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Home > ブログ > レビュー - PCパーツレビュー > 容量3TBで1TBプラッタなWD30EZRXを購入・レビュー

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久しぶりにHDDを購入しました。
購入したのは、Western Digital(以下:WD)の3TB HDD『WD30EZRX-00DC0B0』で、一般向け静音モデル『WD Greenシリーズ』に属する商品です。
初期不良チェックと2日間のロードテストが無事終わったので、このHDDをレビューしていきたいと思います。

blog20130815_wd30ezrx_IMG_7828_mini800px.jpg
製品写真です。
ラベルから分かった事は、製造国がタイで、製造日は2013年6月5日という事でした。
また、以前の『WD Caviar Green』シリーズは『WD Green』シリーズに名称が変わった様です。

WD30EZRXの他の主なスペックは以下になります。

■スペック
WD Green - 公式スペックシートHTML
WD Green 2879-771438.pdf - 公式スペックシートPDF
※スペックシートは初期プラッタモデルのまま変わっていない可能性が有るので、転送レート・消費電力・平均動作音は参考値と考えた方が良さそうです。

インターフェース:SATA 6Gb/s
フォームファクタ:3.5インチ
データ転送レート(最大):145 MB/s
キャシュ:64MB
回転速度:不明(※巷の情報では基本値5400rpmの可変速)
消費電力:(平均消費電力:6W、アイドル:5.5W、スタンバイ/スリープ:0.8W)
平均動作音:(アイドル:24dBA、パフォーマンスシークモード:29dBA、静音シークモード:25dBA)

では、レビューに移ります。
blog20130815_wd30ezrx_IMG_7839_mini800px.jpg
まず、重さを測ってみた所、実測で約636gでした。
初期モデルは1プラッタが750GBでプラッタが4枚構成でしたが、このモデルは1プラッタ1TB構成になった事で3枚に減っています。
750GBモデルは持っていないのでネットの情報になりますが、情報によるとプラッタの減少で約47g程減っているそうです。


■HDDとS.M.A.R.T.情報
CrystalDiskInfoで、HDD情報とS.M.A.R.T.情報を取得してみました。
比較対象は、WD Caviar Greenシリーズの時の1TBモデル『WD10EADS-00L5B1』(334GBプラッタ仕様)です。

blog20130815_wd30ezrx_WS015181.PNG  blog20130815_wd30ezrx_WS015180.PNG
この2つのHDDだと、対応転送モードがSATA/600と300で違う事と、対応規格が違う事が主な相違点ですが、もう1つ、AAMという機能がWD30EZRXでは削られている事が分かりました。

AAMについて知らなかったので何の事かと調べた所、AAMというのは(Automatic Acoustic Management)の略で、自動騒音管理機能の事でした。
この機能は、文字通りHDDの騒音を制御する機能で、シーク音を低減する効果がある様です。
設定自体はCrystalDiskInfoから設定でき、「機能」メニューから「上級者向け機能」→「AAM/APM設定」で静穏側にスライダーを割り振り有効を選択、次に「自動的に AAM/APM 設定を適用する」にチェックを入れる事で使うことが出来ます。
上級者向け機能 - ヘルプ

(試しに使ってみた所、シーク音は小さくなりましたが、体感でHDDのアクセスパフォーマンスが落ちた様に感じました。大きな問題は無いと思いますが、アクセスパフォーマンスが必要な場合は使わない方が良いかなと思います。尚、機能を使ってもベンチマークの転送速度は落ちませんでした。)

AAMは近年のWD HDDから削除されている様ですが、何故削除されたのかは、よく判りません。


■ベンチマーク
CrystalDiskMarkでベンチマークデータを取ってみました。
比較対象としては、『WD10EADS-00L5B1』(334GBプラッタ仕様)を用意。
計測対象のパーティションはフォーマットしてから計測しています。

また、計測に使うPC環境は以下です。(※簡略)

OS:Windows7 Pro 64bit ← Windows8 Pro 64bit ※間違えていたので修正
CPU:Intel Corei7-870(2.93Ghz)
マザーボード:ASUS P7H55-M(SATA3Gb/s)

WD30EZRXはSATA6Gb/sに対応していますが、うちのマザーボードは古いので、SATAはSATA2.0の3Gb/s(300MB/s)で接続しています。
但し、結論から言ってしまうと、接続はSATA3Gb/sで十分な様です。(※coneco.netの情報より)


blog20130815_wd30ezrx_WS015183.PNG blog20130815_wd30ezrx_WS015187.PNG
上の画像がベンチマークの結果ですが、WD30EZRXは、Sequential Read/Writeが160MB/sを超える結果となりました。
情報によると、以前の750GBプラッタ構成の時は120~130MB/sだった様なので、かなり早くなっている模様です。
この数値は比較対象のWD10EADSと比べても約1.7倍程早く、TV録画データなど大きなデータ転送が早く終わる事が期待できるでしょう。

ちなみに、WDや他社の3TBモデルで回転数が7200rpmの物は、Sequential Read/Writeが180~190MB/sになる様ですが、WD GreenシリーズのMAX回転速度は5400rpmと言われているので、7200rpmとの回転速度の差を考えると妥当な速度かなと思います。
まあ、回転数が違うモデルは需要層が違うので、多くは語りません。

Random Read/Write 4kは、QD=1とQD=32のどちら共、WD10EADSと変わらない結果になりました。
違いが無さ過ぎて残念ですが、HDDの特性上、何らかのブレイクスルーが無い限りはRandom Read/Write 4kが早くなる事は難しいです。
と、いうワケで、細かいデータを書き込む事の多い場面は、相変わらずSSDの方が適しているという事になります。


これでレビューは終わりです。
後で、前に購入したWD REDのHDDもレビューしたいと思います。




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