、ドロップモアスカーレット
半落葉:ールデン
落葉せず:アメリカーナミントクリスプ清水錦

アメリカーナとミントクリスプは寒さに強いです。葉自体はよれているものの葉は枯れず、落葉も殆どありません。

そして、2014年2月下旬、ミントクリスプの葉は残りましたが、アメリカーナの方は散りました。


※2014/03/09, 03/31追加
■アメリカーナの新芽
2014年3月、アメリカーナに新芽が出ました。


3月9日の様子です。
他のロニセラには見られない、紫と緑色の側面を持つ葉がオシャレです。


3月31日になると、葉がかなり伸びてきて光が透けるようになり、まるで炎が燃えている様な感じに見える様になりました。
この後、葉の色が濃くなってくると、光が殆ど透けなくなります。

その1の記事に戻るには以下です。
ロニセラ(ハニーサックル)16品種の花が咲いたので比較してみた+α、その1 


◆今後の更新予定
・ロニセラのツボミの詳細比較
・ロニセラの葉の詳細比較
・国内流通ロニセラを集めきって比較
・海外品種の紹介
・実生ロニセラの育成
・植物園などで見かけたロニセラの紹介
・フェンスへの誘引のノウハウ



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もし、記事に間違った部分があればコメントでツッコミを入れて下さい。
後、ゲームでは別なHNでプレイしているので、何処かでryuunさんを見かけても別人です。
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