年末に備えてWD Red WD30EFRX(3TB)を購入。レビュー

年末のTV特番ラッシュに備えて、HDDを購入しました。
購入したのは、Western DigitalのWD Redシリーズ3TBモデル『WD30EFRX - 68EUZN0』です。

いつもはWD Greenシリーズを選んでいたのですが、去年購入したWD Green 2TBモデル2台に、代替処理セクタがちょっと出てきてしまったので、今回はWD Greenシリーズよりも割高ながら高耐久で人気の、WD Redシリーズを選択する事にしました。


取り敢えず重量測定。
重量は629gで中々重いですが、プラッタ数と容量が同じ(1TB、3プラッタ構成)と考えられる前回購入した3TBのWD Green 『WD30EZRX』636gよりも若干軽くなっていました。
WD Redのスペックシートだと635gになっているので、初期型と何かが変わったのかもしれません。

■ スペック

→ WD Red - 公式サイトページ

インターフェース：SATA 6Gb/s
フォームファクタ：3.5インチ
キャシュ：64MB
回転速度：不明(※巷の情報では基本値5400rpmの可変速)
消費電力：(読取り/書込み:4.4W、アイドル:4.1W、スタンバイ/スリープ:0.6W)
平均動作音：(アイドル:23dBA、シークモード:24dBA)

ショック：(オペレーティング・ショック（読取り）：65G, 2 ms
　　　　　 ノンオペレーティング・ショック：250G, 2 ms)
動作音：(アイドル・モード    23 dBA (平均)、シーク・モード0    24 dBA (平均))
温度 ：( 動作時(通電時）：-0°C から 70°C まで、非動作時（保管時）：-40°C から 70°C まで)
湿度：(動作時(通電時）：5～95% RH 結露無きこと)
振動：(動作時(通電時）：0.004 g^(2)/Hz (10 ～ 300 Hz)
　　　 非動作時（保管時）：0.05 g^(2)/Hz (10 ～ 300 Hz)
　　　 稼動時(直線)：20-300 Hz、0.75G（0 ～ピーク）)


購入したHDDの製造国は、タイ(Thailand)で、製造日は2013/10/26でした。

■ 初期不良チェックとS.M.A.R.T値

初期不良が無いかチェックしました。

CrystalDiskInfoで調べたS.M.A.R.T.値に問題は無し。
HDD Tune(フリー版)の完全エラースキャン(不良セクタスキャン)も、オールグリーンで問題無し。
短いですが、約24時間のロードテストも何事も無く、また、HDDに耳を近付けても異音は無い事を確認しました。

このシリーズのHDDの話ではありませんが、以前、異音がする初期不良品を引いた事があるので、一通りのチェックが無事に終了するまで毎回心臓に悪いです。

■ ベンチマーク

CrystalDiskMarkでデータを取ってみました。
比較対象は、WD Green『WD30EZRX-00DC0B0』です。
また、計測に使ったPC環境は以下となっています。(※簡略)

OS：Windows8 Pro 64bit
CPU：Intel Corei7-870（2.93Ghz）
マザーボード：ASUS P7H55-M(SATA3Gb/s)


左が今回のWD30EFRX、右が比較用のWD Green WD30EZRXです。
WD30EFRXは、Sequential Readが149.7MB/sで、WD30EZRXよりも速度が遅くなりました。
この2つのHDDは、プラッタ数と容量・回転数が同じだと考えられるので、もしかすると、WD EFRXの方は安全性を高める為に回転数を若干落としてる為、速度が落ちる形になって現れたのかもしれません。
(※coneco.netでレビュー情報を色々と見ましたが、この速度はおかしくないようです。)

まあ、Sequential Readが約150MB/s出ていればTVのデータ保存用途としては十分なので、問題は無いでしょう。

■まとめ

値段はWD Greenシリーズと比べて割高ですが、常時起動させておく必要のあるNAS用途として売られている商品なので、安心感を買えると考えれば、値段以上の価値があるHDDだなと思います。

転送速度も申し分無い事が分かったので、今後は購入していくHDDをWD Redシリーズに変えていく予定です。



※2014/11/23：最終更新

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