繁殖力旺盛なヨモギ(斑入り)を約1年がかりで撤去

2014年5月に庭の畑に植えた『斑入りヨモギ』、これがたった1年で広範囲に繁殖する様子を見せた事から、2015年4月に撤去する事にしました。

この撤去が思ったよりも大変で、最終的な撤去まで約1年かかってしまいました。
今回は、その記録を書いておきたいと思います。

■2014年5月04日

まずは去年5月、植え付け当時の写真から。
背丈は約15cm位。まだこの頃は斑入りの葉が綺麗な観賞植物です。

■2014年8月31日

植え付けから4ヶ月経ち、約2mの大きさに成長しました。
こうなると只の雑草で特に使い道も無く、正直かなり邪魔です。


■2015年03月18日

翌年2015年3月に出てきた新芽、約1m四方を撮影した写真です。
(※写真には2014年に大成長したヨモギ本体は写っていません。)
根茎で広がった範囲は約3m四方になり、脅威に感じたので撤去する事に決めました。

◆ 撤去開始

■2015年04月04日
数時間かけて慎重にヨモギの根を掘り上げました。
根は少しでも残すとそこから新芽を出すので、出来るだけ丁寧に取り出す様にしたのですが、どうしても先端が切れてしまい、根が土の中に結構残ってしまいました。


処分の為、約一週間乾燥させた本体と根はこちらです。
比較対象が写っていないのでサイズ感が分かりにくいですが、根の長さは1.3mくらいあります。


畑のヨモギは全て撤去しましたが、ヨモギを薬草として利用したいという気持ちは残っていたので、大きな植木鉢を購入してそこに植え付けることにしました。


■2015年05月10日

鉢植えのヨモギは、1ヶ月で1m程度まで大きく成長しました。


成長したヨモギをガッツリと根元付近まで強剪定。
収穫したヨモギはお風呂に入れてヨモギ風呂として楽しみました。


■2015年07月27日
畑で撤去しそこねた根茎から生えてくるヨモギの新芽を時々発見しては回収して処分していたのですが、ある日、困ったものを発見しました。


通常のヨモギです。
根茎から増えるヨモギはクローンなので、枝変わりや先祖返りをしない限りは斑が入っているハズですがこれは違います。
生えてきた区域も斑入りヨモギを植え付けた区域からは離れていた事から、残った根から生えてきた個体とも考えにくく、秋に出来た種から生まれたヨモギの子孫の可能性が高いです。
また、家の敷地内や近所でヨモギが生えているのを見た事が無いので、高い確率で私が植えたヨモギから生まれた個体だと考えられました。

ヨモギは薬草として利用される反面、その繁殖力と成長時の大きさからご近所トラブルになりかねない厄介な雑草でもあります。
やらかしたか？と顔をしかめつつ、家の周辺を確認。
周辺にヨモギが生えていない事を確認してホッとしました。

この通常のヨモギも回収して処分。
以降、畑にヨモギが生えてこない事を確認して撤去は完了と思われました。


■2016年02月13日
暖冬となった2015～2016年の冬。
暖い陽気の中、庭で園芸作業を始めていると、とある一角に見慣れた新芽を発見。


通常ヨモギの新芽でした。
生えてきたのは去年通常ヨモギがあった区域なので、どうやら去年取りそこねた根から生えてきたか、後から生えた小さい芽があったと考えられます。

この芽も回収して処分。
4月と8月にもう一度確認して何処にも生えてきていなければ今度こそ撤去完了です。


気楽に畑に植えてしまった斑入りヨモギでしたが、増えだしたヨモギを完全撤去するのは大変でした。
ご近所トラブルに発展したり、撤去に手間がかからない様、これからヨモギを庭や畑に植えようとしている皆様は気をつけて下さい。


追記：

4月3日に園芸作業をしていたら、2月に通常ヨモギが生えてきた一角に、また通常ヨモギが生えてきている事に気付きました。
やっぱりか！という感じですが、今度こそ完全撤去できたかもしれません。


※2016/04/05：追記

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