するめを食べながら覚え書き

(一応)PCと園芸の話題がメインな、雑記系ブログです。くコ:彡
Home > ブログ > 故障・分解・改造・修理 > 氷室+αで取っ手付きHDDスタックタワーを製作

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去年末にScythe(サイズ)の静音・冷却HDDボックス『氷室』とステー等を使い、HDDをスタックする為のタワーを製作しました。
HDDスタックタワーは、かれこれ10年程前に作ろうと考えたまま、何だかんだで作らずに凍結状態だったものです。
かなり趣味的な一品ですが、メモとしてブログにまとめて置きたいと思います。


まず、こちらが完成したもの(ファンレス状態)の写真です。
接続はeSATAで、マルチレーンやマルチポートプライヤを使わず、手動で利用したいHDDの接続を1つずつ切り替える単純なシステムとなります。

また、持ち運びがしやすい様に取っ手も付けました。
HDDボックスに入っている分、横幅が5インチに拡張されているので、中々デカいです。

◆ 制作理由と、制作に至るまでの話

■製作理由
・好みのHDDスタックケースが廃盤になってしまった。
・HDDボックスを使用した、スタックタワーを作りたかった。
・地震で揺れない強固なスタックタワーが欲しかった。
・eSATA接続用の資産を活かしたかった。

■製作に至るまでの話(※長くなってしまったので、読み飛ばして下さい。)
2002~04年当時、HDDの接続がPATAだった頃、今と比べてHDDの音を含むPC全体の音がうるさかった為、静音ブームが到来。グロウアップジャパンの静音HDDボックス『SMART DRIVE』(通称:スマドラ)が自作界隈で流行りました。
このスマドラを積み重ねてHDDスタックタワーを製作した方の写真をネットで見た事で、自作スタックタワーへの製作意欲が高まった・・・のですが、スマドラの価格が高かった事や、ホットスワップの出来るUSB2.0接続外付けケースの方が使い勝手が良かった為、製作計画は頓挫しました。

その後、2006年9月に『FANLESS HDD BOX』がサイズから販売。情報では静音性は低いもののスマドラよりかなり安く冷えるとの事で1台確保し、製作計画の再始動を考えましたが、同年に以下の写真のHDDスタックケースを購入した事で、計画は動きませんでした。

時代は、PATAからSATAに移行してホットスワップが簡単に出来る様になり、eSATA接続が流行り始めた頃です。HDDスタックケース製品が多数登場する様になり、2006年12月にフリーダムから『五重の塔』が発売されました。
裸HDDをスタックする為、静音ではありませんが導入コストが安く、意外と利便性が高くて良いかもしれないと思ったので発売後すぐに飛びつきましたが、強度不足などの面から満足度は"まあまあ"でした。
FREEDOM:五重の塔 -  ※公式

2007年3月には、センチュリーから『裸族のアパート』が発売され、4月には『裸族のマンション(初代)』も発売。『五重の塔』より良いかもしれないと思ったので、『裸族のマンションの方』を購入してみましたが、こちらも強度が心許ない事やHDD側のレールがネジ式な事など、こちらも満足度はイマイチ高くありませんでした。
裸族のアパート(CRAP-BK5)|センチュリー(CENTURY) ※公式
裸族のマンション(CRMS-BK5F)|センチュリー(CENTURY) ※公式

また、2008年2月には、サイズからHDDボックス『氷室』が発売されます。
HDDボックスに一番種類があったのはこの2008年前後の時期だったハズですが、技術の進歩でHDDの音が小さくなった事で、HDDボックスにはあまり興味が無くなっていました。

・・・更に時間が経ち『裸族のマンション』に裸HDDを取り付けたままの運用で慣れてしまっていたのですが、2011年3月に大地震が発生。
その後の余震で、HDDスタックケースが横にグラグラと揺れている事に気付きました。
揺れの具合は『五重の塔』が酷く、『裸族のマンション』もそこそこ揺れており、電源ON時は危険な状態が続きました。
(地震との関連性は確定していませんが、2013年末までの約3年間で『裸族のマンション』に入れていた複数台のHDDで回復不可能セクタ(C6)が発生して不調になったりしています。)
そんな事から、強固なHDDスタックタワーを作る為の製作意欲が再燃しました。

更に、2011年11月にグロウアップジャパンが自己破産して、スマドラシリーズが販売終了。
他の殆どのHDDボックスも販売終了し、2011年5月に販売した『裸族のマンションニ号棟』もいつの間にか販売終了してしまいました。
裸族のマンション二号棟(CRMS-SV5F)|センチュリー(CENTURY) ※公式

また、マザーボードのUSB3.0対応が完了し関連パーツが充実した事で、eSATA関連パーツが減少。
このままだと、『氷室』の販売も終わってしまい、昔、理想に描いたスタックタワーが作れなくなるのでは?という危機感から『氷室』を3台揃え、いざ、スタックタワーを製作する事となった感じです。


◆ 使用材料と工作機材


色々と考えた結果、ホームセンターで売っている既成品のステーを使って製作する事にしました。

■PCパーツ(購入場所:値段)
・HDDケース『氷室』×3個   (ネット通販:約2,000円)
・HDDケース『FANLESS HDD BOX』   (ネット通販:約2,000円 ※販売終了)
・12cm PCFAN『NB-ELOOP』(800rpm)   (ネット通販:約2,000円)
・eSATAケーブル   (秋葉原:約1,000円)
・ペリフェラル12v電源アダプター   (ネット通販:約1,500円 ※販売終了)
・eSATA - SATA変換アダプター   (ネット通販:約700円 ※販売終了)
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PCパーツ合計:約13,200円

■タワー用材料(購入店:値段)
・ステンレス 棚柱レール2本セット (縦455×横14.5×高5mm 厚1mm) (ホームセンター:約500円)
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タワー用材料合計:約550円

■取っ手用材料(購入店:値段)
・アルミ引き出し用取っ手 (縦12×横140×高30mm ネジ間隔100mm)   (ホームセンター:約520円)
・亜鉛メッキ ステー×1個 (縦15×横150×高(厚)3mm)    (ホームセンター:約130円)
・亜鉛メッキ ステー×4個 (縦15×横100×高(厚)3mm)   (ホームセンター:約100円)
・亜鉛メッキ L字ステー×4個 (縦15×横62×高27mm 厚3mm)   (ホームセンター:約130円)
・ステンレス トラスネジ・ナットセット×20個 (M4×長10mm)   (ホームセンター:約20円)
・ステンレス ナット×4個 (M4)   (ホームセンター:約--円)
・亜鉛メッキ 蝶ナット×14個 (M4)   (ホームセンター:約12円)
-----------------------------------------
取っ手用材料合計:約2,138円

■FAN固定用材料(購入店:値段)
・亜鉛メッキ L字ステー×4個(縦15×横120×高27mm 厚3mm)  (ホームセンター:約200円)
・ステンレス トラスネジ(M4×長10mm)×4   (ホームセンター:約20円)
・亜鉛メッキ 蝶ナット(M4)×4   (ホームセンター:約12円)
-----------------------------------------
FAN固定用材料合計:約928円

----------------------------------------------------------------------
合計:約16,816円

高っ Σ( ̄ロ ̄lll)
取っ手とFAN固定ステーを取り付けた事も有り、相当高くなってしまいました。
これは、人にはオススメできませんね。。

次に、使用した工作機材です。
工作機材は以前より所有していた物となります。

■工作機材(購入店:値段)
・油性ペン  (ホームセンター:約100円)
・金ノコ     (ダイソー:約100円)
・定規         (ダイソー:約100円)
・ダイヤモンドヤスリ3本セット    (ダイソー約300円)
-----------------------------------------
合計:約600円

工作機材は、相当お安く収まっています。
大体は、ダイソーのお陰です。


◆ 準備、レールの切断


■レール切断に使った物

支柱にする棚柱レールは2本1セットです。1本が455mmと長いので、半分に切断して4本にしました。
使用したノコギリは、ダイソーの100円金ノコです。割と何でも切れて使い勝手が良いので重宝しています。

■切断様子、完成品

慎重に切断したので、切断誤差は0.1mm以下まで抑える事が出来ました。
切削面は金属のバリがあって危ないので、ダイソーで売っている300円のダイヤモンドヤスリで、バリ取りと面取りをしています。
バリは残しておくと、下手なナイフよりも切れる事があるので、丁寧に削り取った方が良いです。


◆ レールの取り付け


材料の準備が出来たので、『氷室』にレールを取り付けました。
ネジは『氷室』付属のネジを使っても良かったのですが、ネジ頭の部分が大きいトラスネジを使って固定力を高める事にしました。

この状態で結構安定感があり、縦置き・横置きどちらも出来ます。
取っ手を付けないならば、これで完成です。


◆ 取っ手の取り付け


持ち運びしやすい様に、取っ手も取り付けてみました。

■使用材料

これが取っ手部分に使った、『取っ手、ステー、ネジ』です。
全てホームセンターで揃えました。
取っ手は、タンスなど引き出し用の物です。

ステーは、中空状に穴が開いたステーを使いました。
このステーは、好きな位置でネジ止めが出来るのがメリットですが、その分ズレも起こりやすいというデメリットがあるので、直角が取りにくく、配置の調整が厄介でした。

尚、この写真を撮った後に、真ん中の短いステーを追加で2本増やして固定を強化しています。

■取り付け完了

ネジは、M4(4mm)の太さのネジで止めました。
手で緩めて微調節しやすいように、ナットは蝶ナットを使用しています。
(後から考えると、ステーの中空穴の幅は約5.7mmだったので、M4よりもM5のネジを使った方が良かったかもしれません。)

■上から見た様子

上から撮影した写真です。(撮影角度が少し斜めになってしまいました。)
取っ手はこの他、90度変えた向きでも固定出来ます。

■手持ち時の様子

大きめの取っ手を選んだ事もあり、持ちごたえは大変良いです。
取っ手は多めのネジでガッチリ固定してあるので、持ち上げて左右に振ってもグラ付きません。

取っ手の材質はアルミですが、加工のお陰か落ち着いた色合いで、ネジ・ステーの質感ともマッチして、浮いた雰囲気にはならなかったので良かったです。

■斜め、横から見た様子

一番上の段のHDDボックスがサイズが販売していた『FANLESS HDD BOX』で、下の3段が『氷室』です。
『FANLESS HDD BOX』は奥行きの長さが短くて、アース用の配線が付属しており、ヒートシンクの配置も違います。


取っ手を付けた状態での横置きもOK。
置き場所は取りますが、安定性は縦置きよりもあります。

この、HDDを入れずFANを付けていない段階で、重さは約3.6kgもあります。
『氷室』はアルミ製ですが、それでも1個790gもある為です。(『FANLESS HDD BOX』もアルミ製で665g)
HDDボックスだけで重さは約3kgなので、取っ手とネジ、レール部分の重さは約600gになる計算です。


◆ PC FANを取り付け


■取り付けた状態

夏場の冷却の為に、12cm低速静音PC FANも取り付けました。
FANは、長めのL字ステー4個で固定しています。
後で、巻き込み防止用のファンガード(約300円)も取り付ける予定です。

隣にFANコントローラーを取り付けた『裸族のマンション』があるので、そちらに繋げば回転数制御も出来ます。

この状態で重さは約3.8kgになりました。
(・_・;)
HDDの重さは大体600~650gなので、4段全てにHDDを入れると約6.4kgにもなります。
(@_@;)

重い分、安定感は凄くあるのですが、想像していたよりも重くなってしまいました。


◆ eSATA変換アダプター


HDDの切り替えは、OS上で接続を切った後にeSATA - SATA変換アダプターを付け替える事で行っています。

この変換アダプターを使うメリットは、eSATA-SATA変換とペリフェラル-SATA電源コネクタを同時に変換してくれる事や、アクセスランプによる接続の確認が出来る事です。

ただ、残念ながら、この変換アダプターの販売は終了しています。

■アダプターの表と裏

eSATA変換アダプターの裏と表です。
PCの裏から伸ばしたeSATAケーブルをこの変換アダプターに接続してSATAに戻します。
ペリフェラル端子もSATA電源に変換されます。

■氷室用に加工

『氷室』で使用するには問題があり、このアダプターは裏面の一部が『氷室』に当たってしまい取り付けられません。
なので、アダプターのケースの一部を彫刻刀とカッターで削り取りました。
(※写真内の左の物が削って加工した物です。)


◆ 実用と強度、静音性、温度テスト


実際に使用して、地震に対する強度を観察し、『氷室』内のHDD温度の変化をチェックしてみました。

■地震と強度
製作後、何度か地震があったのですが、『五重の塔』、『氷室』が揺れていた時も、殆ど自作スタックタワーは揺れませんでした。
この事から理想的な強度になっていると考えられます。

■静音性
『氷室』の静音性は、こちらのレビューにある様に-3db程度の効果で、あまりありません。
-1dbの効果は大きいので、全く効果の無いレベルではありませんが、静音性に特化したHDDケースだった『Smart Drive』などと比べると劣ります。

■温度テスト
『氷室』でファンレスで運用出来るか、温度テストをしてみました。
条件は以下です。

テストHDD:WD Red WD30EFRX (回転数:可変rpm) フォーマット直後
室温:22℃
温度モニタリングソフト:CrystalDiskInfo

・テスト1:裸HDD状態 (裸族のマンション+800rpm 12cmFAN)
・テスト2:『氷室』入り (自作スタックタワー+氷室+800rpm 12cmFAN)

尚、新品のHDDで試した事も有り、風を当てない状態での100GBデータのコピーは危険と判断して計測しませんでした。

   裸HDD  『氷室』入り
 FANの風無し
 アイドル状態(安定まで)
 32℃  28℃
 FANの風無し
 100GBデータをコピー直後
 ---
 (※測定せず)
 31℃
 FANの風有り(800rpm)
 アイドル状態(安定まで)
 25℃  25℃
 FANの風有り(800rpm)
 100GBデータをコピー直後
 26℃  26℃
 FANの風有り(800rpm)
 CrystalDiskMarkの1GB-ALLテストを×9周
 28℃  27℃

裸のHDDで風を当てない場合、アイドル状態の時点で32℃まで上昇しました。
『氷室』に入れた時のHDDはよく冷えています。100GBのデータコピー時にも31℃までの温度上昇で抑える事が出来ました。

これならば、夏までFAN回転無しで運用が出来そうです。


◆ まとめ


値段的には、本格的なUSB3.0接続のスライド式HDDスタックケースが買える程、高くなってしまいましたが、結果としては、満足度の高いものが出来上がりました。
現状、以下の様な課題点があるので、どうにか解消してみたいと考え中です。

■課題点
・電源切り替えをもっと簡単にしたい。
・タワーの足に、傷防止処置をしたい。

※2014/11/23:最終更新


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サイズ SCH-1000氷室(ヒムロ) HDD冷却静音BOX SCH-1000

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