するめを食べながら覚え書き

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Home > ブログ > レビュー - PCパーツレビュー > 80+Gold電源 サイズ 超力2プラグイン650W(SPCR2-650P)をレビュー

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壊れたメインPCの電源を80PLUS GOLD認定電源に交換したので、その新PC電源をレビューしたいと思います。

購入したのはサイズ(Scythe) 超力2プラグイン650W(SPCR2-650P)です。 価格は2012年2月末に購入で、ソフマップで8,480円でした。この電源の価格移行状況は以下の価格.comのグラフが参考になります。
価格.com - サイズ 超力2プラグイン SPCR2-650P 価格推移グラフ
blog20120405gold_IMG_8225_mini800px.jpg blog20120405gold_IMG_8226_mini800px.jpg
箱に貼られた5年連続BCNアワードPC電源部門最優秀賞受賞のシールが輝かしいですが、やはり注目すべきは80PLUS GOLD認証のロゴですね。詳しくは後に書いていますが、このロゴを取得しているというのが大きな購入理由になりました。
ちなみに、元々、超力2シリーズは80PLUS SILVER認定で発売されましたが、再審査でGOLD認定に格上げされたという経緯がある電源です。

■特徴
・80PLUS GOLD認証取得
・FANに鎌FLEXを採用で静音
・アクティブPFC搭載
・低電圧環境(90V)起動対応
・一次側・二次側・基板上全ての回路に日本ブランドもしくは、日本製造の105℃コンデンサを採用
・安全回路に過電流保護/OCP、過電圧保護/OVP、過電力保護/OPP、ショート防止回路/SCP、不足電圧保護/UVP、加熱保護/OTPを搭載
・5年間長期保証

■その他スペック
外形寸法:150×86×奥行160mm(ケーブル除く)、搭載FANサイズ:135×135×厚さ25mm 重量:2905g
対応規格:ATX12Vバージョン2.3/EPS12V対応
コネクタ:ATXメイン 20+4pin:1個、ATX12V 4+4pin:1個、PCI-EXPRESS 6+2pin:2個、FDD用 4pin:2個、HDD用 4pin:6個、S-ATA 15pin:8個
FANスペック:回転数:420~1150rpm     ノイズレベル:6.7~18.2dBA

値段が電源としては中級ランクより少し上に位置するだけあって、魅力的な機能と特徴を持っています。では、詳しいレビューに続きます。
まず、この電源を使用して気付いた良い点と、悪い点をまとめてみました。
■良い点
・低発熱で排気が涼しい
・高効率で消費電力ダウン
・105℃コンデンサで長寿命に期待
・各種保護回路とアクティブPFC
・FANを替えなくても静音
・5年保証

■悪い点
・小さく「ジジジジジジジ」という音がする

良い点は沢山出てきますが、悪い点は中々見つかりませんでした。

  ▼内容物と外装、電源出力、中身
■内容物と外装
内容物です。
blog20120405gold_IMG_8239_mini800px.jpg blog20120405gold_IMG_8255_mini800px.jpg
本体、ネジ、説明書、電源ケーブルの他に、プラグイン式なので取り付け用の各種ケーブルが入っています。
保証書は無く、箱と本体と購入明細書がある事が保証条件となります。保証期間は5年で、保証期間としては長い分類です。

本体は、ガンメタリックのボディにヘアライン加工仕上げがされており、高級感があります。ヘアライン加工のお陰で指紋やホコリは目立ちにくいです。
サイズは横150×高さ86×奥行160mm ATX電源としては標準的なサイズです。これより小さいサイズには、奥行きが150mm、140mm、125mmのものがありますが、ゴールド認証以上のランクになると160mmより奥行きが短いものは少なくなります。

■電源出力
総出力は650Wで、出力の内訳は以下の写真の通りです。
blog20120405gold_IMG_8241_mini800px.jpg
12V機器(VGAなど)に電力を送る+12V1出力は最大出力が50Aあり、2本分のVGA電源ケーブルが付属してるので電源ケーブルが2本必要なVGAカードにも電力を取る事が可能です。CPUに電力を送る+12V2出力も35Aと、十分な出力を持ち、CPUとVGAをハイエンドクラスの構成に変えても電力を補える容量となっています。
USBなどに使う+5Vも25Aと余裕たっぷり。+3.3Vも25Aと、かなりの余裕があります。

■電源の中身について
電源の中身については、coneco.netの超力2プラグイン650Wのレビューに分解写真がありました。
サイズ/Scythe 超力2プラグイン 650W (SPCR2-650P)のレビューと評価: 手ごろな80plusシルバーを分解してみた。 すっきりした配置の投稿画像
また、DOS/V POWER REPORTの記事に、超力2プラグインと中身がほぼ同じとされる超力2ノーマルの記事があり、そこに分解写真とコンデンサの情報があります。
最新ATX電源カタログ 700W以上クラス 5/5 | ATX電源が変わった!! | DOS/V POWER REPORT
どうやら、中身は最近増えてきた新設計の回路構成では無く、オーソドックスな回路構成のようです。コンデンサは製品情報通り、日本ブランド105℃仕様のものが使われているようで、1次側コンデンサには、ルビコンの105℃品、2次側コンデンサにはパナソニックの105℃品が使われているようです。
他にconeco.netのレビューの分解写真を見る限りでは、日ケミ製の105℃仕様コンデンサが使われている様子でした。1次側コンデンサに使われているルビコンの写真もありました。
基板は、強度と耐久性、耐熱性に優れるガラスエポキシ基板(ガラエポ基板)を使用しているようです。ガラエポ基板はベーク基板や、紙フェノール基板などよりも熱や振動、衝撃によるトラブルに強いです。
ヒートシンクは全体に配置されているように見えるほど大きく、放熱効果が強そうでした。


  ▼80PLUS認証について
80PLUS(80+)についてですが、80PLUS認証とは、交流→直流の変換効率が80%以上のPC電源が認証を取得する事のできるプログラムで、認証のランクはSTANDARD(スタンダード)→BRONZE(銅、ブロンズ)SILVER(銀、シルバー)GOLD(金、ゴールド)PLATINUM(白金、プラチナ)の順に、高い変換効率を達成しているという、お墨付きとなります。具体的には、負荷50%時にスタンダード認証だと80%以上の変換効率、ゴールド認証だと90%以上、プラチナ認証になると92%以上の変換効率が確認された電源という訳です。
詳しくは、以下に80PLUS認証における変換効率の画像を作ったので参考にして下さい。
blog20120405gold_80PLUS_mini.png

この表にある、スタンダードとプラチナの間の数%~12%の変換効率がバカにできないもので、PC起動時はスタンダードの電源と比べても数十Wの消費電力削減になり、年間の電気料金は数百円~数千円の削減に繋がります。また、ロスした分の電力が熱に変わらないので電源からの発熱量も減少します。更には、発熱が少ないと電源の寿命が伸びる要因となり、電源FANも低回転で良いので静音化にもなる。という良い事尽くめのメリットがあります。
デスクトップ用PC電源における現在最高の80PLUS認証はプラチナ認証ですが、評判の良いプラチナ電源はどれも1万数千円超えなので、手を出すには予算オーバーになってしまいました。そんな訳で、ある程度評判が良く、コストパフォーマンスに優れた、このゴールド電源を購入したというのが選択理由です。

■参考記事
新しい電源を選ぶ際に、改めて80PLUS電源について勉強しなおしました。次のリンクは参考にした記事です。

・以下のアスキーの記事には、80PLUS認証電源についての詳しい話や、80PLUS認証電源とそうではない電源の発熱をサーモグラフィーで比較した画像などが掲載されているので参考になりました。
ASCII.jp:これからの電源ユニットのトレンド「80PLUS認証電源」とはなにか?

・以下は秋葉原にあるPCショップ、クレバリーの店員さんによるPremium認証電源とGold、Silver、Bronze認証電源の比較です。データがグラフ画像にまとめられているので大変わかり易いものでした。
80PLUS PLATINUMを比較!【クレバリー】

・海外のパーツレビューサイト。外装から分解写真、コンデンサの種類、電源ノイズのチェックなど、かなり詳しくレビューされていて参考になりました。
JonnyGURU.com

  ▼各種動作テストと、FANについて
■電源チェッカーによる動作テスト
PCに接続する前に、電源チェッカーに接続して動作テストをしてみました。
blog20120405gold_IMG_8258_mini800px.jpg
結果は問題無し。+12V1は12.2V、+12V2は12.3V、+5Vは5.2V、+3.3Vは3.3Vと、規格よりも少し電圧が高めに出ており、良好な結果です。電源の電圧が規格電圧より高いのが良好というのは、PC電源は経年劣化で出力電圧が下がってPCの動作が不安定になる原因となったりするので、購入時の電圧は少し高い方が良いという事です。PCパーツには(電子機器全般には)動作電圧のマージンがある為、ある程度電圧が高くても問題にはなりません。
ちなみに、この電源チェッカーに接続した状態の消費電力をワットチェッカーで測ってみたら、11Wの消費電力でした。

■低電圧環境時のテスト
暖房を1000Wで動作させる事で、同じ電源タップ上のコンセントの電圧が95V前後まで下がる(ワットチェッカーで測定)のですが、その状態のコンセントから電源を取ってPCが起動するかテストしてみました。
結果、低電圧環境時でもPCは起動。起動後も安定して動作する事が判りました。超力2のラベルに書かれている定格電圧は100-240Vですが、製品ページで低電圧環境(90V)起動対応と謳っている程なので、動作下限電圧は結構低いようです。

■PCとの接続による動作テスト
PCに電源を組み込んでみて、動作テストをしました。
結果は、問題無しです。
消費電力は、アイドル時の消費電力が80PLUSスタンダードの電源を使っていた時の100W超えから86Wまで下がりました。桁が違うとかなり省電力化を実感できますね。尚、比較用の電源が用意できなかったので、消費電力について詳しくはデータが揃い次第、追加掲載したいと思います。

超力2プラグインと、他の電源の消費電力比較は、coneco.netのレビューに何例か載っています。どの方も消費電力を下げる事ができたようです。
サイズ/Scythe 超力2プラグイン 650W (SPCR2-650P) クチコミ・評判|価格比較サイト [coneco.net]コネコネット

■電源FANについて
電源FANに使われているのは、135mmの鎌FLEXです。鎌FLEXは、ソニーの長寿命流体軸受、『S・FDB』を搭載しているモデルで、静音性と長寿命なのが特徴です。また、鎌FLEXは、以前販売されていたS-FLEXのサイズ製モデルでもあります。
尚、超力2に使われている鎌FLEXはFANの速度が可変仕様となっており、排熱が熱くなるとFAN速度が上がります。FAN速度が上がるといっても、FANのサイズが135mmと大きく、回転数も420~1150rpmと低回転なので、ノイズレベルは6.7~18.2dBAと、かなり静かな範囲で収まっています。しかも、回転数は低回転ですが、FANサイズが大きいのでそれなりの風量は確保されます。
実際、仕様の通り、FANの音は静かです。CPUやVGAのベンチマークを動作させても、FAN速度が上がりません。電力の変換効率が高く、電源の発熱が低いため、FAN速度が上がらなかったようです。優秀ですね。

ただ、悪い点に書いたのですが、電源に耳をすませると「ジジジジジジジ」という音がします。ケースに電源を組み込むと殆ど聞こえなくなるのですが、何の音なのか気になりました。最初、FANの軸音では無いのか?と考えましたが、考えてみたら鎌FLEXは流体軸受けなので軸音とは無縁なはずです。同じ流体軸受けを搭載しているS-FLEXを10台程所有していますが、全て軸音はしません。となると、電源内の電子パーツが発している音なのかもしれませんが、検証の為には分解してみないと判りません。今のところ分解する気は無いので、原因は謎のままになりそうです。
尚、この音は個体差ではないようで、coneco.netのレビューで、同じく「ジジジジジシ」゙という音がすると書いている人がいました。
一体、何の音なのでしょうか・・・。

また、電源からの排気が明らかに涼しくなりました。今まで、ベンチマーク時にかなり熱くなっていた排気も、電源を交換した現在はぬるい程度です。これだけでもゴールド認証の電源を購入した価値がありました。


  ▼まとめ
電源はPCにとっての心臓にあたり、一番重要なパーツです。各種保護回路、コンデンサの品質と電源変換効率、安定性、全ての機能が重要です。今回、電源を買う要因が、前に使っていた電源の故障だった為、その辺りはかなり気にして電源を選択しました。
そうして、購入した超力2プラグイン650Wは、私にとって初めての80PLUSゴールド認証の電源になりましたが、今まで使っていた電源と比べて、ほぼメリットだけしか無く、購入して正解だったと思いました。ジジジジという謎の音の原因は気になりますが、コストパフォーマンスは抜群で、機能や性能面で文句はありません。
しかし、ゴールド認証の電源でここまでメリットがあると、電源に1万円以上の予算を組んで、評判の良いプラチナ認証の電源を買いたくなってきますね。次回電源を買う際は、プラチナ認証の電源を買って、超力2プラグインと比較レビューしてみたいものです。





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