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Home > ブログ > レビュー - 雑貨・その他レビュー > コスパの良い小型軽量モデルの三脚、SLIK F153をレビュー

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ずっと欲しかった三脚をやっと買ったのでレビューしてみたいと思います。
買ったのはSLIK(スリック)のF153、市場価格1,500円前後の低価格な三脚です。

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▼F153のスペックは以下
対応する機材:カメラ(35mm判・デジタル一眼レフ)、ビデオカメラ
搭載機材の最大重量:1kg以内
全高:1,315mm、エレベーター下げ全高:1,055mm、縮長:520mm
パイプ径・段数:18.5mm角パイプ・3段、重量:990g
開脚:通常開脚のみ・ステーにより狭めて立てることも可能。
エレベーター:ラック&ピニオン式エレベーター、カメラ取り付け方式:DIN規格クイックシュー
雲台形式:3ウェイ式、脚ロック方式:レバー式、エレベーター下部ネジ:なし、石突:ゴム石突
  ▼三脚選び
まず、三脚選びの話ですが、三脚はピンキリの値段・機能差で沢山販売されているので、どれを買うかかなり悩みました。悩んだ末、自分の目的に合わせた条件として
コンパクトデジカメ(コンデジ)しか使わないので軽量なモデルで、初めてなので値段が安く、できれば評価の高いもの」を設定。
最終的にメーカーをSLIKのFシリーズに絞り込んで、家電量販店の三脚コーナーで実際に触り、気に入ったのでこのモデルに決めたという感じです。

Fシリーズ - スリック株式会社
最後まで悩んだのは、今回選んだF153と、F163、F630です。
F153、 F163、F630の違いで気になったのは5点。

  1. 搭載機材の最大重量:F163とF630が1.5kgまで、F153が1kgまで(何故か説明書には1.5kgまでと記述)。
  2. 本体重量:F153は990g、F163は1,060g、F630は1,320g。
  3. 全高:F153とF163が1,315mm、F630が1,470mm。
  4. 値段:F153が市場価格1,500円程度、F163が2,200円程度、F630が2,600円程度。
  5. 、F153とF163が薄い金色(つや消し)、F630は黒色

F630は光が反射しない黒色というのが良いですが、重さと値段の点で今回は除外しました。
F163はF153と仕様が似ており、耐荷重はF163の方が高いですが、コンデジしか取り付けないので耐荷重は1kgもあれば良い事、できるだけ本体重量が軽い方が好ましい事、F163の雲台(デフォルトスタイル)がビデオカメラに適した縦長雲台という事という事、加えて値段がF153より高い事からF153を選ぶ事にしました。


  ▼レビュー

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このSLIK F153ですが、正直、値段が値段だけに、安い中国ブランドの輸入製品だと思っていたのですが、製造メーカーは『スリック株式会社』、埼玉県に本社を持つ日本のメーカーで、販売は『株式会社ケンコー・トキナー』が販売している商品だそうです。

製造国は、Made in P.R.Cです。一見どこの国で製造しているか分かりませんが、PRCは「People’s Republic of China」の略なのでMade in Chinaと同じ意味です。(※Made in PRCについては以下の記事を参照)
Made in ChinaからMade in PRCで中国製品売り上げ増 | ニコニコニュース

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箱に入っているのは三脚本体、説明書、ナイロン製の収納バッグ、それと保証書です。
すぐにプラスチックの割れなどの不良が無いか点検しましたが、特に問題はありませんでした。製造国こそ中国ですが、日本がちゃんと工場を管理しているといった感じで、作りは綺麗です。

アルミ脚の色はシャンパンゴールドと表せそうな淡い金色で、つや消しになっています。
つや消しで光が乱反射するおかげか、F153を屋外で使って撮影した時に反射した光が被写体に入ってしまうという事はありませんでした。
収納バッグは裏側に防水加工がされているらしく、水を垂らしても中まで染みこみませんでした。

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カメラ等を取り付ける部分はクイックシューになっているので、ロックを外すとすぐに手持ちの撮影に切り替えられます。
クイックシューのロックはレバー式です。ロックレバーは大きいのでロック解除時にストレスは感じません。
固定用のカメラネジの横の突起はビデオカメラ固定用のビデオボスです。押すと凹みます。
また、クイックシューの上面の「SLIK」というエンボス文字が入っている部分はゴム素材となっており、カメラ等が乗った時に滑ってズレる事は無く、カメラに優しくフィットします。

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写真左(又は上):クイックシューを外してみました。クイックシューは斜め上にスライドすると外せます。
ロックレバーはクイックシューを外した時に下から飛び出す四角のブロックで固定されるので、取り付ける時にロックレバーを操作する必要は無いです。
ビデオカメラを取り付ける時の為に、クイックシューは方向を90度変えて縦方向にも取り付けられるようになっています。

クイックシューは結構大きく、コンデジを付けるとゴツさが隠せない程ですが、この大きさおかげなのかクイックシューの下にクッションが無いのにも関わらず三脚にクイックシューを取り付けた時のグラ付きはありませんでした。
このクイックシューの大きさなら重いカメラを取り付けても安定しそうな感じです。

写真右(又は下):クイックシューとカメラ等の取り付けは、裏側からツマミ付きの手回しネジを回して止めます。

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写真左(又は上):雲台は一体型なので外れませんが3WAY式で、左右360度、上下約320度程度、縦横90度~180度の範囲で動きます。上下はパンハンドルを使ってロック・操作します。パンハンドルの持ちやすさは普通です。

写真右(又は下):三脚足の付け根には水準器がついており、三脚の水平を取る時に便利です。ただし、カメラ等の水平を取るための水準器はありません。

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写真左(又は上):アルミ脚は角型、手で握った時のグリップ感が良いです。

写真右(又は下):三脚中央部分はギア式エレベーターの昇降システムです。横のクランクハンドルを回すことで上下に昇降します。昇降はスムーズで、止めたい所でピタっと止める事が出来ます。クランクハンドルは内側に倒して置く事が可能です。
エレベーターの固定力調整は、三脚根本のエレベーター締め付けナットを調節する事で行うことができ、エレベーターの動きの硬さ調整は『ゆるむ しまる』というシールが貼られたカバーパイプを回すことで調節する事ができます。

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写真左(又は上):脚のロックレバーはレバー式で、レバーを倒すとパチッとロックされます。レバーは大きいので、軽い力でロック・ロック解除できます。何度も開閉した感じからは簡単に壊れるということは無さそうです。
脚は3段式で、4段式よりも脚を伸ばす手間が3回減る事と、4段式より安定感があるのがメリットです。デメリットは4段式よりもコンパクトに出来無いというという事ですが、その当たりはトレードオフです。
また、安定して立たせるには本体重量が足りないかな?と少し不安でしたが、少し強めの風が吹いている時に外で使ってみましたが、倒れる事はありませんでした。

写真右(又は下):脚の先端についている石突きの部分はネジ留めされているので、いつの間にか取れて無くしてしまう様な事は無さそうです。
石突きはゴム素材(天然か石油系かは分からず)ですが、粗悪な中国製品にあるような、やたらと石油臭いゴムを使っているという様な事は無く、優しいゴムのニオイがします。


  ▼まとめ
SLIK F153は、1,500円程度という安さにしては機能・工作精度・強度など特に不満が無く、コストパフォーマンスの良い三脚です。

この三脚の良さは沢山ありますが、個人的には、本体重量が約1kgしか無い為、持ち運びが楽という点と、安い為、雑に扱ってキズがついてしまっても精神的ダメージが少ないという、持ち運びに関する部分が気に入りました。
これからは、この三脚を色々な所に持っていって良い写真が撮れるように頑張りたいと思います。

追記:軽さのデメリットとして、風が強い時や振動がある場所での使用には向いていません。
写真や動画がブレます。



■ その後の考察、感想

購入から約5年が経過した状態での考察と感想ですが、SLIKの三脚は既に新しいモデルに切り替わっている為、あまり参考にはならないと思います。

月1~2回程度の使用状態ですが、室内では特に問題も無く使えている感じです。
ただ、備え付けのデカいクイックシューにコンデジを取り付けるのは使い勝手が悪いと感じたので、SLIKの小さなクイックシュー、DQ-10N(Amazon)を別途購入して使用しています。
DQ-10Nは2,500円程度なので三脚本体より高いですが、便利なので手放せません。

また、野外で使うには重さが足りない為、風が強かったり、夜の撮影だとブレが発生しやすいですが、今のところ外で使う頻度はかなり少ないので、重り(ウェイト)として撮影用のサンドバッグ(Amazon)を取り付けて対処しようかなと考え中です。


最終更新日:2018/02/01



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