便利グッズ『ユニプルグ』と『楽に抜けるアダプター』を比較レビュー

コンセントから電源プラグを抜けやすくする便利グッズ
API 『ユニプルグ』と、ELPA 『楽に抜けるアダプター』の比較レビューをしたいと思います。

→ ものづくり支援サイト | 有限会社　エイ.ピー.アイ 「ユニプルグ」

こちらは、APIの『ユニプルグ』。(市場価格：3個入り980円、1個入り480円程度)
意匠登録済み・2003年グッドデザイン賞受賞の、元祖？楽ちんプラグアタッチメントです。

ちなみに、同じ形のプラグアタッチメントには、2001年に発売されたAudio-technicaの『エコプルグ』がありました。(恐らくはユニプルグのOEM)
エコプルグは全国の家電量販店で販売されていましたが、2008年に製造が終了しています。


こちらはAPIのELPA 『楽に抜けるアダプター』。(市場価格：3個入り700円、1個240円程度)
ユニプルグに意匠権がある為だと思われますが、ユニプルグとは違う向きにレバーが付いている商品となります。

◆類似品

今回は購入していませんが、他にも類似のプラグアタッチメントはあります。



旭電機化成の『らくらくプラグ』 ARR-10(市場価格：680円程度、販売終了？)。


同じく旭電機化成の『スマイルキッズ(SMILE KIDS) らくらくプラグII』 ARR-20T(市場価格：3個入り1,300円程度)。

 
他には上の『ヤザワ レバー付アダプタ2P』（1個口） SHLP1501WH(市場価格：340円程度)もあります。
ヤザワレバーは、ユニプルグとデザインが似ていますね・・・意匠的にはどうなのでしょうか。

※追記：2013年～2014頃からダイソーで販売されている同種製品のレビューは以下です。
→ ダイソーの『らくらく抜ける電源プラグアダプター』を比較レビュー

▼レビュー

結論としては、どちらも使用感に大差はありません。定格は15A・125V・1500Wで同じで、使う指の力も同じ程度です。
大きな違いといえば、デザインと、レバーの方向の違いだけとなります。




『楽に抜けるアダプター』は上下につまんで外し、ユニプルグは左右につまんで外します。
テコの原理を使ってプラグを持ち上げる為、プラグが楽に抜けるという理屈です。


元々、プラグの抜き差しを目的としたプラグアタッチメントだからなのか、どちらの商品もプラグの根本にトラッキング防止用の皮膜はありません。
ただし、一応、『楽に抜けるアダプター』の黒い部分は熱に強い素材となっている様です。


また、『楽に抜けるアダプター』の場合、縦に連なるコンセントでレバーが指にぶつかって邪魔になりますが、上の写真の様に上下逆さまに設置すれば2口まで対処出来ます。
コンセントが2口以上の場合はレバーが指にぶつかって邪魔ですが、[ ll  ll  ll  ll ]と連なる場合は、『楽に抜けるアダプター』を使い、[ = = = = ]と連なる場合は『ユニプルグ』を使えば快適です。


■取り付けてみて便利だった機器

• ドライヤー
• アイロン
• 電動ドリル
• ハンダごて
• HDD用電源アダプタ
• ノートパソコンの電源アダプタ
• ワットチェッカー

やはり、安全性の為、使った後にプラグを外しておく必要がある家電機器や、使った後に工具入れに片付ける事をする電気工具、モバイル機器の電源アダプタに取り付けて置くと便利です。

■取り付けてみてイマイチだった機器

• 掃除機
• IH調理器
• 電気ポット

掃除機は、ケーブルを自動巻き取りした時にプラグアタッチメントが出っ張ってしまい、掃除機を立てた時に上手く立たなくなってしまう事が分かり使用に支障がありました。
IH調理器・電気ポットはケーブルの脱着が機器側なのでプラグアタッチメントの出番はありませんでした。

◆まとめ

まず、ダイソーの100円プラグアタッチメントを購入して、便利に使える事を確かめてから、バネ入りのプラグアタッチメントを購入すると良いと思います。
100円の物と比べると他の物は高く感じますが、バネ入りだと脱着の気持ち良さが全然違います。

性能的にはどれも変わらないので、デザインとコンセントの向きで使い分ければOKです。


※2016/11/09：最終更新