栃木県の新イチゴ『スカイベリー』を食べた感想など

2016年2月4日の事ですが、我が栃木県が誇る新イチゴ『スカイベリー』を生で初めて食べました。
忘れないうちに感想などを書いておきたいと思います。


■値段など
値段は、県内のスーパーで買うと通常グレードの物が1パック約300gで税込1,000円前後。
ライバルの『あまおう』とか、グレードの高い『とちおとめ』も1パック1,000円前後。
通常グレードの『とちおとめ』は500円前後で売られていました。
売り場にあったイチゴの比率は大体、とちおとめが4～6割、他のイチゴが3～5割、スカイベリーが0～1割位でした。

通販を調べてみると結構なお値段で売られていたりしますが、それらは大粒で甘い最高グレードのもので、贈答品として価値が高く設定されているみたいです。
→ 【楽天市場】「スカイベリー」の検索結果

■ 形と味
形は基本的に綺麗な円錐形ですが、高級品として売られる大粒のモノは大粒な分、やや形が崩れる様です。

硬さは硬すぎず柔らかすぎずの丁度良さ。
噛むと甘い果汁がジュワっと出てきてジューシー。
強い甘みの中にスッキリとした酸味もあって、後にはイチゴの香りが鼻に抜けます。

初めて食べた感想としては、生で良し加工しても良しな優等生のイチゴだという感じでした。


■ 糖度を実測
実際の糖度はどれくらいだろうと、抜き打ちで選んだ1個の糖度をチェックしてみました。
(※チェック個体は上に掲載した写真の1個。重さを量るのはうっかり忘れてしまいました。)

尚、一般的なイチゴの参考糖度は、「8～9%(度)」 です。
また、スーパーの販売コーナーに書かれていた参考糖度は、スカイベリーが「11度」、グレードの高いとちおとめが「10度」とありました。

チェックした結果ですが、甘みが強い先端部分の糖度が以下。

なんと、15.2%(度)もありました！

甘みが減るヘタの近くの糖度は以下。

ヘタの近くでも11.1%(度)もあります。
実際にヘタの近くまで甘く、最後まで美味しく頂けました。

とちおとめが登場した時も甘さに驚いたものですが、また凄いイチゴが出たものです。
そういえば、子供の頃(20年以上前)に食べたイチゴは、硬くて酸っぱくて砂糖を付けて食べるのが当たり前だったのを思い出しました。
あと、今や見かける事も少なくなった『イチゴスプーン』で硬くて酸っぱいイチゴを潰して、牛乳と砂糖を入れて食べていたのも思い出して懐かしくなりました。
→ イチゴスプーン - Google 画像検索　

もちろん、イチゴは育て方次第で甘くならないという事は、自分でイチゴを育ててみてよく分かった事なので、甘いイチゴを生産する農家の方に感謝です。


■ スカイベリーの加工品を食べた話
スカイベリーの加工品は、2015年の10月に食べました。


食べたのは県内にある1885年創業の和菓子店、高林堂のかりんとう饅頭『元祖 宮のかりまん』です。
スカイベリーを使用したかりまんは『赤いかりまん』という名前で1個140円、10月1日～31日までの期間限定で売られていました。
→ 栃木県宇都宮の和菓子なら高林堂へお越し下さい | TOP　- 高林堂公式サイト
→ 今年もやります。「赤いかりまん」　-  2015/09/30付のお知らせ

 

 
スカイベリーが練りこまれた甘酸っぱい餡が、外側のカリッとした皮と合わさってとても美味しかったです。


■ネーミングとロゴの話
県からスカイベリーの発表があったのは2012年。
→ 栃木県のイチゴ『とちおとめ』の後継品種のブランド名は『スカイベリー』　- 過去の記事
上の記事を書いた当時、名前は新イチゴの『スカイベリー』より、県の名前が入った旧イチゴの『とちおとめ』の方がセンスが良かったなと思っていたのですが、『スカイベリー』という名前も何度も聞くうちにスッカリ慣れて違和感が無くなりました。

また名前といえば、スカイベリーの海外展開が好調だそうですが、『スカイベリー(Skyberry)』という海外ウケしそうな名前が貢献したのかもしれません。
→ スカイベリー　狙え世界一 : 地域 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）　

物流業「ユーユーワールド」（宇都宮市）は１月末にマレーシアへ輸出。現地の高級スーパーでフレシェル入り１粒１６００円で販売したところ、すぐに完売した。今後、アジアや欧州各国へ輸出する予定だ。

栃木県産などの先入観的な要素を除いて『スカイベリー(Skyberry)』だけで考えると、「天空で採れる魔法のイチゴ」みたいなファンタジー作品で出てきそうなイメージがあります。


後、公式のロゴも海外での好調に貢献しているのかもしれません。
→ 三ツ星いちご「スカイベリー」公式サイト - ベリーおおきい、ベリーきれい、ベリーおいしい　- JA公式PRサイト
 

これ！ゼルダの伝説ファンならピンとくると思いますが、ロゴの中にトライフォースが入っています。
ロゴのデザイナーが狙ったのかどうかは分かりませんが、海外にゼルダファンは非常に多いので、海外展開においてこのロゴは絶大な効果を発揮しているのでは？と個人的には思いました。
(ゼルダの伝説のシリーズに『スカイウォードソード』もありますしね。)

という訳で、スカイベリーについて書きたかった事はここまで。
次に食べる時は、他のイチゴと食べ比べをしてみたいなと考え中です。

最終更新日：2018/12/03