ニトリで購入したガリレオ温度計(黒)をレビュー

約1ヶ月程前に、ずっと気になっていたガリレオ温度計が、ニトリでお手頃な値段で売られているのを発見したので購入しました。
暫く使用したので、レビューしてみたいと思います。

ガリレオ温度計は、気温と液体の関係により中のウキが上下して温度を知らせてくれる、アナログな温度計です。

ネットを探すと色々なウキや色のガリレオ温度計がある事が分かりますが、ニトリでは、ハート型(赤色)とドロップ形(黒色)の2種類が999円で販売されていました。
(※尚、全ての店舗で取り扱っているかは不明です。また、昔は(？)外枠が付属したシルバー色の物が売られていた様です。)

色的には赤色のハート形ウキの方が綺麗だったのですが、今回はシックな黒色のドロップ形ウキの方を購入しました。

■仕様(※説明書・パッケージ表記より)

商品名：ガラス 置き物
商品コード：811082 ノワールH28
サイズ：約Φ35mm(台座Φ60mm)×高さ280mm
材質：本体：ガラス／内容液：パラフィン、温度測定範囲：18℃～26℃
製造国：中国

■良い所・悪い所

レビューの前に、良い所・悪い所、それと、どちらとも言えない所をまとめます。

◎良い所
・デザイン性が良い。
・一目で大体の温度が分かる。
・大手企業ニトリのサポートがある。

×悪い所
・ガラス製で割れる心配がある。
・中のパラフィンオイルの安全性に不安がある。

？どちらとも言えない所
・温度が18～26℃までしか分からない。
・温度の精度は目安程度。

それではレビューに移ります。

◆レビュー

■パッケージ

パッケージはシンプルな紙の白箱で、ニトリの商品シールが貼ってあるだけです。

白箱を開けると発砲スチロールの箱が入っています。

持って帰る途中、箱越しに中のウキが外枠のガラスにぶつかっている音が聞こえましたが、中身は無事でした。
ガラスの厚みは薄くも厚くも無い感じです。転倒・落下は致命的だと考えられるので、取り扱いには細心の注意を払った方が良いです。

また、写真に写っていませんが、箱にはガリレオ温度計の他に日本語の取扱説明書も付属しています。
ガラス製で割れる心配があり、中には可燃性の液体であるパラフィンオイルが封入されているので、書いてある注意事項はしっかりと目を通しました。

■置き場所の注意と、警告事項

まず、置き場所の注意です。
説明書には注意として次の様に書かれています。

安定した平らな場所に置く
●転倒や破損の原因になります。

直射日光または熱を避ける、火気、ストーブなどの近くに置かない
●引火の原因になります。

直射日光の当たる窓際は、温度変化が大きすぎて使い物にならない上に、レンズ効果が発生して周りの物が燃える可能性があるので厳禁です。

また、警告として次の様にも書かれています。

幼児の手の届くところに置かない、保管しない、いたずらはさせない
●転倒や落下をしてけがの原因になります。

ガラス製品のため落としたり乱暴な扱いをしない
●ガラスが割れ中から液体(パラフィン)が漏れる原因になります。
●液体(パラフィン)は毒性はありませんが、皮膚や目に付いた場合炎症を起こすおそれがあります。
直ちに十分な流水で洗い流し、痛みが続いたり気分が悪い場合は医師の診断を受けてください。
また衣服やじゅうたんなどに付いたままにしておくと、条件によっては引火するおそれがあります。水で十分洗い流してください。

実際問題、国民生活センターによると、ガリレオ温度計が割れて子供が化学やけどするケースが多数報告されている様です。
→ ガリレオ温度計が割れて化学やけど(発表情報)_国民生活センター

この、パラフィンオイル(流動パラフィン)について調べてみましたが、様々なグレードがあり、安全性が特に高いものでも複数の種類が存在するとの事でした。
説明書には「内容液：パラフィン」としか書かれていないので、どのグレードのパラフィンオイルが使われているのかは分かりませんが、何れにせよ、ガラスが割れてしまって中のパラフィンオイルが体や布などに付着するような事があれば、しっかりと水で洗い流した方が良さそうです。

■温度計の読み方

温度が対応温度(18～26℃)まで上がると、対応した温度のウキが水面下に浮かびます。

※撮影の為、一時的に窓際に置いて撮影しています。

上の写真では、26℃と24℃の温度プレートが付いたウキが浮かんでいますが、この場合の温度は低い方の24℃です。


そして気温が24℃を超えると、24℃の温度プレートが付いたウキが下がっていきて、26℃のウキが残ります。

また、18℃以下の温度になると全てのウキが浮いて、26℃以上の温度になると全てのウキが沈みます。

ただし、説明書に書かれている通り、温度は目安です。
合わせてアルコール式、デジタル式の温度計と温度を比較してみましたが、ガリレオ温度計には多い時で約1～2℃の誤差がありました。

あと、本体サイズの都合上、仕方がないのかもしれませんが、温度が18～26℃までしか分からないのが微妙な所です。
部屋が暑過ぎたり寒過ぎたりすると、只のインテリアになってしまいます。(※追記：考えてみたら、インテリアとしての用途がメインなので、大した問題では無いですね。)


・ウキの色

中の液体は黒色ですが、光のあたり方によっては緑黒っぽく見える事や、赤黒っぽく見える事がありました。


・使ってみて便利な所
今の所、便利だなと思ったのは、部屋が寒くなったのが一目で分かる事です。
何だか肌寒いなと感じた時に、ガリレオ温度計を見て26℃のウキが上がっていたら、1枚上着を羽織るという感じで使っています。